パコと魔法の絵本
サダヲ最高~!
相変わらずの濃ゆ〜い芝居が最高に笑えます。
とある病院でのお話。そこに集う人々は少し、いやとても変な人たちだった。中でも大貫(役所広司)は病院中の嫌われ者。口癖は「お前が私を知っているだけで腹が立つ!」しかしそんな大貫に親しげに話しかける少女がいた。パコ(アヤカ・ウィルソン)だ。パコは事故で両親を亡くし、自分も事故の影響で1日しか記憶を保てないのだった。毎日必ず自分の誕生日だと言っては同じ絵本を読むパコ。そんなパコを大貫は勘違いで殴り倒してしまう。
しかし翌日。相変わらず何事もなかったかのように、自分の誕生日だといっていつもの絵本を読み始めるパコ。大貫がその手をパコの頬にあてると・・・「おじさん、昨日もパコのほっぺに手をあてたよね?」大貫は次第にパコの心に自分を、何かを残してあげたいと思うようになる。そこで大貫は、病院のイベントでパコがいつも読んでいる絵本「ガマ王子とザリガニ魔人」をお芝居にしようと思いつく。とても変な病院の住人達が繰り広げるとても変なお芝居とは一体・・・。
とても笑えます。とても優しい気持ちになれます。そして、とても泣けます。面白かった!1日しか記憶がもたないパコに何かを残してあげたいと、大の大人が一生懸命に演じる劇中劇。馬鹿馬鹿しいはずが、何故かグイグイ引き込まれてしまいます。みんなパコのことが大好きなんです。で、観ている私たちもパコのことが大好きになります。時折入ってくるギャグはたいてい阿部サダヲさん絡みなんですが、これがまたホントおかしくてw
この作品は邦画ではあまり御目にかかれないCGキャラクターと実写の組み合わさった作品。ハリウッドでは割りとよく見かける手法ですが、ただそれはあくまでもキャラクターは一人の演者として存在していますよね。しかしこの作品では登場人物がある時はCGに、ある時は実写にと場面で変化します。すなわちパコの目線でストーリーが進んでいる時にはCGで表現しています。これは結構斬新に感じました。
劇中、病院の待合室のシーンや、また他にも撮り方が何だか舞台演劇みたいな感じだなぁと思って観ていたのですが、実は原作の後藤ひろひとさんは舞台作家の方でした。原作のイメージを大切に撮影するとこうなるのかもしれません。もっとも、役所さんはじめ、舞台俳優さんが多いキャスティングはそもそも狙いなのかなw
ともあれ誰でも楽しめる一押しの映画です。
個人的オススメ度
(だから最近邦画が元気イイんだって!)
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