ぼくたちと駐在さんの７００日戦争

昨日観た『リアル鬼ごっこ』にも出演していた石田卓也くんが出ている作品です。主演は市原隼人くんと佐々木蔵之介さん。市原くんといえばＴＢＳ系ドラマ『ROOKIES』が最近では大人気でした。私は個人的に佐々木蔵之介さんのファンでもあり、結構楽しみにしていた一作です。監督の塚本さんは人気のある連続ドラマを多数制作しており、どちらかといえばドラマ監督。やっぱり作風もテレビドラマ風になるんでしょうか。

>>『ぼくたちと駐在さんの７００日戦争』公式サイト

ほんじゃ感想。

なんつーばかばかしさ！（爆）

物語の舞台は１９７９年。とある田舎町にイタズラ大好きな７人の高校生がいた。リーダー格でいつもイタズラを思いつくママチャリ（市原隼人）、喧嘩っぱやいツッパリの西条（石田卓也）、いつも甚平姿の孝昭（加治将樹）、仲間内では一番マトモ？なグレート井上（賀来賢人）、肉屋の息子でデブの千葉くん（脇知弘）、女装をさせると正に美少女・ジェミー（冨浦智嗣）、２年ダブって免許ももってる辻村さん（小柳友）たちだ。

ある日このイタズラ７人組に天敵が現れる。新しく赴任した駐在さん（佐々木蔵之介）だ。なんとこの駐在さん、公務員でありながらママチャリたちのイタズラに仕返ししてくるという超大人気ないツワモノ。美人の奥さんがいることに対する嫉妬心もあいまって、ここに駐在さんとの戦争の火蓋が切って落とされたのだった。一進一退の攻防を繰り広げる毎日。

ところがそんなある日仲間の西条が事故って入院してしまう。西条が入院した病院には重病をわずらった少女・ミカちゃんがいた。彼女に手術を受けさせるためにママチャリたちが立ち上がる。しかしその前に立ちはだかるのは無論この男・駐在さんだった・・・。

いや、あまりのばかばかしさに思わず笑ってしまう作品です。純粋に楽しかった！駐在さん相手に仕掛けるイタズラの数々は相当ばかばかしいものもあれば、これは俺も一度やってみたかった！なんてのもあり観ていて普通に面白いです。結局は捕まって駐在所に連れて行かれちゃうんですが、そこでの駐在さんとの掛け合いがまた最高ｗ

ミカちゃんのために立ち上がったママチャリたちの大作戦は最終的には成功するんですが、仲間の暖かさが伝わってくるちょっといいエピソードです。１９７９年の田舎町という舞台設定ですが、実際私はその当時田舎町に住んでいましたから雰囲気的に凄く馴染めました。（高校生ではなく小学生でしたけど。）

それにしても佐々木さん。いい味出してますねぇ。シリアスな役でも、今回のようなコメディタッチな役でもどちらでも自然にこなせる貴重な俳優さんだと思います。是非家族で観て貰って、みんなで笑って欲しい作品だと思いました。ちなみに、この作品はネット小説で現在進行形。可能であれば続編も期待したいところです。

個人的オススメ度