私がクマにキレた理由
ではでは感想。
「キッカケはダジャレ?」
優秀な成績で大学を卒業したアニー・ブラドック(スカーレット・ヨハンソン)は、一流会社の入社面接でされた質問「あなたはどんな人?」に答えられなかった。ショックで公園のベンチに佇んでいると、目の前で子供が事故に遭いそうになり、それを助ける。子供の母親はアニーのことをナニー(子守)と勘違いし、ウチで働くように誘うのだった。
とりあえずやりたいことも見つからないアニーはその母親・ミセスXの家でナニーとして働くことにした。楽勝かと思っていたナニーの仕事は予想に反して大変な重労働。一人息子のグレイヤーはわがままだし、母親は子供の面倒は一切見ない。おまけに旦那のミスターXは不倫中。
しかしグレイヤーと打ち解けていくに従い、アニーは彼の寂しさに気付き、彼に愛情を抱くようになるのだった。とはいえ24時間拘束で一家の世話をするのは大変。そんなアニーの前にハーバード大学のイケメンが現われた。ナニーにデートは禁物。しかし優しい彼に次第に惹かれていくアニー。
そんなある日アニーは、ミセスXがナニーを監視するためのナニー・カメラを設置したことを聞いてしまった。カメラを探し回るアニー。果たしてカメラはクマのぬいぐるみに仕掛けられていた。キレたアニーはカメラに向かって溜りに溜まったホンネをぶつける。アニーの叫びは届くのか?
単純に面白かった!が、いくら23:45からのレイトショーとはいえ、お客が私を含めて5人ってのはどうなのよ・・・。劇場の人が何回も数えている風だったけども、5人は5人でもはや間違えようもない訳で・・・(苦笑)。ちなみに原題は「The Nanny Diaries」つまり、子守の日記。さすがにこれじゃインパクトのかけらもないので、邦題の「私がクマにキレた理由」はそれなりいいとは思う。
もっともストーリーの最初にアニーの台詞として出てくるフレーズなんですけどね。もっと言えば、物語の最後でアニーがクマのぬいぐるみにキレてるというモロタイトルなシーンがあります。ちょっとチープな感じは否めないかなぁ。アニーとナニーの勘違いってのもダジャレだし。(笑)
でも個人的にはこういう映画大好きです。実際のスカーレット・ヨハンソンは当然ながら超セレブな訳ですが、劇中では庶民の設定。これがまた野暮ったい服着てるんです。就活用のスーツとかソックスとか田舎の女の子が着てるのみたいでしたし。他には序盤、ハーバードの彼にアクシデントで下着を見せてしまうシーンがあるんですが、これまたピンクの安っぽい下着だったり。
でもそこらへんの妙なアンバランスさ、ミスマッチも結構いいんですよねぇ。ただ単にスカーレット・ヨハンソンが好きだからかもしれないですが。(笑)ストーリーはよくまとまっています。アニーは大学の副専攻が人類学なんですが、最初ナニーをするにあたって自分の中で上流階級の人間観察をするためという理由付けをします。
つまり「子守の人間観察=子守の日記」ということなわけで、映画そのものはその人間観察日記を私たちに見せてくれたというシチュエーションになっています。ちなみにスカーレット・ヨハンソンは、今月末に『ブーリン家の姉妹』というナタリー・ポートマンとの共演作品が公開されます。こちらは打って変わって16世紀のイングランド王室のお話。
大好きな女優さん2人の共演とあって、絶対に観に行くつもりですが、その前にこの作品も是非一見の価値ありです。フランクに楽しめます。
個人的オススメ度(ホントに個人的かも・・・)
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