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2008年10月 5日 (日)

容疑者χの献身

Galileoいやはや今週は大変でした。この映画を観る為に週半ばからテレビドラマ版『ガリレオ』を全てレンタルして観きった後、土曜夜の『ガリレオ 第0章』を観て、レイトショーの最終回で本作を観るという・・・。完全に『ガリレオ』ウィークだったのでした。しかしフジテレビはこういったメディア展開が非常に上手いですね。DS用のゲームも出来たみたいだし。恐らく『踊る大捜査線』に代わってフジの主力コンテンツになっていくのではないでしょうか。

>>『容疑者χの献身』公式サイト

んでは感想。

「実に面白い。」(一言でいったら当然・・・)

花岡靖子(松雪泰子)は元ホステス、今は弁当屋を営み一人娘を育てていた。ある日靖子のアパートに別れた夫・富樫慎二が訪れる。靖子は口論の末、娘と二人で富樫を殺してしまう。途方に暮れる母娘の前に現われたのは湯川学(福山雅治)が“本物の天才”だと評する石神哲哉(堤真一)だった。

富樫の遺体は顔がつぶされ、指紋は焼かれ、全裸の状態で発見された。貝塚北警察署には捜査本部が設置され、内海薫(柴咲コウ)や草薙俊平(北村一輝)は捜査にあたることになる。内海や草薙は例によって湯川の助言を求めるが、友人の石神が関わっていることを知ると、捜査協力を拒否する。

石神の手のひらで踊らされる警察。湯川は“個人的な興味”と称して事件を調べ始める。天才物理学者vs天才数学者、どちらに軍配が上がるのか・・・。

第0章も含めたテレビドラマ版とは若干構成が異なる作りになっています。テレビドラマ版では湯川が科学の力を駆使して事件を解決していく様が痛快に描かれていて、我々視聴者も最後まで結末が解りません。しかし、映画では観ている我々に犯人が最初から解っています。

従って、正に二人の天才、湯川vs石神の知恵比べがこの映画の見所となります。また、今まではあまり、というか殆ど人間関係や情の部分で湯川はとことん論理的、悪く言えばドライに描かれていた訳ですが、今回はとても人間味あふれる描き方をされています。

元々テレビ版では湯川は仮説を実験により実証する物理学的なアプローチをしていましたが、今回は実証は全く無く、完全に推理のみ。そこの部分に違和感を覚える方もいるかもしれません。個人的には実験を通して実証する部分こそが、『ガリレオ』が他の探偵モノドラマとは違う特徴だと思っていたので、少し残念なきもしました。

とはいえ、福山さん、堤さん、柴咲さん、松雪さんと人気・実力ともに備えた素晴らしい俳優さんたちの演技力は相変わらず素晴らしく、最後まで飽きることなく観ることが出来る一作でした。あと、余談ですが第0章では学生時代の湯川が登場しますが、ほんの1シーンだけ石神も登場しています。このあたり、上手いこと関連性をもたせたこだわりの演出がニクイです。フジテレビってこういうことやらせるとホント上手いですねぇ。(笑)

個人的オススメ度Star4_4(テレビ版は観て行った方がイイYO)

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