88ミニッツ
アル・パチーノ主演最新作。タイトルは88ミニッツだが、実際の上映時間はそれよりはちょっと長めです。タイトルの意味は主人公が「88分後に死ぬ」という脅迫を受けるため。タイトルの由来としては割とありがちですね。
>>『88ミニッツ』公式サイト
アル・パチーノ故に・・・。
シアトルで若い女性が次々と猟奇的な殺され方をする事件が起こった。奇跡的に助かった女性とFBI異常犯罪分析医、ジャック・グラム(アル・パチーノ)の証言により被告、ジョン・フォースター(ニール・マクドノー)に死刑判決がでた。それから9年後・・・。
フォースターの死刑執行の日、フォースターと同じ手口でまた若い女性が殺された。なんと殺された女性は大学でのジャックの教え子だった。調査を開始するジャック。しかしその時彼の携帯電話が鳴った。「お前は88分後に死ぬ。チクタク・・・」
しかも教え子の部屋からはジャックの指紋やDNAが発見される。脅迫の被害者から一転容疑者にされたジャック。捜査線上に浮かんできたのはジャックを取り巻く美女たちだった。事務所の秘書・シェリー、大学の助手・キム、学生部長のキャロル、教え子のローレン、一夜の肉体関係を結んだサラ・・・犯人はこの中にいる!
アル・パチーノの主演最新作ですが、文字通り全てのストーリーは彼を中心に展開していきます。既に予告の段階で“88分後に死ぬ”と脅迫を受けたジャックがその時間内に事件を解決し、しかも犯人は彼を取り巻く女性の中にいると宣言しちゃってますんで、後は誰が犯人でその動機と手口が何なのかを予想するだけですね。
正直言って最後の最後まで犯人は全く解りませんでした。普通この手の作品は意外と途中で推測がついちゃうもんなんですが、この作品は本当に解りませんでしたね。単に私が鈍いだけなのかもしれませんが・・・。(笑)ここでちょっとでも何かを書いてしまうと、犯人バレバレになる恐れがあるんで一切控えたいと思います。
先にも書いた通り、もう犯人の範囲は決まっちゃってますんで、推測ついちゃうと全く観る意味がなくなってしまいますから・・・。ただなぁ・・・ちょっと、いややめとこう・・・。
それと一応“88分”にも意味があります。ジャックが28歳の時に幼い妹は殺されたんですが、その犯人が(妹が死ぬまでに)88分間かかったと告白したんですね。つまり88分間かけて殺したと。で、なんでそんなことをココに書いているか。ストーリーとどう関係があるのか全く解らないからです。(笑)というか、ストーリーの展開上全く重要性のないエピソードになってしまっています・・・。
サスペンスものとして最後まで観客を引っ張ってはいますが、正直深みが全く感じられずどうも上滑り気味な作品でした。名優アル・パチーノが主演だからこそ成立してますが、そこまで行かない俳優が主演だったら完全な駄作になる恐れすらあったかも。
個人的オススメ度(アル・パチーノで★1つ・・・)
| 固定リンク
最近のコメント