ドラゴン・キングダム
ジャッキー・チェンとジェット・リーの夢の競演。R35世代にはもう堪らない一作です。ジェットに至っては未だにリー・リン・チェンという名前の方が通りがいいんですけども。孫悟空をテーマにしたチャイニーズアクションファンタジーとでも言うべき作品。ともかく2人のアクションシーンに注目!
>>『ドラゴン・キングダム』公式サイト
世界最高峰のカンフーアクション
ジェイソン(マイケル・アンガラーノ)はカンフーオタクの転校生。暇を見つけてはチャイナタウンのホップの店を訪れていた。ある日学校の不良たちがジェイソンに目をつけ、強盗をするためにホップの店に案内させる。ホップは撃たれるがジェイソンに如意棒を持ち主に返すように言い残した。棒を持って逃げるジェイソン、しかし屋上に追い詰められてしまう。
その時、如意棒の不思議な力で屋上から突き落とされ・・・気がつくとそこは大昔の中国だった。村でジェイド将軍(コリン・チョウ)の兵士に襲われたところをルー・ヤン(ジャッキー・チェン)に助けられるジェイソン。更に酒場で襲われた時にスパロウ(リュウ・イーフェイ)を仲間に加え、3人は如意棒を返すために旅立つことに。返す相手はもちろん孫悟空だ。
途中、如意棒を返す使命を帯びた者をずっと探し続けているという僧(ジェット・リー)と出会い彼も加えた4人は五行山へと向かうのだった。旅の途中、ジェイソンはルーと僧の2人を師としカンフーの修行を始める。そんな一行に襲い掛かる白髪魔女(リー・ビンビン)、彼女もまたジェイド将軍の手下で、彼女のせいでルーは瀕死の重傷を負ってしまうのだった。
彼を助けるためにジェイド将軍の下へと赴くジェイソン。果たして無事如意棒は孫悟空のもとに戻るのか!
劇場で観なかったことを後悔しました。ストーリーはさておき、ジャッキーとジェットの2人のカンフーアクションは現在世界最高じゃないでしょうか。とてつもなくカッコイイです。あぁ、このシーンをスクリーンで観たかったなぁ・・・。
しかもジャッキー扮するルーが酔拳を使うんですよ?!ジャッキーと酔拳と聞いたらR35世代はもうそれだけで堪らないものがあります。ジェットの蟷螂拳の構えも最高!あの名作『少林寺』を彷彿とさせます。正直このシーンが観れただけで半分以上満足してます、個人的には。(笑)
さてこの映画、あまり無いタイプの作品、チャイニーズアクションファンタジーとでもいうべき作品です。孫悟空の存在自体フィクションですが、こういう形で孫悟空を使った作品は初めて観ました。また、カンフーというとマトリックスに代表されるように、最近では拳法というよりは戦うための体術の一つとして映画に登場するのが主流です。ですが、本作はもともと舞台が中国ですからカンフーを使うこと自体が凄く自然なんですね。
ストーリーの流れは自体は単純で、要は現代のアメリカ人が如意棒を返すために昔の中国(ただし現実ではない。)に飛ばされ、仲間と共に旅をして・・・ってことなので、子供でも解りやすいと思います。中国の、アジアの物語をテーマとしたファンタジーというのは、今まであまり無かったジャンルだと思いますので、今後こういった作品が増えてくると面白いかも。
個人的オススメ度(とにかく主演2人のアクションを見て!)
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