アフタースクール
大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子と実力派俳優が揃って共演。女性陣に比べると男性陣は弱冠地味目な感じはするものの、ある意味本当の役者さんたちが揃った作品は見応えがあるもの。まぁ、地味っていってもそれぞれ相当にキャラはたってますけど・・・。
>>『アフタースクール』公式サイト
見ているけど、観ていない。
中学校の教師をしている神野(大泉洋)と木村(堺雅人)は中学校時代からの親友だ。木村の妻はもうすぐ子供が産まれる。ある日木村は、会社の同僚に木村と女がホテルに入っていく写真を撮られる。これが原因でとんでもない事件へと発展していくのだった。
一方、神野のもとには、中学校の同級生を名乗る探偵(佐々木蔵之介)が訪れていた、彼は木村の上司から依頼を受けて木村を探していた。なぜか探偵の手足となって木村捜索をするはめになる神野、捜索を進めていくと、どうやら木村はヤクザの女に手を出し逃げているらしい。
そして2人はどうやら木村と女が潜んでいると思わしきマンションにたどり着く。知りたくもない親友の一面を知ってしまった神野はショックを受け、その場を立ち去るのだった。こうして事件は一件落着・・・ではなかった!この後更にとんでもない展開が!
本作のキャッチコピー『甘く見てるとダマされちゃいますよ』これに尽きます。正直言って、いくら実力派の俳優陣とはいえ、途中までははそう面白くも無いお話だったんです。が、「うへっ?なに?えぇぇぇぇ?!」ってな展開がありまして・・・、そこからはめちゃくちゃ引き込まれました。文句なく面白い!
人間て観ているようで観ていないんですね。盲点とは正にこのことなんでしょうが、後から考えると“誰もそんなこといってないじゃん”てことなんですよ。この部分はストーリーの肝なんで、書いてしまうと本作を観る意味がなくなってしまいますから、詳しくは書けません。(笑)
そう、それと本作のタイトル『アフタースクール』、文字通り「放課後」って意味ですが、これも最後で意味が判ります。もちろん大泉洋扮する神野が自分が卒業した中学校の教師をしていることと無縁ではないのですが。
前半のタルさ、リズム感のなさは、後半のテンポの良さを引き立てるためにわざと脚本上も演出上もそうしているのでしょうが、それにしてもその部分はもうちょっと短くてもよかったかな。まあある程度の長さがあるが故に引き立つっていうのはあると思うんですが、実は最初はその部分で寝ちゃいましたんで・・・。(苦笑)
前半ちょっと我慢して観てみてください、後半間違いなく引き込まれて、観終わった後はちょっとしんみりもあったり、おかしかったりしますから。
個人的オススメ度(アイディアの勝利なんだろうなぁ。)
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