噂のアゲメンに恋をした！

主演は『ファンタスティック・フォー』のジェシカ・アルバとデイン・クック。監督は『X－MEN ファイナル ディシジョン』のマーク・ヘルフリッチ。本年夏から本格的に始めたこのブログですが、早いものでもう今年も終わり。2008年最後のレビューはお気楽に恋愛コメディといきます！

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ドジでキュートなジェシカが最高！

歯科医のチャーリー（デイン・クック）と寝た女性は次に知り合った男性と結婚する－。そんな噂をたてられた彼のクリニックには彼に抱かれようとする女性が押しかけた。最初は困惑するチャーリーだったが、親友の外科医・スチュ（ダン・フォグラー）の助言で人助けと割り切り色んな女性と寝まくることにした。しかし愛のないSEXに嫌気が差しはじめた彼のところに、元カノの結婚式で知り合ったキャム（ジェシカ・アルバ）が歯の治療に訪れる。最初に会ったときから一目惚れしていたチャーリーは彼女をデートに誘う。次第に惹かれあう２人。しかし、噂を気にしたチャーリーは、最後の一線を越えることが出来ないでいた。

そこでチャーリーはスチュと自分のジンクスを打ち消す作戦をたてた。それは彼が寝た女性をスチュがデートに誘うが結婚はしない、というもの。計画は成功し、チャーリーは安心してキャムと夜を過ごした。ところが！実はスチュはチャーリーを裏切って、彼が寝た女性とデートをしていなかった。はたしてキャムは次に出会った男性と結婚してしまうのか？！

原題は『Good Luck Chuck』Chuckはチャーリーの愛称ですから、直訳すれば「チャックに幸あれ」とでも訳すんでしょうか。まあ私の知る限り日本でも“あげまん”という言葉はありましたけど、“アゲメン”というのは聞いたことが無かったんで、もしかしたらこの作品で作った造語かもしれません。ちょっと違和感があるのは、最初に恋をしたのはチャーリーの側で、キャムの側じゃないんですよね。チャーリーが結構頑張って口説いてデートに誘ったんで、実際には『噂のアゲメンが恋をした』じゃないでしょうか。

ま、タイトルいじりはこの辺にして・・・。特筆すべきは２つあります。１つは、普通の恋愛コメディでココまでオープンにSEXシーンを沢山出してきた映画は観たことがないということ。いやはやもうね、子供と一緒には観れません。というか家族でも観れません。（笑）実際には別にエロさとかは無いんでどうと言うことも無いんですが、とりあえず裸はでまくってますしね。

コレだけ沢山の女性とSEXしながら、誰一人としてチャーリーのことを一人の男性として愛していたわけではなく、あくまでも彼のジンクスを利用していただけで、それに気付いた彼が本当の愛を欲しがる、と言うのが重要なテーマなので、どうしても必要なシーンですから。

もう１つの特筆すべき点。それはジェシカ・アルバのキュートさ。私はどちらかというと『ファンタスティック・フォー』のイメージでカッコイイ女性という感じがしていたのですが、これが何とも可愛らしい！といっても彼女も本作公開時で26歳ですから可愛いは失礼にあたるのかもしれないんですが。キュートでセクシーというある意味相反するものを両方兼ね備えているんですからそりゃ人気もでるわけです。

そもそもこんな話は現実にはありえないので、観ている方としても気楽に観ているというのもあり、ストーリーに無理な展開も感じないですし、随所にちりばめられているキャムのドジなシーンは思わず声を出して笑ってしまうほどでした。ことほどさようにジェシカがはまり役でいい演技をしていたのですが、彼女は人気の割には今一つ作品に恵まれていない（いわゆる大ヒットした大作に）気がするのは私だけでしょうか？今後に期待です。

個人的オススメ度（皆さん良いお年を！）

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