ママの残したラヴソング
主演私の大好きなスカーレット・ヨハンソン♪そして、スカーレット・ヨハンソン演じるパーシーと奇妙な共同生活をするのがジョン・トラボルタとゲイブリエル・マック。監督のシェイニー・ゲイベルはドキュメント作品を撮っていた監督で、フィクションは本作が初めてだそう。実は何気なくMoviePlusを観ていたら丁度放送していたので、予期せぬ鑑賞なのでした。
>>『ママの残したラヴソング』公式サイト
ニューオリンズの田舎町に昔の日本を見た
本作はアメリカで2004年公開の作品。ちなみにスカーレット・ヨハンソンは当時20歳で、18歳の高校生役を演じたことになりますが、どうみても高校生には見えないです。凄く色っぽく、かつセクシー!まあ、西洋人は18歳位でも日本人に比べたらはるかに大人っぽく見えますが、スカーレット・ヨハンソンは反則です。(笑)
さて、本作を観ていて昔田舎にいた頃を思い出しました。パーシーは実家に戻り、ボビーやローソンと奇妙な共同生活を始めます。ただ、実際に同じ家に住んでいるのは3人ですが、“生活する”という意味では町の多くの人が関わりが描写されてます。
劇中、ボビーはパーシーが高校を卒業するときに、町の仲間たちと「俺たちの娘の卒業式~」という言い方をしているのですが、昔の日本も同じで(いや今も田舎ではそうなのかもしれませんが)近所のおじさん、おばさん達はみな親代わりでした。日本の原風景的な、地域の人たちとの他愛もない係わり合いが、物語の舞台となっているニューオリンズという土地柄と相まって、とても心地よい雰囲気を作り上げています。
パーシーの母・ローレンは町で有名なミュージシャンで、当然ながらその娘パーシーがまだ幼い時のことを覚えている町の人は沢山います。母との思い出を語って聞かせてくれる人との出会い、そんな人々との触れ合いの中でパーシーは自分の心の中にぽっかりと空いている子供の頃の思い出を少しずつ埋めようとします。
普段は精一杯肩肘を張っているパーシーの表情はともすると刺々しいものですが、そんな時の彼女の表情は少女の顔に戻ります。スカーレット自身も良く言えば小悪魔的、悪く言うと悪女的な顔つきですが、その彼女の少女っぽい顔つき、ちょっと照れたような嬉しそうな表情に魅了されました。
仲間たちと外で酒を飲み、歌い、語り、ゆったりとした時間が流れていきます。かかっているBGMも最高。年齢を重ねたジョン・トラボルタの素晴らしい演技がどっしりと重石になっていて、ラストシーンは思わずほろりと来ました。とても気持ちよい、優しい気持ちになれる119分間でした。
個人的オススメ度(最近地上波を観なくなってきた・・・)
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