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2009年2月11日 (水)

ララピポ

Photo主演・成宮寛貴を除くと共演に森三中の村上知子や中村ゆり、濱田マリといった個性派揃い。意外なことに成宮くんは本作が初の単独主演。そもそも観たいと思ったのは、脚本が『下妻物語』『パコと魔法の絵本』の中島哲也だから。両作とも大好きで特に『下妻物語』は何回も見直しました。『パコと魔法の絵本』は当ブログでも★5で取り上げています。それだけに本作にかける期待も大なのでした!

>>『ララピポ』公式サイト

う~む・・・

あらすじへ

ごめんなさい。私にはこの作品の何を楽しんだら良いのか、あるいは何を言いたいのかが良く解りませんでした。正直にいうと濱田マリがスクリーンに登場するまでは「もしこのままこんな状態が続くのなら途中で帰ろう。」と思っていたぐらいです。濱田マリが出てきた辺りからようやくストーリーとして成立し始めますが、それまではフリーライターの訳のわからない下品な生活を眺めるのみ。

Photo_4ララピポとは英語の“a lot of people”をネイティブ発音すると「アラッタブピーポー」→「アララブピーポ」→「ララピポ」と聴こえるということ。実はこれ作品の最後の方で実際に外人さんが発音してくれます。(笑)要は大都会東京には非常に多くの人々がいて、その中でも底辺に位置する登場人物たちが、それでも必死で生きていくその様子を描いているということだと思うんですが、何というんでしょうか。・・・正直「それがどうした。」と。

本作が悪いというより、タイミングが悪いです。現実世界では派遣切りが行われ、ある日突然住むところも仕事もなくなった人々を目の当たりにしてしまっている以上、私には登場人物が最下層だとはどうしても感じられなかったです。だってとりあえず家も仕事もあるんですから・・・。必死に生きているのは別に誰でも一緒です。一部の金持ちを除いては。

Photo_5確かに人間の本質的な部分であるセックスで登場人物の素を描きたかったのだろうとは想像できます。しかしその描かれる登場人物の素の部分がどうにも嘘くさい。というよりは、変に誇張し過ぎて逆に伝わらないし、逆に面白さをスポイルしている感じです。ただ作品そのものの構成、すなわち登場人物6人のオムニバス形式でそれぞれに結末があり、その中で6人がつながっていくという形、これはこいつとこいつは一体どう繋がってくるんだろう?という次への期待がもてるという点で割と面白いと感じました。

あと個人的に気に入ったのが、栗野がトモコを堕としていく過程で必ず入る「じゃあとりあえず僕で練習してみよっか!」というシーン。具体的に何をさせるのかはちょっと書くのがはばかられるので書きませんが、とりあえずってナンだよ!と心の中で突っ込みながら観ていました。(笑)

Photo_2今回はAVのスカウトマン役という変わった役に挑戦した成宮くんですが、その演技は良くも悪くも相変わらずでした。元々仲村トオルなんかと同じで、1種類しか出来ない人ですから演じるというよりは、役に合わせて彼をキャスティングするというタイプ。その意味では石田プロデューサーが上手かったといえます。あ、決して成宮くんがダメだということではないです。むしろ私も好きなタイプの俳優です。

ともあれ、期待が非常に大きかっただけに上映終了後はなんとも言いようが無い感覚だけが残ってしまいました。中島さんの次回作にまた期待したいと思います。

個人的オススメ度(村上知子の胸元って意外とセクシー?)

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