ランボー 最後の戦場
『ランボー3/怒りのアフガン』から20年ぶりに制作されたシリーズ第4弾。主演はもちろんシルヴェスター・スタローン。今回スタローンはシリーズ初となる監督も勤めた。私は大ファンという訳ではないのですが、世代的には直球ど真ん中。まぁ、ランボーシリーズとロッキーシリーズは既に一映画の域を超えて、ある種レジェンドな雰囲気がありますよね。
>>『ランボー 最後の戦場』公式サイト
やっぱりランボーすげぇ!!
それにしてもこのシルヴェスター・スタローンって人は凄いですね。62歳であの体はあり得ないです。何食べたらああなるのかと。色んな作品に出演して、名作も駄作もありましたけど、とにかくスタローンの最大の功績は「ランボーシリーズ」と「ロッキーシリーズ」この2シリーズを世に送り出したことだと思います。
さて、本作ですが時間的には90分という最近の映画としてはとてもコンパクト。しかし、その中で上手くまとめられていると思います。ストーリー的にも実にシンプル。要はミャンマーで軍に拉致されたアメリカ人医療支援チームを傭兵部隊と共に助け出す、これだけです。ランボーと医療支援チームの関係も、サラとの関わり以外は実にあっさりしたもので、たったそれだけでどうしてそこまでポジティブに救出に行くモチベーションがあがのか疑問なぐらい。(苦笑)
傭兵部隊の5人とも大したやりとりはないのですが、これは戦士同士言葉は必要ないという受け止め方もあるのでしょうか。今回スタローン自身が監督を務めましたが、彼の無駄な贅肉の無い体と同様、ストーリー上の贅肉をとことん排し、ランボーの勇士・戦闘アクションのみをたっぷり観せて来たという感じがします。
戦闘シーンはスプラッタ映画も真っ青の過激さで、その描写には賛否両論あったそうですが、無理もないでしょうね、さすがに。それこそ首が飛んだり、腕がぶった切られたり、体が千切れ飛んだり…、何だか殆ど「実写版 北斗の拳」状態。スプラッタ系が大の苦手の私としては、ちょっとキツイシーンも無いわけではありませんでした。ただ、それ以上にランボーの大暴れする様子には興奮させられましたけど。
特に機関銃を撃っている兵士の後ろにスーッと立つランボーを見たときは背筋がゾクゾクしました。本当は不謹慎なのかもしれないですが、とんでもなくかっこよかった!あと、ランボーが弓矢で攻撃するシーンや機関銃の大乱射シーンなんかも、主演が監督なだけに、ファンが求めるランボー像を見事に体現してくれています。
サラの熱意に負けて彼女をミャンマーに送り、彼女が拉致されたからこそ助けに行ったランボー。しかしサラはすべての戦闘後、チームの医者マイケルのところに一番最初に駆け寄ります。その時のサラを見つめるランボーの何処となく悲しいような、寂しいような、しかし納得しているような目が印象に残りました。
個人的オススメ度(マイケルは『24』のシャペル♪)
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