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2009年3月25日 (水)

映画は映画だ

Photo_5 主演はソ・ジソブとカン・ジファンの2人。といっても私には誰なのか全く解らず。そもそも『冬のソナタ』すら観たことがなく、韓流ブームとやらには全然興味なし。ヨンさまやウォン・ビン、チェ・ジウ位は知っていますが…。むしろフィギュアスケートのキム・ヨナちゃんの方が私の中では遥かに上位に位置していたりする訳で。(笑)ただ割と多くのブログで好評価を得ていたので気にはしていた作品です。
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あの目力が堪らなくイイ!

あらすじへ

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冒頭にも書いた通り、全然韓流に興味がない私は100%スルーのつもりだったのですが、世の中解らないものですね、ちょっとした偶然で鑑賞することに。いや、実は『昴 -スバル-』(レビューは後日UP♪)を観に行ったらたまたま“カップルデー”とやらいうイベントだったらしく、何と夫婦やカップルは2人で2000円で観れるというじゃないですか。こりゃもう一本!という訳で鑑賞と相成った次第です。

とはいっても実は、ネット上の評判は割と良いので気にはなっていました。結論からいうと評判通り見応えある作品です。私は男ですが主演の2人の目力に魅せられてしまいました。(笑)ソ・ジソブの半分眠ったような、しかし鋭い目つきは根っからのやくざ、裏社会を歩んできた雰囲気を醸し出しています。あの目はかなり怖いです、でもカッコイイんですね、これが!どこかで見た気がして帰宅してから調べたら『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』の夜叉役で出演していました。そういえば…とちょっと意外な感じです。

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そしてもう一人の主人公カン・ジファンのどこか憎めないホンワリとした目元は育ちの良さ、表世界で光を浴びてきた人間を醸し出していました。ところで、カンを観ていると若かりし頃の船越英一郎に似ていると思ってしまうのは私だけでしょうか。(えーと、ファンの皆さん怒らないでくださいね。)

さて、よく日本でも芸能関係の仕事を「ヤクザな商売」といったりしますが、一見すると全く異なる種類の職業が、実は紙一重なことをこの作品は見せてくれます。ガンペは元々俳優を目指したが挫折し今はヤクザ。しかしスタに誘われて映画の撮影に参加し始めるとこれが中々良い演技で下手な俳優顔負け。一方スタは人気俳優であることをカサに着てやりたい放題。自分の好きな女性を娼婦のように扱ったり、マネージャーに当り散らしたり、挙句の果てに映画の撮影なのにも関わらず、共演者2人を本気でぶん殴り病院送りにしてしまうという…殆どやっていることはヤクザ並みでした。

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撮影が進むにつれてスタとガンペの距離は徐々に縮まっていきます。これは劇中の台詞にもありましたが、お互いに似たもの同士相通ずるものがあったのでしょう。少なくともガンペは映画俳優の夢が少しの間だけでもかなったことで、ささやかな喜びを手にしていました。ところが、本業でトラブルが発生しボスからは映画に出るのを止めろと命令されます。悩んだ末に結局最後まで撮影には参加するのですが、圧巻だったのがそのクランクアップのシーン。(この後はネタバレしてますから、鑑賞予定の方は読まないほうが良いデス。)

それは2人のケンカシーンでした。足元の悪い湿地で行われた泥だらけの喧嘩シーンはかなり印象深い名シーンです。2人とも泥だらけでもうどっちがどっちかわからないほど。そんな中スタが顔面を殴られ倒れると一面の灰色の泥のなか、口だけが鮮血で真っ赤に染まります。その異様に鮮やかな赤に目を奪われました。やってることはただのケンカなんですが、その圧倒的な画力に魅せられます。

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さて、似たもの同士の2人にもやがて別れが訪れます。ガンペは彼の所属するヤクザ組織のボスを陥れようとするペク会長を仏像で殴り殺す現場にスタを立ち会わせます。その時のガンペの血まみれの顔に光る鋭い目は「所詮ヤクザはヤクザ、おまえたちとは住む世界が違うんだ」と物語っていたのでした。これが即ちタイトルの意味する“所詮映画(の世界)は映画(の世界)でしかない”つまり『映画は映画だ』という言葉はガンペの心の台詞だったのでした。

しかし…韓国人俳優は演技の基本がしっかりしています。そしてカッコイイ!おば様方がヨン様に夢中になる気持ちも少しは解ったような気がします。(笑)

個人的オススメ度(それでも韓流に興味が湧かない私…)

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