アンダーワールド/Underworld
『アンダーワールド』シリーズの第1弾。この作品から時代を遡ったのが3月14日公開の『アンダーワールド:ビギンズ』です。主演はケイト・ベッキンセイル。監督はレン・ワイズマンで2作目も彼が撮ります。『アンダーワールド:ビギンズ』の予習には、前作の『アンダーワールド:エボリューション』よりもこっちを観ておくほうがベター。前作と最新作で完全にこのシリーズの虜になった私ですが、これでようやくコンプリートです。
>>『アンダーワールド』allcinema
これは壮大な叙事詩だ! |
明日から公開の『アンダーワールド:ビギンズ』。そちらは試写で鑑賞済みですが、肝心の1作目をまだ観ていなかったので、公開を前に鑑賞してみた訳ですが・・・最初に言わせてください。面白い!!そしてこの面白さはシリーズをコンプリートすることで生み出される相乗効果によるものです。あ、★4というのは、この作品だけの評価です。『アンダーワールド』シリーズは3作で1つの壮大な叙事詩であり、この壮大な叙事詩の評価は紛れもなく★5クラスです。
私は結局第2作、第3作、第1作の順で観ることになりました。一番最初に本作を観ていないため、今となっては本作で初めてシリーズに触れた場合の印象というのは書きようがないのですが、第3作を観てからの本作でも十分に楽しめました。ことによっては3→1→2の順で観るほうが良いかもしれません。何故なら登場人物、特にルシアンとビクターの行動の本質が理解しやすいから。
マイケルはライカンのリーダー・ルシアンに噛まれる事でライカンにされてしまいますが、同時にルシアンの記憶をも引き継ぎます。マイケルの脳裏に浮かぶのはヴァンパイアとライカンが延々と続けてきた死闘の元となった事件。そしてそれこそが『アンダーワールド:ビギンズ』で描かれている内容そのものなんです。ルシアンはヴァンパイアとライカンの種の結合に執念を燃やし、その為に両種族の始祖アレクサンドル・コルヴィナスの末裔であるマイケルの血を欲したのでした。
何故ルシアンが種の結合に熱心だったのか、一つには最強のヴァンパイア・ビクターに対抗するため。そしてそれは即ち自分の愛したヴァンパイア・ソーニャを処刑したビクターに対抗するためであり、そしてまたソーニャのお腹に宿っていた初の混血種の我が子をを具現化する行為でもありました。『アンダーワールド:ビギンズ』を先に観ていると、ルシアンが何百年もかけたその想いを抱き続けたであろうことが自然と理解できるはずです。
と、3→1で観た方がいいよとあからさまに推奨しているようですが、そうは言いつつもこのシリーズ全体の設定や人物関係は本作が最も詳しくかつ解りやすく観せてくれていますので、予習という意味ではやはり本作を観るのが一番です。ちなみに、本作を観ていないと『アンダーワールド:エボリューション』は意味が良く解らないのでご注意を。
アクションシーン、特にガンアクションはマトリックスを連想させるもので、コスチュームも割と似ているのですが、それをどう受け取るかは観ている人によって違うでしょうね。私はメチャクチャかっこいいと思いましたけども。(笑)
アンダーワールド:エボリューション アンダーワールド:ビギニング アンダーワールド 覚醒 |
個人的オススメ度(ビクターめちゃくちゃ強いっすね…)
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