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2009年4月12日 (日)

クローズZEROII

Photo その名の通り『クローズZERO』の続編。主演は変わらず小栗旬、メインメンバーに変更はなく山田孝之、やべきょうすけ、高岡蒼甫ほか若手俳優勢ぞろいと言った感があります。更に今回は鈴蘭高校のライバル鳳仙学園のTOP・鳴海役でRIZEの金子ノブアキ、一年生の美藤役で三浦春馬も参加と、前作より一層魅力的なキャスティング。監督は『ヤッターマン』が大ヒット中の三池崇史とくれば見逃せない一作です!
>>『クローズZEROII』公式サイト

男!男!男!震えるほどカッコイイ!

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大衆エンタテインメントを撮らせたら今の日本で三池監督の右に出る人はいないのではないでしょうか。133分もあるなんて全く感じなかったほど夢中に観てしまいました。この手の映画が好きな人には堪らないものがあります。私はこういう男くさい作品が大好きなんで大満足の一作でした。前作でも感じたのですが、とにかくナイスキャスティング!更に今回新たに登場したライバル鳳仙学園のTOP・鳴海大我の金子ノブアキ、一年生の三浦春馬がまたイイ!

さて、上映開始とともにまずは滝谷とリンダマンのケンカからスタート。べらぼうに強いリンダマンにあの滝谷があっという間にのされてしまいます。いきなりなんなんだこの展開は?と思わせつつタイトルバックに突入です。このタイトルバックがまた良く出来ていてセンスの良さを感じさせてくれます。

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ストーリーは作到ってシンプル。鈴蘭と鳳仙は2年前の抗争が原因で休戦協定を結んでいます。ところが、ある事件をきっかけに滝谷はその協定を破ってしまうのでした。芹沢を倒し対外的には鈴蘭の頭を張っている滝谷の協定破りは鈴蘭と鳳仙の戦争を引き起こすことになります。しかし、滝谷の出現以来バラバラの鈴蘭はこのままでは潰されるのは必定。鈴蘭の看板の重さに悩む滝谷を尻目に、鳳仙の仕掛けははじまっていくのでした…。

面白いのは本来メインであるはずの鈴蘭だけでなく鳳仙の側の人間ドラマもしっかりと描かれていること。とかく敵役ともなれば割と適当な描かれ方をされてしまうものですが、それぞれのキャラがちゃんとフィーチャーされています。これでは観客も鈴蘭側だけでなく鳳仙側に立つ人もでてくるんじゃないでしょうか。(笑)「男のケンカは拳でするもんだ。」と言って憚らない鳴海、「俺らの代で鈴蘭を潰します。」と言ってのけた美藤、他にも芹沢にあこがれる狂犬漆原と、魅力的な面々が揃っています。

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一方鈴蘭。滝谷が芹沢を倒して以来、辛うじて芹沢軍団にまとめられていた鈴蘭はバラバラになります。滝谷はいかにして鈴蘭をまとめるのか。本作の見所の一つです。ポイントになるのはいかに芹沢と芹沢軍団を動かすのかということ。悩む滝谷にアドバイスをしたのは父親であり芹沢本人でした。結局自分のことを考えているだけでは人はついてこない、そのことに気付いた滝谷は校内放送で鳳仙との戦争に協力してくれるように全校生徒に頼みます。

しかし集まったのは40人程度でした。しかもそこに芹沢の姿はありません。G.P.Sを解散し鳳仙のグラウンドに一人で現れた滝谷は100人以上の鳳仙の兵隊に果敢に戦いを挑みますが、所詮は多勢に無勢です。しかし!そこに現れたのが芹沢を含む鈴蘭の連中。当然こういう展開になると解っていても、彼らが登場するシーンには興奮を禁じえません。そしてついに全面戦争開始!「屋上までたどり着いたらタイマンだ。」という鳴海の言葉に従いひたすら突き進む滝谷と芹沢とその仲間たち。

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滝谷と芹沢の2人を屋上に行かせるために仲間たちは一人また一人とその場に留まり、押し寄せる鳳仙の兵隊を体を張って防ぎます。当然ボッコボコにされますが、いずれも一騎当千の連中ばかり、ボロボロになりながらも最後に立っているのは鈴蘭でした。それにしても、覚悟を決めた男の顔は最高にカッコイイですね。屋上手前にたどり着いた2人を待っていたのは狂犬漆原。ここでは芹沢が留まり漆原と対峙しますが、その時の滝谷が漆原に言ったセリフ「おい、お前ハズレくじ引いたぞ。」はかなり痛快なセリフです。

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滝谷と芹沢、それぞれのタイマンは言葉では表現しにくいほど迫力を伴ったシーンです。これはごちゃごちゃ書くより作品を観て下さい。客観的に観たらタダのケンカシーンですが、思わず魅入られてしまうこと請け合いです。個人的にはここで印象的だったのが美藤。突然ナイフをもって現れた鳳仙の鷲尾の前に瞬時に現れ、回し蹴り一閃で倒す彼はとてつもなくカッコイイ!三浦春馬の出番は全体としては非常に少ないのですが、この最後の回し蹴り一閃で強烈に印象付けてくれました。

基本的に不良たちのストーリー故に暴力表現は避けては通れませんし、むしろそれを楽しむ作品ですから、もしかしたら絶対受け入れられない人もいるとは思います。ただ言えるのは『ドロップ』のような映像表現上ちょっとどうかというケンカシーンではなく、むしろ昔懐かしい「ビーバップ・ハイスクール」の現代版と言ったほうがよいかも知れません。男クサい雰囲気がプンプン感じられる良作でした。

個人的オススメ度(卒業証書の校長名が高橋弘♪)

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