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2009年6月 4日 (木)

ハイキック・ガール!

Photo 『黒帯 KURO-OBI』の西冬彦監督が本当に黒帯を持つ現役女子校生・武田梨奈を見出し、その彼女を主演にした作品が本作。あれ?このエピソード、どこかで聞いた事があるような…。しかも完全フルコンタクトのスタントなしで望んだ作品だとのこと。あれ?このエピソードもどこかで聞いた事があるような…。ちなみにこの西冬彦監督、かの歴史的駄作『少林少女』のプロデューサーです。うーん…。
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素材を生かすも殺すも監督次第。

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『少林少女』のプロデューサーが監督とあって、相当な出来の悪さを覚悟していたのですが、予想通りの駄作でした。(笑)それでも『少林少女』よりましだと思えるのは、一応スタントなし、ワイヤーなし、リアルアクションって触込みは事実だったから。だったら観に行くなよ!って声が聞こえてきそうなんですが、じゃあ何で観に行ったのかといえば…。それは『チョコレート・ファイター』と比較したかったから。監督が武田梨奈さんを見出して主役に抜擢したり、リアルアクションを売りにしたり、これ全て『チョコレート・ファイター』と被ってるんですよね。

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さて、それじゃまず良い点。武田梨奈さんの蹴りは確かに美しかった!流石は実際に全国大会で優勝の経験があるだけのことはあります。蹴りが美しいだけでなく、無駄のない流れるような動き、綺麗に決まった型は素晴らしいものでした。という訳で本作の良い点はそこにつきます。(笑)では何でそれなのに駄作なのか。答えは簡単で「監督が全てを台無しにした。」ということです。そもそも何のために彼女を見つけて殆ど経験もないタレントにも係わらず主演に抜擢したのか。彼女のアクションを見せたかったからじゃないんでしょうか?

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ならば余計なストーリーは無用ですね。彼女に演技力を求めては可哀想です。『チョコレート・ファイター』のごとく、ひたすら彼女のアクションのみ見せる構成にすべきでした。ところが、肝心の彼女のアクションの見せ方も最悪。蹴りが決まるたびにスローで再生するって…。空手は一撃必殺。一瞬で相手を倒してしまうから、そこをしっかり見せたい、恐らくそんな考えなのでしょうけども根本的に間違ってます。アクションの命は流れるような動きとリズム。いちいちそれを寸断してどうするのでしょうか。観たいのはアクションであって、空手じゃないです。

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それと、何故かは解りませんがこの作品、殆ど血がでません。少々キツイ流血シーンが多い昨今ですが、適度な演出はリアリティをだしてくれます。顔面に蹴りが入っても何もなしでは、観ている側に「痛み」や「迫力」が伝わらないため、妙にチープで、本気でやってるの?とさえ感じてしまいます。更に残念なことは、武田梨奈さんのための作品であるはずが、途中からは師匠の松村(中達也)ばかりがフィーチャーされてしまったこと。確かに一流の空手家ですから、その技を見せたい気持ちは解るのですが、それをやったら、作品の軸がぶれてしまいます。

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時々見られる、スローで断ち切られないアクションシーンは観ていて迫力もあり、ワクワクさせてくれるものだっただけに、非常に残念でなりません。完全に宝の持ち腐れ、監督が別の方だったらもっと良作になったであろうと思います。あ、そうそう。腕に火がついた状態での手刀って、『少林少女』の柴咲コウのパクリですから、そういうのはよしたほうが良かったですね。遊びにもなってませんので。

個人的オススメ度2.0
今日の一言:武田梨奈さん自身はこれからが楽しみです♪

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