トランスフォーマー／リベンジ

製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ、監督マイケル・ベイによる大ヒット作品の第２弾。主演は前作と同じく『イーグル・アイ』のシャイア・ラブーフ。ヒロイン役ミーガン・フォックスやジョン・タートゥーロも健在です。何でも本日から世界最速の先行上映だそうですが、流石に初回は無理。そこで恐らく世界５番目以内で観て来ました。（笑）
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個人的オススメ度3.5

面白い！が前作には及ばず…

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こりゃかっこいい！予告で散々登場したあの大型一輪車のごとき馬鹿でかいトランスフォーマー・デモリッシャーは実はメインでも何でもなく露払いだとは！高速道路を暴走し、そこに登場する我らがオプティマス。腕についている大型ソードで戦う姿に興奮し一気に引き込まれます。この時ばかりはいいオヤジの私も“男の子”に戻っていたのでした。前作の戦いから２年を経過した劇中では、セクター７は解体され、オプティマスらオートボットとアメリカ政府は同盟関係にあります。この２つの間に組織されたのがＮＥＳＴ、彼らの手によりディセプティコンの残党狩りが行われており、冒頭のデモリッシャーとの戦闘もその一環だったと言う訳。

しかしタイミングとして凄いのが、オートボット達の変形する車種がほぼＧＭ製ということ。頑張れＧＭキャンペーンかなんか張ってるのでしょうか？（笑）それはさておき、新鮮味という意味では流石に前作で感じた斬新さを越えるとは言い難かったのは事実。しかし前作で感じた、オプティマスやバンンブルビー、ジャズ、アイアンハンドといったレギュラーメンバーもといレギュラートランスフォーマーたちの変形具合やその滑らかな動き、意外なほどの人間性は本作でも健在で、更に前作を上回る驚きを我々に与えてくれます。

新たに登場するオプティマスやメガトロンの祖先とでも言うべきトランスフォーマー・フォールン、太古にサイバトロン星での戦争に参加していたという老傭兵ジェットファイア。この２人は単なる機械を越えた超能力を見せてくれるのでした。ジェットファイアは老傭兵というだけあってヒゲや杖まで備えていたり。改めてトランスフォーマーたちは機械じゃなくてエイリアンなんだと思い出させてくれます。一見、キワモノキャラクターでありながら、彼は重要な役割を担っています。しかしこの２人を差し置いて私が個人的に一番驚いたのはターミネーターを思い起こさせる人間型トランスフォーマー。Ｔ何型なんだろう…。

他にも人工衛星型のサンド・ウェーブ、予告編にも登場した超巨大トランスフォーマー、双子のザ・ツインズなどなど実に多彩なトランスフォーマーの競演に楽しくなることは請け合いです。ちなみにザ・ツインズと呼ばれるオートボットは最初は２人で１台のアイスクリーム屋のバンだったのが、途中で２台の小型自動車に姿を変えるのですが、そんなこと出来るんですね。ということはバンブルビーが車種を変えたり、他の機械になることも可能なんでしょうか？原作の設定があるから勝手に変える訳にもいかないでしょうけど。

前作で破壊したキューブの欠片からトランスフォーマーの祖先が残した秘密情報を強制的に脳に刷り込まれたサムは、本人の好むと好まざるとに関わらず、メガトロンに狙われることになります。その情報は地球存続に関わるもので、オプティマスたちはサムを必死で守るのですが…。ふと気が付くと冒頭の興奮はひと段落、秘密の謎解きシークエンスに入っていました。実はこのパートがちょっとタルい。恋人ミカエラ、大学の寮のルームメイト・レオ、途中からは前作でも登場したシーモアも加わって話は進むものの、この間、肝心のトランスフォーマーたちの活躍はいま一つ、この辺の物足りなさが不満と言えば不満でした。

もっとも最後の決戦となる一大バトルは壮絶にして手に汗握る展開！そして、その迫力は少しだけ残っていた疑問、エジプトに軍隊を無断で送りまくって、挙句にピラミッドぶっ壊したら国際問題じゃすまないだろうなんて細かい突っ込みを忘れさせてくれるものでした。あれ？忘れてないか…。そのバトルのなかでサムは、オプティマスは…あとは劇場に行きましょう。（笑）ちょっと惜しかったのは、最終決戦が余りにもあっけない終わり方だったこと。全体としても前作には及びませんがそれでも続編が期待されるラストではありました。次回に期待したいです。

トランスフォーマー／ダークサイド・ムーン

個人的オススメ度3.5
今日の一言：ウィーリーってWALL・Eがモデルかな？

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