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2009年8月29日 (土)

A LITTLE STEP

A_little_step 俳優・伊原剛志が製作総指揮を務め、自身が出演もしているショートフィルム。監督は中村哲平。音楽は『サマーウォーズ』の松本晃彦。6月に開催されていた『Short Short Film Festival'2009』のコンペティションジャパン部門の上映作品です。同フェスティバルに行って以来、ショートフィルムも気になっていたんで、初めて下北沢トリウッドまで脚を伸ばしてみました。

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想像することの楽しさ

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下北沢トリウッド・20時の回の上映、観客は何と私一人!貸切ですよ、貸切!ちょっと嬉しい驚きと、少し寂しい気持ちがない交ぜのまま上映開始です。さて本作はわずか28分のショートフィルム。しかしこれが中々に味わい深い。ただし、短いだけに観る側が想像力を働かせなければならない部分は多々あります。でもそれがまた楽しいんですけどね。物語は一郎(伊原剛志)がなにやら写真を見ながら車を運転しているシーンから始まります。ハイウェイを走っていると正面から一人の少年が歩いてくるのですが、それがアレックス(スカイラー・アレクサンダー)との出会いでした。

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アレックスは義父と母親の3人住まい。義父は仕事もせず昼間からお酒を飲んでは寝ているダメ親父でアレックスに冷たく当たります。母は優しいものの仕事で残業の毎日。今日も義父はアレックスにビールを買いに酒屋にいかせます。酒屋の親父さんが優しくて良い人なんだなぁ、これが。建前上子供には売れないと言うんですけど、ダメ親父が買いに越させていることをちゃんと知ってるんでしょうね。お代は小遣いに、更にピーナツチョコをお土産に持たせてくれるんです。実はこのピーナツチョコがキーアイテム。

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さて、一方で一郎は一人旅の途中、とある老人の家で、昔話に花を咲かせていました。老人との関係は解りませんが、どうも一郎がむかしアメリカに来た時にお世話になった人のようです。会話の最中にタバコを口にして突然咳き込む一郎。そして彼は言います。「もうタバコを気にすることもない。」ビールを飲みながらここでもつまみとしてのピーナツチョコが登場します。完全に推測ですが、一郎は肺がんか何かで余命幾ばくもなく、人生の最後に何かの目的を果たすためにアメリカに来たようです。その目的とは一体何なのか…。

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(ここからネタバレ)
ここでシーンは冒頭に戻ります。目的地が同じだとわかった一郎はアレックスを車に乗せて走り出しますが、ここで最初に彼が持っていた写真が-。そこには一郎とアレックスの母親の姿がありました。人生の最後に一郎は彼女を探して旅をしていたのかもしれません。今彼女がどこにいるのかを聞くために、彼女の父つまりアレックスの祖父の家に向かう途中で、偶然にも彼女の子と出会ったのではないでしょうか。

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更に、ピーナツチョコレートの食べ方が同じだったり、靴紐が解けていても気付かないという、共通のエピソードを見せてくれたことから想像すると、この2人は親子だと思われます。そうするとタイトルの『A LITTLE STEP』は文字通り息子が家出して旅立つ「小さな一歩」という意味であり、また昔の恋人もしくは妻にに会うための「最初の手がかり」というような意味が重なっているのかもしれません。

個人的おススメ度3.0
今日の一言:ショートフィルムで想像するのは楽しいです。

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