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2009年8月26日 (水)

ぼくとママの黄色い自転車

Photo 新堂冬樹のベストセラー小説『僕の行く道』の映画化。監督は『子ぎつねヘレン』の河野圭太。とある事情で離れ離れになっている母を訪ねて子供が自転車で旅に出る、現代版「母をたずねて三千里」。主演は『いま、会いにゆきます』や、まもなく公開の『BALLAD 名もなき恋のうた』にも出演中の武井証くん。共演に阿部サダヲ、鈴木京香、柄本明ら個性派が揃う。

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ママの連呼にウンザリ

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たまには感動大作2連荘でボロボロ泣いてもいいかな…と久々にTOHOシネマズ横浜に乗り込んでみました。本作ともう一作は『ちゃんと伝える』です。さて!と意気込んで…ん?…あれ?何故か全く涙腺が刺激されない…。と言うよりも涙が溜まりもしませんでした。元々人一倍涙腺が弱いと自負している私なのですが、本作は涙以前にピクリとも心に響くところがない…。一体どうしてなんだろう?

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主人公・大志(武井証)の母・琴美(鈴木京香)は劇中では病名を出していませんが、恐らく「アルツハイマー病」だと思われます。徐々症状は悪化していきますが、夫の一志(阿部サダヲ)の協力で何とか毎日を過ごしていました。しかしある日、大志を散歩に連れ出しどこかに置き去りにしてしまいます。これ以上は一緒にいられないと、琴美は小豆島にある施設へと入ることになりました。しかし、幼い大志にはパリにデザイナーの勉強をしにいったことになっています。

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さて、とあるきっかけで大志は琴美がパリにではなく、どうも小豆島というところに居るらしいと気付いてしまうのでした。かくして大志は琴美に会うために愛犬アンを連れて旅立つのですが、とりあえずここまでが長すぎ。更に言えば最初は新幹線で行こうとしたものの、失敗して自転車で向かうことになるのです。その失敗も駅員に「ボク一人なの?」と聞かれて逃げ出してしまうというもの。そんな程度で逃げ出す少年が余計に厳しい自転車で小豆島にたどり着ける訳がないでしょうに。

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でも辿り着いてしまうんですね、これが。それも物凄いご都合主義で。道中出会ったのはわずか3人。岡山運送の陽子、明石焼き屋の由美、それにフェリー乗り場近くに住む老人・正太郎。この方々がピンチになると素晴らしいタイミングで現れては大志を助けます。というか、やはり日本でこの手の話しをされても所詮日本。それこそ「母をたずねて三千里」だったり、近くでは『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』などを観ているんで厳しい旅とも思えないんですよね。比べても仕方ないのですが、命の危険に晒されるといってもせいぜい風邪を引く程度とあっては、旅そのものは別にどうということもなく。

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あとは主人公の大志。ママ!ママ!連呼しすぎです。寝ている最中も寝言で言うに到ってはもはやマザコンとしか言いようがないです。というより、小学3年生ですからそりゃ母親に甘えたい年頃でしょう。でもそこをグッと我慢する様子が感動を呼ぶんじゃないでしょうか。結局小豆島で会った母親は自分のことを覚えていませんでした。今は何も考えられなくなってしまった琴美が残したMDを再生するシーン、せっかく鈴木京香さんの想いを込めた声で気持ちが高ぶってきているのに、それを中断するのがまた大志。

うーん、泣かせよう泣かせようというあざとい演出が全て裏目にでている気がします。少なくとも今年一番泣ける映画というキャッチには偽りありでしょう。

個人的おススメ度2.0
今日の一言:柄本明さんの演技は相変わらず味があります

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