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2009年10月 8日 (木)

ロボゲイシャ

Photo 『片腕マシンガール』の井口昇が監督・脚本を務める超B級コメディ映画。特殊造形監督に『吸血少女対少女フランケン』や『激情版 エリートヤンキー三郎』の西村喜廣が参加している。主演はグラビアアイドル・木口亜矢。共演にタレントの長谷部瞳、『カフェ・ソウル』の斎藤工、他にも志垣太郎、松尾スズキ、竹中直人といった意外な大物俳優も出演している。大物俳優に釣られて自爆覚悟の鑑賞です。
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松尾と竹中で救われた…

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予告編の段階からB級というよりはむしろC級の匂いがぷんぷんしていたものの、松尾スズキや竹中直人が出てるならたまにはおバカ映画もいいかと突撃してきました。覚悟はしていたものの想像を絶する下らなさとつまらなさ。しかしどことなく憎めない愛嬌を持った作品でした。一応アクション・コメディー・スプラッタームービーらしいけれど、そのいずれもが最低レベルで調和しているというある意味奇跡のような作品です。松尾スズキと竹中直人の出演にしても、かれら2人のウルトラナンセンスな感性のどこかに井口監督のオタッキーな変態性が引っかかったのかもしれません。

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本作を一口で言うのなら、大人をターゲットにした特撮モノと言ったところでしょう。要するに…「ロボゲイシャ春日ヨシエは改造人間である。 彼女を改造した影野製鉄は、世界征服を企む悪の企業である。 ロボゲイシャは人間の自由のために、影野製鉄と闘うのだ! 」という仮面ライダー冒頭のナレーションがそのままハマル物語ということ。ただ仮面ライダーと違うのは、ヨシエ(木口亜矢)が姉のキクエ(長谷部瞳)へのライバル心で自ら改造を望むという点と何故か「少林寺」の如き修行が課せられるという点。一応組織に貢献するたびに改造をしてもらえるらしいけれども、その辺は当然グダグダです。(苦笑)

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で、お目当ての松尾スズキと竹中直人。松尾スズキは物語冒頭でいきなり登場でした。悪徳政治家の役ですが、その芸風は相変わらずで、芸者の口が回転ノコギリになり襲われるという、観ていないとちょっと想像しにくいシーン。この作品では、ここだけではなく全編を通して、客観的にはエグイ殺し方、例えば顔に手裏剣が刺さりまくったり、口から後頭部に刀が突き抜けたり、銃で全身蜂の巣にされたりが満載なのですが、スプラッターと呼ぶにはあまりにもチープ。血の出方は『図鑑に載ってない虫』の松尾スズキが、ナンチャッテのポーズで頭を突き刺し血が吹き出るシーンを思わせるナンセンスさ。って、殆ど解らないですよね…。

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まあ簡単に言うとバカバカしいぐらいわざとらしいということです。さて、もう一人のお目当て竹中直人。実は影野製鉄は世界征服のために若い女性を沢山拉致しているのですが、彼はその拉致された女性の家族の集まりのなかの一人で、元影野製鉄の社員という役どころ。脚が不自由で車椅子生活、さらには痴呆が進んでいるものの、影野製鉄の話になると記憶がはっきりするという、意味不明さ。彼ももはやノリは『山形スクリーム』状態。早い話が自分の好きなように演じています。ちなみに彼が車椅子なのには秘密があるのですが…。いずれにしろ、井口監督はこのベテラン2人にはノータッチだったのではないでしょうか。

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肝心要のロボゲイシャについて何も書いていないのですが、それはもう真面目に書くのもバカバカしいから。結った髪の毛にはマシンガンが仕込まれ、わきの下とお尻からは刀が飛び出してきます。一応最初の頃、天狗のお面をつけた通称“天狗”(そのまま…)とお尻を振りながら刀で戦うシーンがあったり…ってやっぱり書いていてバカバカしい…。極めつけは戦車にトランスフォームもしてくれます。あまりにむちゃくちゃ過ぎて、途中退席して帰った方が2人ほどいましたが、私も真ん中の席に陣取っていなかったら帰っていたかも。

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ネタバラシになりますが、ラストでは影野製鉄のお城が巨大ロボットになって動き出し、富士山に登り、噴火口に爆弾を落とそうとするのをヨシエとキクエのロボゲイシャ2人が何故か合体して阻止するのでした…。観る前にハードルを下げた、というよりハードルを撤去して観たのですがそれでもつまらない本作。どこがつまらないかといえば最初から最後まで全て。というより面白いところがナイ。松尾スズキと竹中直人という私の好きな役者2人で★1分というところでしょうか。もし観る方は心を広くしてくださいね。

個人的おススメ度2.0
今日の一言:大人向けの割には色気はなかった

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