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2009年10月13日 (火)

ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜

2太宰治生誕100周年を記念して公開される作品。同日公開に『パンドラの匣』がある。主演は『K-20 怪人二十面相・伝 』の松たか子。共演に『剱岳 点の気』の浅野忠信、『おくりびと』の広末涼子、『ノーボーイズ、ノークライ』の妻夫木聡、堤真一、室井滋、伊武雅刀といった名優が揃う。監督の根岸吉太郎は第33回モントリオール世界映画祭で監督賞を受賞した。
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松たか子っていいなぁと思う

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正直に言って純文学は得意ではない私にとって、太宰といったら『走れメロス』ぐらいしか読んだことがありません。従って、文学的な観点から本作をどうこう言うことはとてもできないですし、それはもっと詳しい方にお任せしたいと思います。ただ、それを踏まえたうえで敢えて誤解を恐れずに言えば、「物語としてはそんなに面白くもない。」そう思いました。この作品を観たからといって原作を読もうという気にも全くならなかったですし。

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ただ、映画としてこの手の作品は嫌いじゃないです。正に小説のセリフそのままに展開されていく芝居は、私のような門外漢にはまるで“漫画で読む○○”の如く“映画で観る「ヴィヨンの妻」”といった感じです。そういう意味で、主人公の佐知を演じた松たか子とその夫で作家の大谷を演じた浅野忠信の演技は実に味があり限られた言い回しのセリフ劇の中に個々の人物の心情を上手く表現していました。

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松たか子は元々上手い女優だと思っていましたが、梨園の血を引くだけあって、どこか世間一般とはかけ離れた、ほかの女優とはちょっと異なる印象をもっています。しかし今回の佐知という役は、そんなちょっと変わった彼女だからこそ収まりの良さを感じました。傍目に観たら随分と酷い夫の大谷。昔の日本女性そのままに一歩下がって夫を立てるその姿とは別に、小料理屋から金を盗んで逃げたと聞いて高笑いしてしまったり、借金返済のために働かせてくれるように頼み込んだり。

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その可愛らしい顔とは裏腹に意外と大胆な行動をとる佐知、活き活きと働くその姿からは芯の強さが伝わってきます。そんな佐知だからこそ、工員の岡田(妻夫木聡)も好きになったのでしょうし、そんな佐知だからこそ大谷は遣りたい放題の生活を送れたのでしょう。逆に言えば、大谷の自堕落な生活は、佐知に頼り切っていたからという訳です。彼は、愛人・秋子(広末涼子)との心中が失敗し、殺人容疑で拘留されている時も、面会に来た佐知が泣いているにも関わらず、「今は責めないでくれ。」などというあたりは、悪さをした子供が甘えているかのようでした。

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ところで秋子役の広末涼子ですが、結局最後までどうも馴染めませんでした。彼女の醸し出す雰囲気からは時代が感じられない、というよりもむしろ“現代”を感じてしまいました。もっとも、それが刹那的な生き方をして、大谷に誘われてあっさりと心中する女性・秋子のキャラクターとしては合っているのかもしれません。ところで、この作品の大谷、細面で神経質なところが、私がイメージとして持っている太宰治に近いものがあるのですが、実際には大谷は太宰自身を投影した人物なのでしょうか。

個人的おススメ度3.0
今日の一言:堤真一はこの時代が良く似合うなぁ

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» ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ (試写会) [風に吹かれて]
夫婦の形は不定形こんな形もあり公式サイト http://www.villon.jp10月10日公開  [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 07時48分

» 恋する気持ちの原点。『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』 [水曜日のシネマ日記]
戦後の日本を背景に道楽ざんまいの小説家の夫と彼を支える妻の姿を描いた作品です。 [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 10時54分

» 『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』(2009)/日本 [NiceOne!!]
監督:根岸吉太郎原作:太宰治出演:松たか子、浅野忠信、室井滋、伊武雅刀、光石研、山本未來、鈴木卓爾、小林麻子、信太昌之、新井浩文、広末涼子、妻夫木聡、堤真一試写会場 : ヤクルトホール公式サイトはこちら。<Story>大酒飲みで浮気を繰り返す小説家・大...... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 11時03分

» ヴィヨンの妻 -桜桃とタンポポ- 夫婦って深いなあ〜 [労組書記長社労士のブログ]
【 50 -12-】 当たっても当たっても、すでに予定がある夜の試写会ばっかりで、妻が独りで行ったり、人にあげたり・・・ でもようやく空いている夜の試写会が当たった(^_^)v  今年は太宰治生誕100周年でいくつか太宰治の作品が映画化されているようで、この映画が皮切りだそうだ。 しかし太宰作品というのは自分は小学校6年の時に「走れメロス」を読んだのが最初で、その後は中学生時代に半強制的に何冊か(何だかは思い出せん、人間失格と斜陽は読んだ気がするが・・・)読まされた記憶の程度。 そしてこの映画の原... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 11時44分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 / Villon 's Wife [我想一個人映画美的女人blog]
{/hikari_blue/}{/heratss_blue/}ランキングクリックしてね{/heratss_blue/}{/hikari_blue/} ←please click 今年は太宰治 生誕100年(1909〜1948) ということでいくつか太宰の小説が映画化されている中、 本作は太宰の「ヴィヨンの妻」をベースに、「思ひ出」「灯篭」「姥捨」「きりぎりす」「桜桃」「二十世紀旗手」を融合させ、 田中陽造が松たかこをイメージして書き下ろしたという脚本。 『サイドカーに犬』などの根岸吉太郎監督作... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 13時10分

» 「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」みた。 [たいむのひとりごと]
太宰治作品といえば、知識として『人間失格』だの『斜陽』だのとタイトルだけは頭に浮かぶけれど、実際には道徳の教科書に取り上げられていた『走れメロス』くらいしかまともに読んでいない気がする。だから、太宰治... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 19時40分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 [めでぃあみっくす]
女性には生まれながらに2つの魅力があると思います。桜桃のように人を生まれ変わらせる魅力と、タンポポのように我慢強く生きる魅力。そしてこれらは大概の男性には生まれながらには欠けているものであって、生きていく中で愛する女性から教えてもらわなければならないこと....... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 20時33分

» 映画 【ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」 太宰治の同名短編小説の映画化。根岸吉太郎監督がモントリオール映画祭の最優秀監督賞を受賞。 おはなし: 戦後の混乱期、酒飲みで多額の借金をし浮気を繰り返す小説家・大谷(浅野忠信)の妻・佐知(松たか子)は、夫が踏み倒した酒代を肩代わりするため飲み屋で働くことになるが・・・。 大谷みたいな人を“魔性の男”っていうんでしょうか。女が魅せられてしまう何かを持っている。まずは生み出す作品に魅力がある。「タンポポの花一輪の誠実を僕は信じたい」なんて文章に... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 20時55分

» ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ [シネマDVD・映画情報館]
酒飲みで多額の借金をし浮気を繰り返すなど放蕩の限りを尽くすが、小説家として秀でた才能と何故か憎めない魅力を持つ男・大谷と、そんな夫に翻弄されながらも明るくしなやかに生きていく妻・佐知の愛の物語。小説家を愛する妻・佐知に松たか子、太宰治を彷彿とさせる小説家・大谷に浅野忠信、小説家の愛人・秋子に広末涼子、佐知に想いを寄せる青年・岡田に妻夫木聡、佐知のことが忘れられない弁護士・辻に堤真一と豪華キャストが顔を揃え、『雪に願うこと』『サイドカーに犬』の名匠・根岸吉太郎監督がメガホンをとる。 予告編 ... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 22時14分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 [★YUKAの気ままな有閑日記★]
第33回モントリオール世界映画祭、最優秀監督賞受賞作品―【story】戦後の混乱期。秀でた才能を持つ小説家でありながら、大酒飲みで、多額の借金をして浮気を繰り返す大谷(浅野忠信)の妻・佐知(松たか子)は、夫が踏み倒した酒代を肩代わりするため飲み屋で働くことに。生き生きと働く佐知の明るさが評判となって店は繁盛し、やがて彼女に好意を寄せる男も現れて佐知の心は揺れる。そんな中、大谷は親しくしていたバーの女と姿を消してしまい―     監督 : 根岸吉太郎     原作 : 太宰治【comment】原作『ヴ... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 23時01分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜・・・・・評価額1600円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
今年は太宰治の生誕100周年で、色々と記念行事があるらしい。 この「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」もその流れの中で作られた作品なのだろ... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 23時41分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP]
太宰治の同名短編小説を下敷きに、いくつかの太宰作品をミックスして描く、一組の夫婦の愛の物語だ。戦後の混乱期、大酒飲みで浮気を繰り返す小説家の夫・大谷の借金を返すため、妻の佐知は飲み屋の椿屋で働くことになる。美人で気立てのいい佐知はたちまち店の人気者になり....... [続きを読む]

受信: 2009年10月13日 (火) 23時51分

» ヴィヨンの妻 [迷宮映画館]
松たか子の佇まいが絶品だった。そして面白い。 [続きを読む]

受信: 2009年10月14日 (水) 08時25分

» 【ヴィヨンの妻-桜桃とタンポポ】 [日々のつぶやき]
監督:根岸吉太郎 出演:松たか子、浅野忠信、室井滋、伊武雅刀、広末涼子、堤真一、妻夫木聡 「放蕩三昧の小説家大谷の妻佐知は、夫が盗んだお金のカタとこれまで何年も踏み倒してきた酒代を払う為、夫婦で営んでいる椿屋という飲み屋で働くことにした。 それまで... [続きを読む]

受信: 2009年10月14日 (水) 09時13分

» 女はわからん。(!)~「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」~ [ペパーミントの魔術師]
私が見たかったのは 「なんでこんなオトコにくっついとんねん!!!」 わかりませんでした、結局。(笑) 貧しいわ、浮気するわ、盗みに心中。 「子はかすがい」かと思いきや、そうでもないし。 (実に子供の存在感が希薄です、佐知がちっとも お母さんらしく見えなかっ..... [続きを読む]

受信: 2009年10月14日 (水) 16時07分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 [佐藤秀の徒然幻視録]
公式サイト。太宰治原作(電子版原作)根岸吉太郎監督、松たか子、浅野忠信、室井滋、伊武雅刀、広末涼子、妻夫木聡、堤真一。根岸吉太郎監督は太宰治の作品に触れたのは40歳前後からだという。普通、10代で触れるのに随分晩生だ。... [続きを読む]

受信: 2009年10月14日 (水) 16時15分

» ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ [象のロケット]
第二次大戦後の東京。 放蕩者の小説家・大谷が踏み倒した酒代を払う代わりに、妻の佐知は飲み屋“椿屋”で働き出した。 店は明るい佐知目当ての客でにぎわうようになる。 大谷は相変わらず飲み歩き、借金を作り、浮気を繰り返していたが、外の世界でどんどん輝きを増してゆく妻に、次第に不安を感じるようになっていった…。 大人のラブ・ストーリー。 ... [続きを読む]

受信: 2009年10月14日 (水) 19時30分

» 『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』 ('09初鑑賞149・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆☆☆ (5段階評価で 5) 10月11日(日) シネ・リーブル神戸 シネマ1にて 14:40の回を鑑賞。 [続きを読む]

受信: 2009年10月14日 (水) 20時57分

» ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜 [しぇんて的風来坊ブログ]
この映画は太宰治の「ヴィヨンの妻」の映画化であり、短い話のこの小説の台詞がかなりそのままに使われる一方、話が短い事もあって、エピソードを幾つか増して登場人物や出来事の幾つかは膨らませてある(太宰の他の作品を入れ混み入らせてある)。酒飲みの小説家の大原と云う男については、太宰の履歴に合わせる様、自死願望や行為があり、妻の方には出会いと結婚前の好きな人のエピソードを組み込んである。広末涼子演じる小説家の愛人は妻に勝つ愛人のように憎らしげで反省のかけらもない一方、妻は松たか子がかなり好演しているが、どうも... [続きを読む]

受信: 2009年10月14日 (水) 23時33分

» *『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』* ※ネタバレ有 [〜青いそよ風が吹く街角〜]
2009年:日本映画、根岸吉太郎監督、太宰治原作、松たか子、浅野忠信主演。 [続きを読む]

受信: 2009年10月15日 (木) 01時00分

» ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ [Diarydiary!]
《ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~》 2009年 日本映画 才能がある小説家の大 [続きを読む]

受信: 2009年10月15日 (木) 19時29分

» ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜 [Addict allcinema おすすめ映画レビュー]
太宰治 生誕100年 ある夫婦をめぐる「愛」の物語 [続きを読む]

受信: 2009年10月17日 (土) 01時00分

» 「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ 」私は産まれた時から、ずっと... [soramove]
「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ 」★★★★ 松たか子、浅野忠信主演 根岸吉太郎監督、114分、2009年、2009-10-10公開                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「太宰そのものと思って見たが、 どこまでが真実なのかは分からない、 時代の空気や人々の活気などは 新鮮だった、松たか子の良さが光る作品」 以前、東京の三鷹に住んでいて 太宰の命... [続きを読む]

受信: 2009年10月17日 (土) 09時33分

» 夫に心中された女房は~ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ [ネット社会、その光と影を追うー]
ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポの脚本(田中 陽造)は [続きを読む]

受信: 2009年10月17日 (土) 10時17分

» 「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」ダメ夫に1度だけ救われた妻の今の時代では真似できない献身的な夫への愛し方 [オールマイティにコメンテート]
「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」は太宰治原作の映画で、小説家の妻が小説家の不祥事を謝罪したり、働く事になり献身的に支えるが小説家は妻を疑い自らも愛人に溺れて自殺未遂をするがそれでも小説家を妻は支えるストーリーである。ダメな夫を持ってもなお支え続ける妻の...... [続きを読む]

受信: 2009年10月19日 (月) 01時17分

» ヴィヨンの妻 -桜桃とタンポポ-/松たか子、浅野忠信 [カノンな日々]
ここ最近の太宰治の生誕100年を迎えて製作された関連映画の中ではメジャー級の作品なのは間違いないでしょう。モントリオール映画祭では監督賞を受賞し映画公開への弾みとなったのかどうかはわかりませんけど、名匠・根岸吉太郎監督と豪華キャスティングに期待です。ちなみに...... [続きを読む]

受信: 2009年10月19日 (月) 08時27分

» ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ [必見!ミスターシネマの最新映画ネタバレ・批評レビュー!]
[ヴィヨンの妻] ブログ村キーワード ↓ワンクリックの応援お願いします↓ 評価:6.5/10点満点 2009年89本目(83作品)です。 【あらすじ】 戦後の東京。 酒と女に溺れ、愛人までも作ってしまう小説家の大谷(浅野忠信)。 その大谷を健気に支える妻の佐知(松たか子..... [続きを読む]

受信: 2009年10月19日 (月) 17時11分

» ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ [映画通の部屋]
「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」 製作:2009年、日本 114分 PG-1 [続きを読む]

受信: 2009年10月19日 (月) 19時03分

» 『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」□監督 根岸吉太郎 □脚本 田中陽造 □原作 太宰治 □キャスト 松たか子、浅野忠信、室井 滋、伊武雅刀、光石 研、広末涼子、妻夫木 聡、堤 真一、山本未來、新井浩文■鑑賞日 10月12日(月)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> 入場開始のアナウンスが始まったので耳を澄ましていると、まだ日が浅い担当者なのか、あるいは映画を知らない担当者なのかわからないが、明らかに“ブイ... [続きを読む]

受信: 2009年10月20日 (火) 08時18分

» 「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」 [ひきばっちの映画でどうだ!!]
                    「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」 太宰治原作の作品です。 主人公、佐知を演じる松たか子が、イイんですよ! 松たか子さんて、あまり視野に入ってなかった(要はファンではなかった)のですが、この作品を観て、俄然、ファンにならせていただきました(^^♪!! 才能がありながら、酒、女、と放蕩を続け、借金まで作ってしまう夫であり作家の大谷(浅野忠信)を、佐知は支え続けます・・。 佐知という役はとても難しい役所だと思うのですが、松さん見事に演じ切っておられました... [続きを読む]

受信: 2009年10月20日 (火) 22時43分

» 映画「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」 [FREE TIME]
映画「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」を鑑賞。 [続きを読む]

受信: 2009年10月20日 (火) 22時55分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 [墨映画(BOKUEIGA)]
「私って、お金になるんですね。」 お店は、彼女の気立ての良さで一躍人気店に! 佐知は、自らの価値と生きがいを見出した。 【STORY】(シネマ・トゥデイ様より引用させていただきました。) 2009年に、生誕100年を迎える文豪・太宰治の同名短編小説を、『雪に願うこと』の根岸吉太郎監督が映画化した文芸ドラマ。戦後の混乱期を背景に、道楽ざんまいの小説家の夫に振り回されながらも、明るくしなやかに生きていく女性の姿を描く。逆境の中でも活力にあふれるヒロインには話題作への出演が相次ぐ松たか子、太宰を思わせる... [続きを読む]

受信: 2009年10月21日 (水) 12時36分

» 「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」いけない事とは [再出発日記]
「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」松たか子が素晴らしい。冒頭の泣き笑いでどきっとさせた後は、居酒屋での解放された顔と、警察に連行されたときのこわばった顔と、大谷を慈しむ顔と、おびえる顔、困った顔、母の顔、強く立ち向かう顔...... [続きを読む]

受信: 2009年10月23日 (金) 00時56分

» ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ [だらだら無気力ブログ]
太宰治の同名短編小説を松たか子と浅野忠信主演で映画化。 戦後の混乱期を舞台に放蕩者の小説家とその妻の姿を描く。戦後間もない混乱期。小説の才能がありそれなりに名の通った小説家の大谷は 毎日飲み歩き、借金をしまくって、妻の佐知に迷惑をかけっぱなし。 ある夜、行..... [続きを読む]

受信: 2009年10月23日 (金) 01時41分

» さまよう刃 [ケントのたそがれ劇場]
★★★  東野圭吾の原作なら外れはないだろう、ということでほとんど予備知識なしに劇場に足を運んだ。事前に判っていたのは、40過ぎて生まれた一人娘を殺害された父親(寺尾聰)が、犯人の少年達に復讐するというストーリーだけであった。  ところがこの映画テーマは、... [続きを読む]

受信: 2009年10月23日 (金) 22時42分

» ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ [空想俳人日記]
この世には 生まれた喜びと 刹那さと  太宰の生誕100年だそうな。この映画の前の「斜陽」を見逃したのはアホかもしれない。でも生誕100年だからといって、何でもかんでも絡まなくてもよかろう。私はとっくに太宰を卒業したはずなのだから。  私にとって文学への嵌... [続きを読む]

受信: 2009年10月28日 (水) 08時17分

» ★「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスもこれで打ち止め。 合計18作品をタダで見ることができました。 本作は、文豪・太宰治の原作・・・ 2009年は太宰の生誕100周年だったのね。 [続きを読む]

受信: 2009年10月29日 (木) 03時40分

» ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜(映画館) [ひるめし。]
彼女は何故 これほどまでに、その男を愛したのか―。 [続きを読む]

受信: 2009年11月 1日 (日) 20時57分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
 『愛など信じたら、すべてが消えてしまうと、男は恐れている。 すべてを失った後に、残るのが愛だと、女は知っている。』  コチラの「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」は、昨年アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」がグランプリを受賞したモントリオー....... [続きを読む]

受信: 2009年11月 3日 (火) 18時41分

» ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ [七海見理オフィシャルブログ『映画評価”お前、僕に釣られてみる?”』Powered by Ameba]
愛など信じたら、 すべてが消えてしまうと、 男は恐れている。 すべてを失った後に、 残るのが愛だと、 女は知っている。 生誕100年の太宰治。小説「ヴィヨンの妻」をベースに太宰文学を... [続きを読む]

受信: 2009年11月 7日 (土) 01時37分

» ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ [監督:根岸吉太郎] [自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ]
批判も多そうだけど、浅野忠信の創出した太宰っぽい奴の印象抜群。すぐに「太宰ごっこ」をやりたくなるおかしなおかしな文芸作品。 [続きを読む]

受信: 2009年11月 7日 (土) 06時00分

» ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 [銅版画制作の日々]
太宰治 生誕100年ある夫婦をめぐる「愛」の物語 遅まきながらようやく鑑賞して参りました。何を隠そう、実は浅野忠信さんが好きです!だからどうしても観たい作品でした。破滅的な大谷の役は浅野さんにはぴたりはまっていますね。そんなダメな男をを支える妻佐知役にはあの松たか子さん。 才能はあるのだが、大酒飲みで、浮気を繰り返すどうしょうもない男性です、でも何故か?これがもてる・・・・。確かにこういう軟弱でどうしょうもない男性って何故か魅力がありますよね。女性の持つ母性をくすぐるのだと思います。母性はある時... [続きを読む]

受信: 2009年11月11日 (水) 14時24分

» ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ [ダイターンクラッシュ!!]
2009年11月15日(土) 18:15~ TOHOシネマズ シャンテ2 料金:0円(1ヶ月フリーパス) パンフレット:600円(買っていない) 『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』公式サイト フリーパス鑑賞15本目。 小学生の頃、定番「走れメロス」と何を間違ってかの「人間失格」しか読んでいない太宰治の原作。原作は短編で、青空文庫で無料で読める。 原作を斜め読みすると、そのほとんどはカバーされている。 これに、妻夫木演じる若い工員、広末涼子のバーのマダム、堤真一の偉そうな弁護士が絡む。これは... [続きを読む]

受信: 2009年11月16日 (月) 02時37分

» 「ヴィヨンの妻/桜桃とタンポポ」 [てんびんthe LIFE]
「ヴィヨンの妻/桜桃とタンポポ」ユナイテッドシネマ豊洲で鑑賞 太宰治生誕100年。 松本清張も生誕100年。 純文学である太宰が学校の教材として用いられるのに対し、松本清張は大衆的ということなのか? 太宰は中学でも高校でも読んだ記憶があるし、たぶん大学でも現代文として読んだような記憶。 定かではない。 嫌々読んでいたのがみえみえ。 嫌々読んでいて頭に入るわけもなく、ただ文字を追っていたという記憶。 どうも駄目なんですよ、こういうまったりとした昭和の話。 まったりなんだけど結構す... [続きを読む]

受信: 2009年11月18日 (水) 08時47分

» mini review 10454「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」★★★★★★☆☆☆☆ [サーカスな日々]
2009年に、生誕100年を迎える文豪・太宰治の同名短編小説を、『雪に願うこと』の根岸吉太郎監督が映画化した文芸ドラマ。戦後の混乱期を背景に、道楽ざんまいの小説家の夫に振り回されながらも、明るくしなやかに生きていく女性の姿を描く。逆境の中でも活力にあふれるヒロインには話題作への出演が相次ぐ松たか子、太宰を思わせる小説家に『モンゴル』などで海外でも評価の高い浅野忠信。さらに室井滋、伊武雅刀、妻夫木聡、堤真一ら豪華共演陣が脇を固める。[もっと詳しく] 桜桃とタンポポ。その対比を、監督は描きたかったの... [続きを読む]

受信: 2010年5月 3日 (月) 13時00分

» ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~(’09) [Something Impressive(KYOKOⅢ)]
4月初めに、「SONGS」ジュリーの回の記事を書いて、出演作の関連記事で、俳優としては、市川準作品の「大阪物語」と短編ドラマ集「東京日常劇場<哀愁編>」をリンク、少し見直した時、「東京・・」の大鶴義丹と中嶋朋子出演のパートで、2人の会話に太宰治の「トカトントン」という短編の事が出て来て、ちょっと引っ掛かったままだった、と思い出しました。 太宰作品は「走れメロス」と、その他何か読んだのだったか、そう馴染み、という訳ではなかったですが、大鶴義丹が、主人公が何か意義ある事をしようとすると、そういう金... [続きを読む]

受信: 2010年7月13日 (火) 18時21分

» 原作が太宰治の2本 [Akira's VOICE]
「人間失格」 「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」  [続きを読む]

受信: 2010年8月12日 (木) 11時12分

» ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ [とりあえず、コメントです]
太宰治著の同名短編小説を松たか子さん&浅野忠信さん主演で映画化した作品です。 この作品も公開前から気になっていたのですけど、観るのが遅くなってしまいました。 もっと早く観れば良かった~!と思うような、とても心に残る作品でした。 ... [続きを読む]

受信: 2010年8月13日 (金) 20時06分

» 映画評「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」 [プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]]
☆☆☆(6点/10点満点中) 2009年日本映画 監督・根岸吉太郎 ネタバレあり [続きを読む]

受信: 2010年8月28日 (土) 14時35分

» 『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』'09・日 [虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...]
あらすじ酒や金にだらしなく、女にすぐ手を出す小説家の大谷。妻の佐知は、夫の借金を返すために飲み屋で働き始め・・・。感想太宰治の小説の映画化で『サイドカーに犬』の根岸吉太... [続きを読む]

受信: 2010年9月18日 (土) 15時29分

» 根岸吉太郎監督  「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜 」 [映画と読書とタバコは止めないぞ!と思ってましたが…死にそうになったので禁煙か?]
太宰=暗い 太宰=自虐 太宰=心中 そう思ってた所為か、太宰の作品と言うと、子供の頃に読んだ「走れメロス」だけ 今作の原作も未読です。 公開当時、どうしようかなぁ〜?と… 暗い話は苦手。 ましてや、女の人を道連れに心中するようなダメな男が出てくる話は苦手 そう思ってましたが、今作の監督は私の好きな根岸吉太郎監督 2009年度キネ旬第2位でもあり TSUTAYAで会員更新のついでに、借りて観ることにしました。 【あらすじ】 ある夜、酒代を踏み倒した上、五千円を盗んで逃げ出した放蕩... [続きを読む]

受信: 2011年1月31日 (月) 08時54分

» 映画:「ヴィヨンの妻~桜桃とたんぽぽ」~録画で [David the smart ass]
NHKのBSプレミアムの録画で、太宰治原作の映画「ヴィヨンの妻 桜桃とたんぽぽ」を見た。松たか子主演で、相手役は浅野忠信。 映画「ヴィヨンの妻 桜桃とたんぽぽ」は、太宰治の短編小説「ヴィヨンの...... [続きを読む]

受信: 2012年4月14日 (土) 14時06分

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