« 天使の恋 | トップページ | 殺人の追憶/살인의 추억 »

2009年10月28日 (水)

ホースメン

Photo 「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイがプロデュースする最新作。今回はうって変わって新約聖書の“ヨハネの黙示録”の四騎士をテーマにしたサイコスリラーだ。主演は『バンテージ・ポイント』のデニス・クエイド。共演に『SAYURI』のチャン・ツィイー。彼女が猟奇殺人の犯人役を演じ、女版レクターと話題を呼んだ。監督はジョナス・アカーランド。
>>公式サイト

チャン・ツィイーの新境地ってコレ?

book あらすじへ book

にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブ
ログランキングへみなさんの応援クリックに感謝デスsunshine

01

過程が良く解らなかった。観終わった直後はそう思いました。最終的な謎解きを観ると、この作品が何を言いたかったのかははっきり解りますし、その答えも至極納得できます。しかし「ヨハネの黙示録」の4騎士になぞらえた4人の猟奇殺人犯と4人の生贄はどうなってしまったのか。帰宅してから紙に書いて考えて、ようやくそうではないのかという推測は立てられました。きっとキリスト教圏の人ならば、現場に残された「Come and See」のメッセージを見たらすぐに黙示録と想像が付き、4騎士を前提に見るから混乱もないのでしょうけど。

02 03

物語は凍った湖の上に残された人の歯から始まります。エイダン(デニス・クエイド)は歯科法医学の専門家で、このことが原因で事件に関わることになるのでした。それにしても予告編にすっかり騙された感があります。なるほど確かにチャン・ツィイーの新境地となる作品なのかもしれません。しかし第一の殺人で第一発見者としてブロンドの少女2人と肩を寄せ合い泣いている三編の彼女を観て、正直驚きました。幾ら東洋人が若く見え、チャン・ツィイー自身が童顔とはいえ、今年30歳の女性がティーンエイジャー役はちょっと痛い…。

04 05

彼女は8歳の時に養子に貰われ、それから10年間に渡って性的虐待を受けてきたという設定なので、今は18歳ということらしいですが、エイダンにわざわざセリフで「子供は苦手だ。」と言わせなきゃならないような設定には無理を感じざるを得ません。更に意外だったのは、彼女がアッサリ警察に捕まってしまうこと。予告編で捕まえられるものなら捕まえて御覧なさいよと言わんばかりに警察を挑発していたので、彼女が猟奇殺人の犯人でありながら、中々証拠が掴めないといった展開を想像していたのですが、見事に裏切られました。というより、むしろ捕まってから先の方が長いです…。

06 07

この後彼女は「羊たちの沈黙」のレクター博士の如く、獄中からエイダンに事件のヒントを与えますが、残念ながらこれが本当にヒントを与えるだけの人なんですね…。確かに性的虐待を受けてきた事実は大きいですが、しかし彼女にそれ以外の何かを感じさせるバックヤードも特に見えてきません。となると到底レクター博士の持っていたような、存在そのものが猟奇的な位置づけにはなりえない訳で。結局のところ、大々的にチャン・ツィイーをフィーチャリングはしたものの、実はデニス・クエイドが主人公の連続猟奇殺人ミステリーということなんです。全く彼女の使い方を間違えているのか、それとも宣伝の手法が間違っているのか…。

08 09

さて、極力ネタバラシなしで書いていますが、最後に少しだけストーリーに触れると、どうも途中から猟奇的な雰囲気は消えて現実的な事件に見えてきてしまったのが残念でした。私は3人目の犠牲者辺りから、どうも様子が…と感じ始めましたが、勘の良い人ならもっとすぐ解るかも。いずれにしたところで、何だか哀しい話しに収束してしまうのは、最初の煽りに比べて尻すぼみ感が大きかったです。何しろ『羊たちの沈黙』や「ソウ」シリーズと並び称して宣伝していましたから。「ソウ」は未見なので何ともいえませんが、少なくとも『羊たちの沈黙』の足元にも及ばない作品であることは間違いありません。

個人的おススメ度2.5
今日の一言:俳優の演技自体には文句ナシなのですが…

にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ
↑いつも応援して頂き感謝です!
今後ともポチッとご協力頂けると嬉しいです♪

|

« 天使の恋 | トップページ | 殺人の追憶/살인의 추억 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/197507/31968568

この記事へのトラックバック一覧です: ホースメン:

» ホースメン(試写会) THEHORSEMEN [まてぃの徒然映画+雑記]
章子怡(チャン・ツーイー)が猟奇殺人犯役ということで、サスペンスホラーはあまり得意ではないのだけれど、観てみました。ブレスリン刑事は専門が歯科法医学だが、そんな彼を事件に引きずり込むきっかけが静かな森の中でおきる。綺麗なシルバーの器に盛られた、血まみれ...... [続きを読む]

受信: 2009年10月28日 (水) 23時13分

» 試写会「ホースメン」 [流れ流れて八丈島]
今日も2本目があります九段会館で試写会「ホースメン」を観てきました「いまだかつて体験したことのない、衝撃のサディスティック・サスペンス・スリラーの誕生!!」というのがコピーです新約聖書の黙示録が連続殺人の題材ということで、キリスト教に疎い日本人にはちょっ...... [続きを読む]

受信: 2009年10月29日 (木) 00時57分

» 「ホースメン」いろんな意味で、恐い…。 [シネマ親父の“日々是妄言”]
[チャン・ツィイー] ブログ村キーワード 記事投稿日時 2009年10月11日16:35 ※上映開始日を投稿日時に設定。上映開始1週間後まで固定。  チャン・ツィイーと言えば、これまで“綺麗”“カワイイ”“可憐”というイメージが圧倒的でございました(少なくとも吾輩的には…)。そんな彼女が、新境地とも言える役に挑んだのが本作、「ホースメン」(カルチュア・パブリッシャーズ)。その新境地とは“猟奇殺人犯”…。製作は、あのマイケル・ベイ。う~ん、やっぱりこの人“悪趣味”だわ(^^;。 ... [続きを読む]

受信: 2009年10月29日 (木) 01時23分

» 「ホースメン」 [ひきばっちの映画でどうだ!!]
                              「ホースメン」 「羊たちの沈黙」ばりのサイコ・サスペンスと聞いていたので、期待していたのですが・・。 よく考えると、そんなに凄かったら、東京で2館しか上映してないのは・・・?? ちょいネタバレ入ります・・。 デトロイト郊外の荒地で、奇妙な物が見つかる・・。抜歯した人間の歯である。1人分全てらしく、おびただしい数である・・。 その道に詳しい、デトロイト市警のブレスリン(デニス・クエイド)刑事が呼ばれた・・。 と、この辺までは「ゾワ... [続きを読む]

受信: 2009年10月29日 (木) 02時31分

» ホースメン [小泉寝具 ☆ Cosmic Thing]
 カナダ&アメリカ  サスペンス&ホラー&ミステリー  監督:ジョナス・アカーランド  出演:デニス・クエイド      チャン・ツィイー      ルー・テイラー・プッチ      クリフトン・コリンズ・Jr 【物語】  妻に先立たれたベテラン刑事ブレスリン...... [続きを読む]

受信: 2009年10月30日 (金) 00時06分

» ホースメン [だらだら無気力ブログ]
『トランスフォーマー』のマイケル・ベイの制作で、「黙示録の四騎士」に なぞらえた連続猟奇殺人事件の謎を追う刑事を描いたサイコ・サスペンス。 事件を追う刑事に『バンテージ・ポイント』のデニス・クエイドが、 猟奇殺人鬼に『女帝』のチャン・ツィイーが扮し、チャン..... [続きを読む]

受信: 2009年10月30日 (金) 02時13分

» ホースメン [象のロケット]
デトロイト警察の刑事ブレスリンは、赤いペンキで「COME AND SEE(来たれ)」というメッセージが残された連続猟奇殺人事件を担当する。 極太の釣針とワイヤーで、アートのように釣られている被害者たち。 新約聖書のヨハネ黙示録の「来たれ」という記述から、白、赤、黒、緑の馬に乗った4人の騎士(ホースメン)が関係していることに気づくのだが…。 サスペンス・スリラー。 R-15... [続きを読む]

受信: 2009年10月30日 (金) 19時21分

» ホースメン [ダイターンクラッシュ!!]
2009年11月1日(日) 19:00~ 渋谷シアターTSUTAYA2 料金:1000円(映画サービスデー) パンフレット:未確認 『ホースメン』公式サイト チャン・ツィイーがサイコパスを演じるという。それだけで観にいったら、龍頭蛇尾な凡庸なスリラーだった。ちょっとだけグロ。 黙示録とか巨大掲示板とかスケールがでかいのだが消化しきれていない。 チャン・ツィイーが鍵を握るのだが、単なる脇役にしか思えない出番の少なさ。「あの女は魔女だ!信じるな!」とか養父が言っているのに、そこはスルー。だいたい、... [続きを読む]

受信: 2009年11月 2日 (月) 01時03分

» ホースメン [あーうぃ だにぇっと]
監督: ジョナス・アカーランド キャスト ブレスリン☆デニス・クエイド クリスティン☆チャン・ツィイー アレックス☆ルー・テイラー・プッチ スティングレー☆クリフトン・コリンズ・Jr コリー☆パトリック・フュジット デビッド・スピッツ☆ピーター・ストーメア 他 【ストーリー】 妻に先立たれたベテラン刑事ブレスリン(デニス・クエイド)は、猟奇的な連続殺人事件を担当することになる。 遺体は極太の釣針で宙につるされ、現場には毎回「COME AND SEE(来た...... [続きを読む]

受信: 2009年11月 3日 (火) 21時50分

» ホースメン [Movies 1-800]
Horsemen (2009年) 監督:ジョナス・アカーランド 出演:デニス・クエイド、チャン・ツィイー、ルー・テイラー・プッチ、クリフトン・コリンズ・Jr デトロイト郊外で起きた猟奇殺人事件を捜査する刑事の姿を描いたサイコ・サスペンス。 マイケル・ベイ製作で、このタイトルだと馬面男が人を殺しまくるスプラッター・ホラーかと勘違いしかねないが、実際のところは、“Horsemen ”とは「ヨハネの黙示録の四騎士」のことであり、「セブン」などと同様、聖書を悪意的に解釈した犯人が登場する刑事ものである。... [続きを読む]

受信: 2009年11月 7日 (土) 00時37分

» ホースメン [ともやの映画大好きっ!]
(原題:THE HORSEMEN) 【2008年・カナダ/アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆) 聖書に描かれた"ヨハネの黙示録の四騎士"に準えた猟奇殺人事件に挑む刑事を描くサイコ・スリラー。 デトロイト警察の刑事エイダン・ブレスリン(デニス・クエイド)の元に、殺人事件発生の知らせが届く。郊外にある現場に駆けつけたブレスリンは、奇妙な光景を目の当たりにする。凍り付いた池の上に設置された銀のトレイ。そのトレイには歯肉が付いたままの歯が大量に載せられていた。死体は無く、行けを取り囲む4本の木に赤いペンキ... [続きを読む]

受信: 2009年11月 8日 (日) 14時06分

» 【ホースメン】 [日々のつぶやき]
監督:ジョナス・アカーランド 出演:デニス・クエイド、チャン・ツィイー    美しき、殺人鬼の罠に、世界が堕ちる 「妻を亡くし辛さのあまり仕事に集中し二人の息子と過ごす時間が取れない刑事のブレスリンは、釣り針で体を吊られ殺されるという猟奇的な殺人... [続きを読む]

受信: 2009年11月 9日 (月) 14時52分

» ホースメン(2008)HORSEMEN [銅版画制作の日々]
 美しき殺人鬼の罠に、世界が堕ちる 京都シネマにて「ホースメン」を鑑賞。かなり期待度が大きい作品だったのですが・・・・。そこまでではありませんでした。チャン・ツィイーのイメージは確かに変ったかもしれませんが。意外にも先が読める展開だったので、面白くなかったなあなんて。 チャン・ツィイ―演じる薄幸な美少女が、突如猟奇的な犯罪者に変貌するというのは面白いんですが・・・・。何かもう少し変貌する展開に工夫があってもいいような感じもするのですが。どうでしょうね。あくまでも個人的な感想ですが。。。。。 ち... [続きを読む]

受信: 2009年11月21日 (土) 09時51分

» ホースメン [DVD] [映画鑑賞★日記・・・]
【HORSEMEN】 2009/10/24公開 カナダ/アメリカ 90分監督:ジョナス・アカーランド出演:デニス・クエイド、チャン・ツィイー、ルー・テイラー・プッチ、クリフトン・コリンズ・Jr 、パトリック・フュジット、ピーター・ストーメア、バリー・シャバカ・ヘンリー、美しき...... [続きを読む]

受信: 2010年2月17日 (水) 12時54分

» ホースメン [元レンタルビデオ屋店長の映画感想]
ホースメン [DVD]/デニス・クエイド,チャン・ツィイー,ルー・テイラー・プッチ 「グリーン・デスティニー」「SAYURI」のチャン・ツィイーが猟奇殺人鬼役に挑戦した異色のサスペンス・スリラー。“黙示録の四騎士”をなぞらえた連続殺人事件の謎を追う主人公刑事が、... [続きを読む]

受信: 2010年2月18日 (木) 18時15分

» ホースメン [ゴリラも寄り道]
ホースメン [DVD](2010/02/05)デニス・クエイドチャン・ツィイー商品詳細を見る <<ストーリー>>妻の死後、二人の息子たちとさらに距離ができて... [続きを読む]

受信: 2010年2月23日 (火) 00時40分

» 『ホースメン』:チャン・ツィイーと丁々発止やるのかと思いきや @レンタルDVD [りゃんひさのMyBlog:映画レビューなど]
マイケル・ベイが製作にからんだデニス・クエイド、チャン・ツィイー主演のサイコサスペンス映画『ホースメン』。 「ホースメン」って、なんなのよ? [続きを読む]

受信: 2010年5月 7日 (金) 14時20分

» ホースメン [いやいやえん]
黙示録の見立て猟奇殺人やチャン・ツイィーがサイコキラーのような予告がたくさん流れていたので、そういうオカルトちっくな話なのかと思っていれば、ちょっと違いましたね。駆け引きも一応はありましたが、一部分でした。 一方デニス・クエイドは刑事役が似合っていました。子供達との関係や疲れたような表情なんかがリアル。歯科法医学を専門にする主人公というのは珍しい気がします。 黙示録の4騎士になぞらえた殺人事件…チャン・ツイィーの役どころであるクリスティンはその1人なんだけど、翻弄するというよりはただペラペラ... [続きを読む]

受信: 2010年5月31日 (月) 17時26分

» 映画「ホースメン」チャン・ツィイー、ガンバレ! [soramove]
「ホースメン」★★★wowow鑑賞 デニス・クエイド、チャン・ツィイー、ルー・ティラー・プッチ出演 ジョナス・アカーランド監督、90分 、2009年10月24日公開、2008,アメリカ,カルチュア・パブリッシャーズ (原題:THE HORSEMEN)                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「主人公エイダン・ブレスリン(デニス・クエイド)は 聖書のヨハネの黙示録の四騎士を連想させる 連... [続きを読む]

受信: 2010年8月 8日 (日) 21時17分

» 映画評「ホースメン」 [プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]]
☆☆★(5点/10点満点中) 2008年アメリカ映画 監督ジョナス・アカーランド ネタバレあり [続きを読む]

受信: 2010年8月 9日 (月) 18時39分

» 「ホースメン」ネタバレしまくりの宣伝方法で作品が潰れてる気が・・。 [アタシ、洋画・洋楽・ゴシップ中毒(笑)!!!]
「ホースメン」(2009年) ■出演■ デニス・クエイド チャン・ツィイー ルー・テイラー・プッチ クリフトン・コリンズ・Jr パトリック・フュジット ピーター・ストーメア ハリウッド屈指のヒットメーカー、 マイケル・ベイが仕掛けるサイコ・サスペン... [続きを読む]

受信: 2011年11月23日 (水) 07時43分

« 天使の恋 | トップページ | 殺人の追憶/살인의 추억 »