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2009年11月 4日 (水)

ホワイトアウト

Photo グレッグ・ルッカの同名グラフィック・ノベルを映画化。主演は「アンダーワールド」シリーズで美しいヴァンパイアを演じたケイト・ベッキンセイル。共演に『ザ・スピリット』のガブリエル・マクト、『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』のコロンバス・ショートが出演。監督はドミニク・セナ。南極を舞台にしたサスペンススリラーだ。
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限定条件が活かされたサスペンス

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個人的に大好きな「アンダーワールド」シリーズで美しきヴァンパイアを演じたケイト・ベッキンセイルの最新作です。予告編からはもっとホラーチックな作品を予想していたのですが、どちらかと言うとクライムサスペンスに近い感じを受けました。最近のホラー、サスペンス作品は期待外れなものが多かっただけに、本作は久々になかなか楽しめたと思います。身近な環境で想像のつく楽しさもありますが、本作では南極が舞台という非日常的な特殊環境が私たち観客の緊張感を高める上で一役かってくれました。

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ちなみに“ホワイトアウト”とは強風で雪が巻き上げられて、方向や場所の感覚がなくなってしまう現象のこと。劇中では吹雪の中で建物を移動する際に、建物間に張られたロープにカラビナで命綱を取り付けて移動をするシーンがあります。その時はもちろん分かる由もないのですが、これは後の伏線になっていました。更に劇中ではステッコ(ケイト・ベッキンセール)たちのアムンゼン・スコット基地をカテゴリー5の超大型の嵐が襲うという設定。つまり、“ホワイトアウト”が起こるまでにタイムリミットが設けられています。時間制限もまたサスペンスには必須の要件ですね。

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ストーリー自体は、簡単に言ってしまうと、50年前のロシアの貨物飛行機の積荷に端を発する連続殺人事件で、それほどミステリアスという訳ではありません。実は最初に発見された死体の顔半分が潰れていたのを見て、これは何か化け物に喰われたのか?!なんて思ったんですが、直後のステッコの回想であっさり否定されました。(苦笑)とはいえ、この貨物飛行機の積荷が一体何なのか?これは最後の最後までわからない構成になっているんで、様々な謎が解明されていきつつもドキドキが継続します。俗に言う「引っ張るなぁ。」という感じでしょうか。但し犯人は意外にすぐ想像が付いてしまうかもしれません。

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如何せん閉ざされた空間ゆえに、ストーリー上に登場するキャラクターが限られているため、消去法で推測できてしまうんですね。何しろ主な登場人物はステッコ、国連捜査官(って何だろう?)ロバート(ガブリエル・マクト)、パイロットのデルフィ(コロンバス・ショート)にドクター(トム・スケリット)の4人ですから。特に残念なのが、ガブリエル・マクト演じるロバート。いきなり登場した割には何をするわけでもなく、ステッコと恋愛関係になるのかと思えばそうでもなく…。ちなみに今回のガブリエルも『ザ・スピリット』同様地味な存在なのでした。彼の活かし方次第ではもっとサスペンス度合いが増したのではないでしょうか。実際ステッコも疑いの眼差しを向けてましたし。

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などといいつつも彼の存在理由は後ほど判明しました。即ち本作の最大の見せ場である猛吹雪の中でのアクション、殺人実行犯との格闘の時にステッコを助けて闘うというのが彼の役目。このアクションは南極という舞台設定を十分に活かしたもので、先に書いたように、カラビナでロープと繋がなければ吹き飛ばされてホワイトアウトで即死亡という極限下の闘いは、アクションそのものに、大自然の驚異が加わった見応えあるシーンです。正直いってあまりに凄まじい吹雪のおかげで、時として何をやっているのか良く解らないこともあるのですが、それもまたこの場合は南極の厳しさを表現するのにプラスに作用していました。

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さて、お気に入りのケイト・ベッキンセイルは今回も相変わらず美しい…。しかしその美しさとは裏腹に、回想シーンでは鏡に叩き付けられて血まみれになるは、凍傷で指は切断されるはと散々。ほんの少し手袋をしないで吹雪の中を敵の手から逃げただけなんですが、一瞬にして凍傷になってしまうのが氷点下50度オーバーの世界なんですね。ただ『南極料理人』では隊員が裸で写真撮ってたんですけど…。あれは天気が良かったからOKなんでしょうか。最後まで残された積荷の謎にもう一ひねりあると、より評価があがったかなという一作でした。

個人的おススメ度3.0
今日の一言:オーロラを観るケイトの美しさに見とれた…

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