ウルルの森の物語
2007年に公開された『マリと子犬の物語』のスタッフとキャストが再結集。今回は北海道を舞台に2人の兄妹がオオカミの赤ちゃんとの出会い、冒険を通じて通じて成長していく様子を描く。主演は2時間ドラマの帝王・船越栄一郎。共演に『ヤッターマン』の深田恭子、濱口優らが出演。メインの兄妹は桑代貴明と北村沙羅の子役が務める。監督はこれまではTVドラマを多く手がけてきた長沼誠。
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ただひたすらつまらない。どこにも見るべきものが無く、まして感動など皆無。まあ、かなりの悪評を聞いていたのと、予告編から既に作品の酷さが十分伝わってきたので本当は観ないつもりだったのですが、暇にあかせてつい観てしまったのが運の尽き。というか自業自得。『マリと子犬の物語』はそれなりにヒットしたらしいですが未見なので比べようもないです。しかし劇場の客入りを観ても、本作はいわゆる大ゴケってやつでしょう。うーん、どこがつまらないのか………全て。というか良いところどこかあったかな…、あ、ありました。深田恭子がスリムになって、ショートの彼女も結構可愛い!
まず観始めて思ったこと。あんまり悪く言いたくは無いですが、しずく役の 北村沙羅ちゃん、とてもではないですがメインで出演するには下手過ぎです。そのわざとらしい発声方法、芝居、全てダメ。誰がどう教えてこんなになってしまったのか。昴役の桑代貴明くんがそこそこ普通に演じてくれているだけにあまりにもその酷さが際立ちます。何故もっと子供らしい自然な演技をするように周りが言ってあげないのか。自然にやって下手なのは仕方ないのです、子供だから。無理上手くに演じさせようとし過ぎなんです。これがおかしいと感じない演出家は、相当世間一般の感覚からずれているとしか言いようがないです。
この兄妹が森で見つけたのがオオカミの仔・ウルルでした。貴重なエゾオオカミの仔の可能性があるため、ウルルは研究機関に連れて行かれることになります。そこで兄妹はウルルをお母さんのもとに返してあげるのだと冒険に旅立つのでした。そもそものきっかけは拓馬(濱口優)が昴に見せた絵本。そこにはアイヌ語で“オオカミの住む所”を意味する“ホロケシ”が載っていたのです。携帯が手放せない現代っ子、妹を連れて2人で東京から北海道にやってきて、しかも自分の母親の病気のことも理解している、そんな頭のいい兄貴が、絵本の場所が本当にあると思い込むことがまず信じられない…。
冒険の道中も突込みどころは満載。最初に食べ物を食べたきり何も食べなくても平気だったり、土砂崩れにあっても妹を助け出したり、何の苦労も伴ってない冒険に感動などするわけも無く。そもそも時間の概念が完全に喪失しているので、旅立ってから先何日経ったのかもよく解りません。そうそう、良いところは深田恭子の可愛らしさだけといいましたがもう一つありました。山の中で出会う猟師役の大滝秀治。いい加減で適当なストーリーの中にあって、大滝さんの芝居だけがホンモノで、彼がしゃべるシーンでは場が締まります。流石は名優ですね。
最終的には“ホロケシ”を見つけるのはまだ仕方ないとしても、あのシーンはどうみてもスタジオ撮影としか思えない…。ありえない方向からの照明は胡散臭さだけを増長しています。というかもう書く気力も起こらないので止めますが、お金を払うには値しない作品です。例えDVD化されたとしても。
個人的おススメ度1.5
今日の一言:お金を取るという意味をもう一度考えて欲し
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☆☆(4点/10点満点中)
2009年日本映画 監督・長沼誠
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