アサルトガールズ
アニメ界の鬼才、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の押井守監督が8年ぶりに手がけた実写長編作品だ。主演は『昴-スバル-』の黒木メイサ。共演に『バベル』の菊池凛子、佐伯日菜子、藤木義勝。宣伝美術に数々のヒット作に関わってきた樋口真嗣が参加しているのは何か意味があるのだろうか。仮想ゲーム空間を舞台にした、正にSFアクション・エンターテインメントだ。
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| 見所は黒木メイサのスタイルのみ |
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まず、公開時期が不味すぎでしょう。『アバター』と同じゲーム的な世界観が被っているだけに、申し訳ないけれど比較の対象にすらならない程の作品に見えてしまいました。かけているお金と時間が違うのは当然なのですが、監督自らが「あれには10年かけても追いつけない。」と完敗宣言を出している程です。更に追い討ちをかけて言うならば、何一つとして勝っているところがないだけでなく、恐らく『アバター』がなくてもダメな作品だと言って良い程度の駄作でした。

はっきり言って見所は黒木メイサのスタイルのみです。そもそも冒頭始まってから一体何分間字幕で説明するのかと。それも読みにくいフォントで。正直その段階でもう眠い眠い…。作品の前提や設定を文字で説明する映画なんか聞いたことがありません。だったら映画にする必要ないですから。しかも『イングロリアス・バスターズ』よろしく何故か5章仕立て。でも一つのストーリーを単純に5つに分けた以上の意味など見出せませんでした。長々と解り難い世界観を文字で説明してくれたのですが、それがストーリーに活かされているかと言えば皆無。

というか観ながら最初の説明は一体なんだったんだと愕然とする始末です。とりあえず「アヴァロン(f)」という仮想空間は伊豆大島の裏砂漠というだだっ広い場所で絵変わりは一切なし。で、そこに出てくる敵もスナクジラとかいう巨大なウツボだけ。敵が1種類しかいないSF映画って初めて観ました。武器も近未来なんだか現代なんだか世界観としての統一性が全くなし。片や巨大ロボット(FsJ87“Temjin”(天人)というらしい。)が出たかと思えば、方やライフルのような銃で攻撃したり。そもそもこの巨大ロボットの設定などは完璧にアニメ『ガン×ソード』のパクリなんですが問題ないのでしょうか…。

ストーリーを簡単に言うと―、黒木メイサたちはゲームのキャラクターです。とあるゲームステージの最終ボスであるマダラを、最初はばらばらに活動していたグレイ(黒木メイサ)とルシファ(菊池凛子)とカーネル(佐伯日菜子)とイェーガー(藤木義勝)の4人がパーティーを組んで倒すというお話。これ以上でも以下でもありません。そんな状態ですから当然ながら個々のキャラクター設定など目で観て解る程度のもの。ゲームの中という設定で映画化するならば最低でも『.hack//SIGN』ぐらいは作りこんで貰わなければ面白くもなんとも無いです。

公式サイトのイントロダクションを読むと「まさに、多彩かつ多才なスタッフが一同に顔を揃え、かつてないSFアクション・エンターテイメントをここに創り上げた。」とありますが、ここまで来るともはや失笑するしかありません。単純に監督の趣味だけでつくってるだけとしかいいようがないです。物は試しと鑑賞される方がいましたら、黒木メイサの素晴らしくモデルなスタイルの良さに感心してください。恐ろしく足が長いです。
個人的おススメ度
1.5
今日の一言:押井監督はアニメーションでいいです。
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