ナンパの定石/작업의 정석
2005年に韓国で大ヒットしたラブコメディ。日本では劇場未公開だが、WOWOWで放映された。主演は『私の頭の中の消しゴム』などラブストーリーの女王と言われるソン・イェジンと、TVドラマ『朱蒙(チュモン)』のソン・イルグク。監督はオ・ギファン。プロのナンパ師の男女がお互いを落とそうとプライドをかけて繰り広げる様々な手口が引き起こすハチャメチャな展開に目が離せない。
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ソン・イェジンの百面相? |
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韓流シネマフェスティバル2009での公開作品。全部で5本鑑賞予定にのうちの1本目は、大好きなソン・イェジン主演のラブコメディ…というよりも、コメディ作品です。とにかくひたすら笑った105分、あまりに次から次へと笑いが飛んでくるので最後には正直笑い疲れてしまったほどです。ただ正直いって、今回はあまり書くことがありません。なにしろ映画的に言えば物凄く単純なコメディ映画で別に捻った脚本があるとかではなく、その場で大笑いして後には何も残らないというもの。笑いは個人差が結構ありますので、このセンスが気に入らない人にとっては苦痛でしかないでしょう。


さて、そうは言っても軽く説明はしないと…。物語はプロのナンパ師(ってそんなの聞いたことないですが。)のミンジュン(ソン・イルグク)とジウォン(ソン・イェジン)の狐と狸の化かしあいという話。要するにこれまではお互いに、よさげな男女を見つけては上手いこと取り入って楽しんでいた2人が、ある日出会い、これまたお互いに「なかなかイイ男(女)じゃん!」と思ってしまう訳です。で、いつもの手練手管でお互いを落とそうとするも、当然2人ともプロなんで中々落ちない…。そうこうするうちにお互いに、どうも相手もプロらしいことに気付くと。そこからはお互いにプロのプライドをかけた落としあいに発展していくんですね。


とにかくこの作品、単純だけれど重要なのが、ソン・イェジンの色んな表情が観られるということ。シビアな部分は全くないので純粋に彼女のアイドル的な可愛らしさが楽しめます。故に個人的には大満足!あの自然でキュートな笑顔に痺れ、いわゆる“ぶりっこ”な可愛らしい表情に思わずコチラも破顔一笑。おどけた表情や不細工顔など、普段の作品では中々観られない彼女が沢山観られるのはかなり幸せです。評価的には★4.0にしましたが、実を言えば個人的には★5オーバー。映画を観て気持ちよく大笑いできて更にに大好きな彼女がこれでもかと観られたら他に何を望むと言うのか…。こんな映画があっても良いと思うのです。


そうだ、ソン・イルグクにも触れないと…。正直言うと初めて観た俳優さんでなんと評して良いか解らないです。ファンの皆さんごめんなさい。BSフジで現在(2009年11月)22時から『朱蒙(チュモン)』が放映されていて主役なんですね。パッと見た瞬間、高嶋政宏が思い浮かんだんですが。女性のソン・イェジンが格好悪くても「可愛い!」で済みますが、男の彼が格好悪いのはどうなの?と思いきや、その格好悪さが優しさや人の良さに見えてしまうのですから何とも得な役者です。ちなみに彼の扮するミンジュンは劇中ずっとペプシコーラを飲んでいるのですが、アレには何か意味があるのでしょうか?ご存知の方がいたら教えてください。


ネタそのものを文章で書いてもつまらないので書きませんが、客観的に観てこの2人の勝負はジウォンの勝ちでしょう。ミンジュンも反撃はするのですがやはり女性の方が一枚上手、というより、基本的に男性は女性を落とすのにまず尽くすというベースがあるのが不利です…。いわゆる“釣った魚に餌はやらない”けれどそれは逆に言えば“釣る前の魚には餌をやる”ということですから。しかし一方的にミンジュンがやり込められるのでは話的にも面白くない、そこで、清純派ソン・イェジンにオナラネタをやらせたり、ステージ上でセクシーダンスを躍らせたりとそこは一応考えています。ちなみにセクシーダンスから病院に運ばれるシークエンスは大爆笑でした。


しかし…、所々オチで登場するオ神経科医やポン社長はとことんジウォンに騙されて利用されるのですが、あれが詐欺にならないかちょっと心配なところです。本人たちが望んでやっていることとはいえ、結構スレスレかなと。完全なコメディ映画にリアリティを持ち込むのは反則なんで、そんな想像は意味のないことなのですが。(笑)DVDも既に出ている作品ですので、気分をパッと明るくしたい時にはうってつけの一作です。
個人的おススメ度4.0
今日の一言:益々ソン・イェジンが好きになった!
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