抱擁のかけら
『ボルベール<帰郷>』のペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスのコンビが贈る4本目の作品。今回は愛と同時に視力までも失った老脚本家が封印してきた過去を紐解き、再び活きる喜びを見出していく様子を描く。共演は『バッド・エデュケーション』のルイス・オマール。他にも『宮廷画家ゴヤは見た』のホセ・ルイス・ゴメス、『チェ 39歳 別れの手紙』のルーベン・オチャンディアーノが出演している。 >>公式サイト
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相変わらず美しいペネロペ・クルスを見るのを楽しみにしていた一作です。が…、主演は確かに彼女ですが物語の主人公は彼女ではなくルイス・オマール演じる脚本家、マテオ・ブランコでした。2008年のマドリード、現代のマテオは視力を失っており、名前もハリー・ケインと名乗って脚本家をやっているのですが、その彼がとあるきっかけから過去の封印を解き、それを自分のマネージャーの息子ディエゴ(タマル・ノバス)に話す形で物語は進んでゆきます。従って序盤かなりの時間ペネロペは出てこないのでした。
『Dr.パルナサスの鏡』でもそうでしたが、俳優目当てで観に来てその人が中々出てこないとちょっと自分のテンション的につらいものがありますね。しかし代わりといってはもったいないほどの美女が登場してくれます。ハリーが道を渡るのを手伝ったという理由で部屋に連れ込まれた美しい女性役はキラ・ミロ。3サイズが上から91-66-91(英語字幕版よりインチから換算,日本語だと90-68-90)という素晴らしいプロポーションで、ちょっとだけ披露してくれるバストがまたなんとも美しい!物語冒頭からその彼女とのセックスに至ってしまうシーンは、マテオの艶福家ぶりを表現する面白いシーンでした。
ちなみに回想シーンではペネロペも『エレジー』に続いて素晴らしい美乳を惜しげもなく披露してくれる彼女ですが、それもさることながら真赤なスーツを着た後姿の何と美しいことか。今回のペネロペは大富豪の愛人役であり、劇中劇にも登場するせいか、彼女の一人ファッションショーさながらに、様々なファッションスタイルを披露してくれます。時に愛らしく、時に小悪魔っぽく、時にゴージャスにと色んなパターンの彼女を観ることが出来るのも本作の見所の一つかもしれません。
さて、話を語りだすきっかけはちょっと一工夫あるものの、話そのものはそう難しい内容ではありませんでした。簡単に言うと三角関係の恋物語。レナ(ペネロペ・クルス)は大富豪エルネスト(ホセ・ルイス・ゴメス)の愛人だったのですが、映画のオーディションに来た彼女とマテオは一瞬で恋に落ちます。余談ですが、実はレイトショーで本作を観た日の昼間に『霜花店(サンファジョム) 運命、その愛』を鑑賞していて、それも三角関係のもつれの物語だったため若干食傷気味だったりも…。基本的にこの手の三角関係の物語は、力を持つ人間の女に横恋慕してしまうのが普通ですね。
更に大抵は手を出した男に目的の女が手に入らないのはマーフィーの法則。それどころか何らかの報いがあるのが定石です。本作の場合はそれでマテオは視力を失い、彼女の命までも失ってしまうのでした。マテオが視力を失うことは即ち映画監督としての仕事を失うことに等しい訳ですが、それどころかエルネストはレナが主役の映画『謎の鞄と女たち』をわざと悪いカットを選んで編集し公開してしまいます。これはクリエイター・マテオの完全否定。この時のマテオは、ある意味命を奪われるよりもつらい状況と言えます。
そんな彼を支え続けたのが彼のエージェントでもあるジュディット・ガルシア(ブランカ・ポルティージョ)でした。彼女の存在に関しては詳しく書きませんが、普通に観ていれば解るでしょう。彼女のお陰で現代にリエディットされてよみがえった『謎の鞄と女たち』、劇中劇ながらしっかり長めに見せてくれるのが嬉しいところです。フィルムの中のレナの表情は活き活きと輝いていました。そう、これこそが映画なんです。完成された映画の中ではレナに限らずみな永久に生き続けるんですね。ペドロ・アルモドバル監督は、まさに本作の中にペネロペの美しさを永久に生かそうとしているのかもしれません。
個人的おススメ度
3.5
今日の一言:エルネストJrのキモさは何処かで観た様な…
総合評価:66点

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» 抱擁のかけら [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
『愛から逃げて、愛と出逢う』
コチラの「抱擁のかけら」は、4度目のコンビとなるペドロ・アルモドバル監督、ペネロぺ・クルス主演で、<究極の愛>の誕生から崩壊、そして再生を描いた2/6公開のPG12のラブ・サスペンスなのですが、早速観て来ちゃいましたぁ〜♪14年....... [続きを読む]
受信: 2010年2月 8日 (月) 17時42分
» 抱擁のかけら /LOS ABRAZOS ROTOS/BROKEN EMBRACES [我想一個人映画美的女人blog]
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ペドロ・アルモドバル×ペネロペの4度目タッグ{/kirakira/}
ゴールデン・グローブ賞「外国語映画賞」にノミネート。
アルモドバル監督作は、
「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール」女性讃歌三部作もいいしどれも好きだけど
ガエルが女装する「バッド・エデュケーション」が(ストーリー)脚... [続きを読む]
受信: 2010年2月 8日 (月) 21時44分
» 抱擁のかけら [佐藤秀の徒然幻視録]
公式サイト。原題:LOS ABRAZOS ROTOSのスペイン映画。英題:BROKEN EMBRACES。ペドロ・アルモドバル監督、ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルーベン・オチャンディアーノ、タマル・ノバス、キラ・ミロ。主演はペネロペ....... [続きを読む]
受信: 2010年2月 8日 (月) 22時17分
» 抱擁のかけら (試写会) [風に吹かれて]
ある愛の記憶読唇術の女性はプロフェッショナル
公式サイト http://www.houyou-movie.com2月6日公開監督: ペドロ・アルモドバル盲目の脚本家ハリー・ケイン(ルイス [続きを読む]
受信: 2010年2月 8日 (月) 22時32分
» 『抱擁のかけら』 [ラムの大通り]
(原題:Los abrazos rotos)
----これって、今日から始まった映画だよね。
ペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスの黄金コンビ!
「そう。始まった映画について話すときの通例で、
ストーリーはほとんど省略しちゃうけど、
ざっと、こういう流れ。
主人公は執筆業で生計を立てている盲目の男ハリー・ケイン(ルイス・オマール)。
実は、彼にはもうひとつの名前があった。
それは映画監督時代に名乗っていた本名のマテオ・ブランコ。
なぜ、彼がその名前を捨てたか。
その裏に隠された切なくも激し... [続きを読む]
受信: 2010年2月 8日 (月) 23時33分
» 抱擁のかけら [あーうぃ だにぇっと]
1月28日(木)二回目の観劇@一ツ橋ホール
ゲストは山本モナ。
真っ赤なドレスに身を包んでやって来た。
映画の見所を語る。
KYなこともある彼女だが、今日の話は参考になった。
最後に「すなおさ」についての持論を展開。
すなおになりすぎるのも考え物というようなことを言った気がする。... [続きを読む]
受信: 2010年2月 9日 (火) 06時53分
» 【抱擁のかけら】 [日々のつぶやき]
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ホセ・ルイス・ゴメス
愛から逃げて、愛と出逢う
「目の見えない脚本家のハリー・ケインの元にある映画の脚本依頼を持ちかけてきた男ライ・X、彼は14年前ハリーが事故に合う前マテオ・... [続きを読む]
受信: 2010年2月 9日 (火) 17時13分
» 抱擁のかけら [象のロケット]
2008年、スペイン・マドリード。 14年前までマテオ・ブランコという本名で映画監督として活躍していた、目の見えない脚本家ハリー・ケインの元を、ライ・Xと名乗る男が訪ねてくる。 自分が監督する作品の脚本を書いて欲しいというのだ。 彼はハリーが記憶から抹殺した男エルネストの息子だった。 マテオ時代の甘美な恋と、激しい嫉妬に満ちた男女の関係が甦る…。 ラブストーリー。 PG-12... [続きを読む]
受信: 2010年2月 9日 (火) 21時47分
» ◆『抱擁のかけら』◆ ※ネタバレ有 [〜青いそよ風が吹く街角〜]
2009年:スペイン映画、ペドロ・アルモドバル監督&脚本、ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルーベン・オカンディアノ出演。 [続きを読む]
受信: 2010年2月 9日 (火) 22時45分
» 抱擁のかけら はい!ペネロペ目当てだけでした!r(^ω^*)))テレマスナ [労組書記長社労士のブログ]
【 {/m_0167/}=10 -4-】 いやはや、もちろんPenelope Cruzが観たいから、それだけがこの映画を見た動機ですわ・・・(///o///)ゞ テレテレ
今日はかなり緊張高めの一日やったし、精神的に癒されたかったのだ〜もちろん視覚的にも〜。
盲目の脚本家のハリー・ケインは新聞記事で実業家のエルネストが亡くなった事を知る。その後、エルネストの息子がハリーを訪ね、自分の監督作の脚本をハリーに依頼。それをきっかけに、ハリーは封印していた過去に向き合う。今から14年前、失明する前のハリ... [続きを読む]
受信: 2010年2月11日 (木) 01時57分
» レビュー:抱擁のかけら [INTRO]
『アルモドバルが見せる三つの「愛」』 / 「愛」という言葉を使うのが、私はどうも恥ずかしい。けれど困ったことに映画の宣伝や粗筋や批評には「愛」が大安売り状態で飛び交っていて、見かけるたび正直照れる。日常では滅多に使わないし、そもそも「愛」って言葉はやたらに使っていいものなのか?とはいえ、そんな私でも迷わず「愛」という言葉を使いたくなる時がある。ペドロ・アルモドバルの映画のことを思う時だ。エキセントリックな登場人物たち、倒錯...... [続きを読む]
受信: 2010年2月11日 (木) 15時22分
» [映画『抱擁のかけら』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆やや長さを感じるが、よくよく考えるとどこのシーンも省けない、そんな傑作であった。
ペドロ・アルモドバル監督は、私の認識では「映画文法に忠実なデビッド・リンチ」で、
多くの斬新な構図や、一風変わった登場人物、暗喩に充ちた物語を展開させつつも、多くの人に共感を得られる着地点に至れる作家だと思う。
フランス映画的なストレスを感じる点が心地良い作品だった。
◇
かつての新進映画監督ハリー(ルイス・オマール)が、今は視力を失い脚本家となっている。
そこに、いかにも挙動不審な若者が... [続きを読む]
受信: 2010年2月11日 (木) 18時56分
» 『抱擁のかけら』 [・*・ etoile ・*・]
'10.01.28 『抱擁のかけら』(試写会)@一ツ橋会館
yaplogで当選。いつもありがとうございます。ノーマークだったけど、試写会募集記事を見たらペネロペ・クルス×ペドロ・アルモドバルだったので即応募! 見事当選したので、バレエのお稽古サボって行ってきた。
トークイベントつきとのことで、楽しみにしてた。登場したのは山本モナ。うーん。特別好きでも嫌いでもないし、スキャンダルばかり起こしているのも、トーク中の彼氏いる発言も、正直あまり関心がない(笑) たぶん、映画のイメージから"恋多き女"つな... [続きを読む]
受信: 2010年2月12日 (金) 02時22分
» 『抱擁のかけら』(2009)/スペイン [NiceOne!!]
原題:LOSABRAZOSROTOS/BROKENEMBRACES監督・脚本:ペドロ・アルモドバル出演:ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルベーン・オチャンディアーノ公式サイトはこちら。<Story>盲目の脚本家のハリー・ケイン(ル...... [続きを読む]
受信: 2010年2月13日 (土) 08時24分
» 抱擁のかけら☆LOS ABRAZOS ROTOS [銅版画制作の日々]
愛から逃げて、愛と出逢う
MOVX京都にて鑑賞。いやあこれだけぺネロぺちゃんを見るだけでも価値がある作品ではないでしょうか?まさに彼女あっての、この作品だと思いました。いろんなぺネロぺに出会えます。モンロー風だったり、ヘップバーン風だったり。。。。同性の私も彼女の美しさには魅了されそうです。
こんな魅力的で綺麗な女性だったら誰しも虜なるのは当たり前。そんな男が2人が登場します。一人はそんな彼女を自分の所有物のように独占する富豪のおじさん。もう一人は物語の主人公となる脚本家であるハリー。彼はその... [続きを読む]
受信: 2010年2月13日 (土) 10時50分
» 抱擁のかけら [とりあえず、コメントです]
ペドロ・アルモドバル監督が再びペネロペ・クルスを迎えて作り上げた最新作です。 視力を失った脚本家の心に仕舞われていた愛の追憶と共に、 愛のために全てを失った美しい女優の人生が描かれてしました。 ... [続きを読む]
受信: 2010年2月14日 (日) 20時42分
» 抱擁のかけら/ペネロペ・クルス、ルイス・オマール [カノンな日々]
ペネロペ・クリスが『ボルベール<帰郷>』のペドロ・アルモドバル監督と再び組んでのディープな愛の物語(らしい)です。チラシやポスターのペネロペはどこかヘップバーンを彷彿させるんですよね。
出演はその他に、ブランカ・ポルティージョ、ホセ・ルイス・ゴメス、ルー....... [続きを読む]
受信: 2010年2月14日 (日) 22時29分
» 『抱擁のかけら』 ('10初鑑賞21・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆★-- (10段階評価で 5)
2月13日(土) シネ・リーブル神戸 シネマ2にて 14:25の回を鑑賞。 [続きを読む]
受信: 2010年2月16日 (火) 22時52分
» 抱擁のかけら [必見!ミスターシネマの最新映画ネタバレ・批評レビュー!]
[ペネロペ・クルス] ブログ村キーワード ↓ワンクリックの応援お願いします↓ おみくじ評価:中吉 2010年11本目です。 【あらすじ】 2008年、マドリード。 14年前のある事件で視力を失って以来、「ハリー・ケイン」と名乗って脚本家の活動をしているマテオ・ブランコ..... [続きを読む]
受信: 2010年2月17日 (水) 00時04分
» ★「抱擁のかけら」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
久しぶりの週末レイトショウは、
ペネちゃん作品を見るためにららぽーと横浜まで行ってきました。 [続きを読む]
受信: 2010年2月17日 (水) 03時28分
» 抱擁のかけら [★試写会中毒★]
満 足 度:★★★★★★☆☆☆☆
(★×10=満点)
試写 ヤクルトホールにて鑑賞
10年02月06日公開
監 督:ペドロ・アルモドバル
キャスト:ペネロペ・クルス
ルイス・オマール
ブランカ・ポルティー... [続きを読む]
受信: 2010年2月20日 (土) 20時54分
» 『抱擁のかけら』:映画的語り口で魅せる昼メロ愛憎ドラマ @ロードショウ・シネコン [りゃんひさのMyBlog:映画レビューなど]
ペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスの再々々々タッグのこの作品、『オール・アバウト・マイ・マザー』や『ボルベール 帰郷』のような毒気はないが、ドラマドラマした物語を映画的表現でコレでもかコレでもかと魅せる作品となった。... [続きを読む]
受信: 2010年2月20日 (土) 23時15分
» 『抱擁のかけら』 赤いノワール [Days of Books, Films]
色彩あふれる官能的な映像で、ファンにはおなじみの愛と裏切りの物語が展開される。今 [続きを読む]
受信: 2010年2月21日 (日) 16時38分
» 「抱擁のかけら」ペネロペ・クルスの様々な表情に酔いしれる [soramove]
「抱擁のかけら」★★★★
ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ主演
ペドロ・アルモドバル監督、128分、 2010年2月13日名古屋公開、2009,スペイン,松竹
(原題:LOS ABRAZOS ROTOS )
→ ★映画のブログ★
どんなブログが人気なのか知りたい←
「事故で視覚を失った男(ルイス・オマール)は、
かつて映画監督だったが現在は脚本を執筆している。
ある夜、事故に遭った... [続きを読む]
受信: 2010年2月24日 (水) 07時50分
» 抱擁のかけら / 58点 / LOS ABRAZOS ROTOS [ゆるーく映画好きなんす!]
全ての愛の形を愛おしく描くアルモドバル・・・でも自分は今回ペケです!
『 抱擁のかけら / 58点 / LOS ABRAZOS ROTOS 』 2009年 スペイン 128分
監督 : ペドロ・アルモドバル
脚本 : ペドロ・アルモドバル
出演 : ペネロペ・クルス、ルイス・オマー... [続きを読む]
受信: 2010年2月24日 (水) 10時28分
» 抱擁のかけら [映画的・絵画的・音楽的]
『ボルベール』、『エレジー』や『それでも恋するバルセロナ』で見た妖艶なペネロペ・クルスの映画だというので、まあ前田有一氏が言うように「罪作りなおっぱいの物語」かもしれないと思いつつも、映画館に足を運んでみました。
(1)この映画は、どうしてどうして、なかなか骨太の手強い作品となっています。
むろん、ペネロペ・クルスは、二人の男性から愛される役柄であって、「罪作りなおっぱい」が映し出される愛欲シーンに欠けるわけではありません。
ですが、ヒロインのレナを愛する二人の男性のうちの一人ハリー・ケイン... [続きを読む]
受信: 2010年3月 4日 (木) 05時23分
» 抱擁のかけら [監督:ペドロ・アルモドバル] [自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ]
きれいすぎる起承転結の構成と、複雑な人間関係で血の通ったキャラクターを作り出した見事な脚本。そしてペネロペ・クルス。華やかで激しくて美しい。見応えたっぷりの女優の映画にして緻密なドラマ。やっぱりアルモドバルは外さない。観てよかったぁぁぁ!!!っと心の底から思える、めちゃくちゃ面白い映画だった!!... [続きを読む]
受信: 2010年3月10日 (水) 23時54分
» 『抱擁のかけら』 [Cinema + Sweets = ∞]
3月は本当に個人的に色々とあって、なかなか映画が観られていないのですがー、どうにかこうにか先日ペドロ・アルモドバル監督作品『抱擁のかけら』を観てきましたー。
今月後半に向けて、少しでも観賞本数増やしたいなーとは思ってるんですが、ちょっと厳しいかもー。
*****... [続きを読む]
受信: 2010年3月15日 (月) 00時06分
» 『抱擁のかけら』 [シネマな時間に考察を。]
愛とは抱擁であり、壊された愛は<抱擁のかけら>となる。
『抱擁のかけら』 英題:Broken Embarances
2009年/スペイン/138min
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス、ルイス・オマール
【introduction】 『オール・アバウト・マイ・マザー』『... [続きを読む]
受信: 2010年3月16日 (火) 22時15分
» 抱擁のかけら■まるで「市民ケーン」のようだ [映画と出会う・世界が変わる]
「抱擁のかけら」とはなんとも巧い題名である。映画監督マテオがその人生を賭けて愛したレナの写真の破片やかけらの場面を見たときに、この日本語題名はぴったりだと思った。物語は、現在はハリーとして生きる主人公がレナのことを思い出しながら、レナと自分との間にあっ...... [続きを読む]
受信: 2010年4月 2日 (金) 14時06分
» [映画]抱擁のかけら [余白日記]
レネ(ペネロペ・クルス)が太陽なら、ジュディット(ブランカ・ポルティージョ)は月だ。 マテオが魅惑されたように、レネはあまりに眩しい輝きを放っている。 それも闇に脅かされて、いつ散るかもしれない儚さを予感させるだけに、 いっそう美しさが際立つ。 一方のジュデ... [続きを読む]
受信: 2010年4月24日 (土) 14時01分
» 『抱擁のかけら』『ニューヨーク,アイラブユー』をギンレイホールで観る男ふじき [ふじき78の死屍累々映画日記]
■『抱擁のかけら』
相変わらず、変な映画撮ってんな、ペドロ。
何となく『ゴジラ対ペドロ』って成立しそうな気がする。
ペドロがゴジラにショッキング・ピンクのミニスカートとか穿かせそうで、それはそれで戦慄の怪作ができそうだ。あ、でも原色バリバリで作り上げら....... [続きを読む]
受信: 2010年7月 4日 (日) 09時51分
» mini review 10475「抱擁のかけら」★★★★★★★☆☆☆ [サーカスな日々]
『ボルベール<帰郷>』のペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスにとって、4度目のコラボレートとなる恋愛ドラマ。愛と視力を同時に失った男の過去へとさかのぼり、男と運命の女との愛に満ちた日々と悲劇を描く。過去の出来事を封印して生きる男を演じるのは、『バッド・エデュケーション』のルイス・オマール。ペネロペは男の恋人で、すべてを求める美しい女優を演じる。人生の苦しみや痛み、そして愛と幸福の詰まった濃厚なドラマが涙を誘う。[もっと詳しく]
映像に撮られた時間は決して死なない。
アルモドバル監督は、『... [続きを読む]
受信: 2010年7月31日 (土) 01時57分
» 恋する抱擁 [Akira's VOICE]
「恋するベーカリー」
「抱擁のかけら」 [続きを読む]
受信: 2010年8月18日 (水) 11時19分
» 映画「抱擁のかけら」 [Andre's Review]
los abrazos rotos スペイン 2009 2010年2月公開 DVD鑑賞 公開時から気になっていたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督作品。 かつて事故で視力を失った脚本家のハリー・ケイン(ルイス・オマール)は、古い知り合いである実業家のマルテルが亡くなったことを知り、時を同じくして、マルテルの息子が彼のもとに脚本を依頼しに訪れる。 14年前、マルテルの愛人であった女優志望の美女レナ(ペネロペ・クルス)はかつてマテオという名で映画監督をしていたハリーの作品の主演女優に抜擢され、マ... [続きを読む]
受信: 2010年8月28日 (土) 00時38分
» 映画評「抱擁のかけら」 [プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]]
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
2009年スペイン映画 監督ペドロ・アルモドバル
ネタバレあり [続きを読む]
受信: 2010年12月31日 (金) 20時13分
» 『抱擁のかけら』'09・西 [虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...]
あらすじ14年前、映画監督のマテオは、女優を夢見る女性レナと出逢い、恋に落ちるが、レナには富と権力で彼女を支配するパトロンのエルネストがいた・・・。感想ゴールデングロー... [続きを読む]
受信: 2011年1月15日 (土) 21時00分
» 抱擁のかけら(DVD) [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
抱擁の数だけ、愛が生まれ抱擁の数だけ、愛が壊れそれでも抱擁の記憶が、未来をくれた──14年前の事件で、名前と人生を変えた男が、 封印した愛の物語物語: 2008年、マドリード。 ... [続きを読む]
受信: 2011年12月13日 (火) 09時13分
» 抱擁のかけら [Blossom]
抱擁のかけら
LOS ABRAZOS ROTOS
監督 ペドロ・アルモドバル
出演 ペネロペ・クルス ルイス・オマール
ブランカ・ポルティージョ ホセ・ルイス・ゴメス
ルーベン・オチャンディアーノ タマル・ノバス
スペイン 2009... [続きを読む]
受信: 2012年6月19日 (火) 10時43分
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