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2010年2月25日 (木)

台北に舞う雪

Photo_2 『山の郵便配達』のフォ・ジェンチイ監督最新作。台湾北部の小さな町を舞台に、声が出なくなって逃げてきた新人歌手と地元の青年が互いに惹かれあっていく様子を描いた瑞々しいラブストーリーだ。主演は日本のドラマにも出演経験を持つ台湾のチェン・ボーリン、ヒロインにチャン・ツィイー二世と名高いトン・ヤオが出演。他にもトニー・ヤン、ジャネル・ツァイ、テレサ・チーといった若手俳優が揃う。
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アジアンアイドルムービー?

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中国・日本・香港・台湾と製作国には名前を連ねる日本なれども、出演者に日本人の若手がいないのが少し残念。しかし、登場する人物がこれほどまでにみな若手でイケメンだったり可愛かったりする作品も久々に観たような気がします。主人公モウを演じるチェン・ボーリンは速水もこみち主演ドラマ「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 」にも出演している人気俳優。ヒロインのメイを演じるトン・ヤオはチャン・ツィイー(章子怡)に容姿が似ていることから小章子怡なんて呼ばれているんだとか。そんなことは全く知らずに鑑賞した私ですが一目見ただけで「あ、そっくり!」と思ったほど良く似てます。

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他にも『九月に降る風』に出演していたテレサ・チーも個性的な顔立ちの若手美人女優。そういう意味では見た目に楽しませてもらったのは事実です。ただ演技的にどうかといえば正直それほど突出したものは感じませんでした。タイトルにアイドルムービーと書きましたが、いわゆる日本で昔よくやっていたアイドルムービーに比べたら比較にならないぐらい上手いですけども、悪く言えば無難です。これはあまりに新味の無い脚本にひっぱられてしまったせいかもしれません。タイトルからしてもうこれは雪の降らない台湾に雪が降ることで何かが起こるという結末が想像つきますよね。

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もちろん想像がついても構わないのですが、それならなお更観てる側を唸らせる結末を用意しなければ…。モウは幼い頃に母に捨てられて祖母に育てられた青年で、今は町の人のために色んな雑用をこなしています。そこへ現れたのがメイ。メイは新作発表の直前に声が出なくなって逃げ出した新人歌手です。あとはもうお約束で、徐々に惹かれあっていくモウとメイ。しかしと芸能記者ジャック(モー・ズーイー)がメイの居場所を突き止めたことで、台北から音楽プロデューサーのレイ(トニー・ヤン)とそのアシスタントのリサ(ジャネル・ツァイ)が迎えに来ます。自分の夢のためにメイはモウと別れて台北へと帰っていくのでした…。

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で、正直モウとメイが惹かれあっていく過程は眠かったです。大切なシークエンスなのは解りますが、既にストーリーの大半は想像がついている上で見ているのは、よほどの演技力なり見せ場を設けてくれないと。しかも途中モウが家の屋根を掃除するシーンがあるのですが、屋根にホースで水を撒きまくる引きの絵から窓辺に座るメイの絵にカットが変わるとまるで雨が降っているように見えるんですね。しかもご丁寧に雨の日にガラス越しに外を眺めるメイの回想シーンまで入ります。これはもう、「ああ、このパターンでどうにかして雪を降らせるんだな。」と嫌でもイメージ出来てしまいまう訳で。

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ちなみに、タイトルの理由も語られます。それは、モウが祖母に母親は何時帰ってくるのかとたずねると「雪が降ったら帰ってくるよ。」と答えたことに由来しているのでした。つまり台北に雪は降らないから、間接的にもう帰ってこないということを言っていた訳です。さて、この時点で「じゃあ、最後に何らかの形で雪が降って、母親なりメイと再会するんだね。」というところまで確定…。タイトルも含めて幾らなんでも観る側にさらけ出しすぎです。ベタなストーリーは嫌いじゃないですが、ここまで全部解ってしまうと、そこに向かうドキドキ感もラストに来るはずの感動も薄れてしまうというもの。

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かくしてメイがいなくなった町で以前のような毎日を過ごすモウ。ある日マーさんの家から火が出ているのを発見します。マーさんを助けに突入するモウ。すわ、ここでモウの身に何かが起こるのか?!まさか死…と思いきや別に何も起きず、無事マーさんの救出成功。(笑)しかし次の瞬間、「うへぇ、これかよ!」。台北に舞う雪のタネがわかった瞬間です。ただ正直言って「これはどうなのよ…。」と思わずにいられませんでした。そうは言っても、曲がりなりにも雪が降ったということは…。ラストは想像通りでありながら、意味が解りませんでした。アレは現実だったのか―。

個人的おススメ度2.5
今日の一言:個人的にはテレサ・チーのほうが好き。
総合評価:51点

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» 台北に舞う雪 [ともやの映画大好きっ!]
(原題:台北飄雪/SNOWFALL IN TAIPEI) 【2009年・中国/日本/香港/台湾】試写で鑑賞(★★★☆☆) 第22回東京国際映画祭 コンペティション出品作品。 傷ついた心で台北近郊の小さな町にやって来た大陸出身の女性シンガーと、天涯孤独ながら笑顔を絶やさない健気な青年。 異なる境遇にいる2人の淡い恋と成長を描いた切ないラブストーリー。 台湾北部の渓谷沿いの小さな町・菁桐=チントンで孤児として生まれ育った青年・モウ(チェン・ボーリン)。育ててもらった町の人たちに感謝しながら、みんなの... [続きを読む]

受信: 2010年2月26日 (金) 00時29分

» 台北に舞う雪 Snowfall in Taipei [象のロケット]
台湾北部、山あいの小さな町チントンで孤児として育った青年モウは、母親がいつか帰って来るのを待ちながら、町中の雑用をこなす忙しい毎日を送っていた。 ある日、カフェで酔いつぶれていた若い女性を宿に送り届けることを頼まれる。 彼女は新作発表を前に声が出なくなってしまった新人歌手メイだった。 地元の食堂で働き、元気を取り戻してゆくメイだったが…。 ラブストーリー。 ... [続きを読む]

受信: 2010年2月26日 (金) 17時59分

» 台北に舞う雪 [to Heart]
──きっと誰かが あなたに恋してる。 原題 SNOWFALL IN TAIPEI/台北飄雪 製作国・地域 中国/日本/香港/台湾 製作年度 2009年 上映時間 103分 脚本 ス・ウ/田代親世 監督 フォ・ジェンチイ 出演 チェン・ボーリン/トン・ヤオ/トニー・ヤン/モー・ズーイー/ジャネル・ツァイ/テレサ・チー 中国の名匠フォ・ジェンチイ監督が手掛ける切ないラブストーリー {/book_mov/}新作発表直前に突然声が出なくなった新人歌手のメイ(トン・ヤオ)は、誰にも告げずに台北から姿を消す... [続きを読む]

受信: 2010年2月27日 (土) 01時34分

» 台北に舞う雪 [小泉寝具 ☆ Cosmic Thing]
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受信: 2010年2月28日 (日) 15時25分

» 台北に舞う雪 台北飄雪 [まてぃの徒然映画+雑記]
昨年の東京国際映画祭で観ようと思ったら、既にチケット売り切れだった作品が公開されたので、一週間遅れで観てきました。主演は陳柏霖(チェン・ボーリン)と童瑤(トン・ヤオ)。舞台はローカル線の終着駅、菁桐。GoogleMapでみたところ、台北からは東へ20Kmくらいかな...... [続きを読む]

受信: 2010年3月 4日 (木) 21時04分

» 映画「台北に舞う雪」台北近くの田舎町の風景を楽しむ [soramove]
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受信: 2010年3月 6日 (土) 19時32分

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受信: 2010年4月24日 (土) 22時55分

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《台北に舞う雪》 2009年 中国/日本/台湾/香港映画 - 原題 - 台北瓢雪 [続きを読む]

受信: 2010年5月18日 (火) 19時24分

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受信: 2010年6月19日 (土) 01時45分

» 台北に舞う雪/チェン・ボーリン、トン・ヤオ [カノンな日々]
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受信: 2011年3月18日 (金) 23時15分

» 映画評「台北に舞う雪」 [プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]]
☆☆★(5点/10点満点中) 2009年中国=日本=台湾=香港映画 監督フォ・ジェンチー ネタバレあり [続きを読む]

受信: 2011年5月 3日 (火) 10時11分

» 『台北に舞う雪』 [『映画な日々』 cinema-days]
台北に舞う雪 声が出なくなって失踪した 新人歌手と田舎で孤児として 育った青年の悲恋 【個人評価:★★★ (3.0P)】 (自宅鑑賞) 原題:台北飄雪 Snowfall in Taipei [続きを読む]

受信: 2011年5月 4日 (水) 10時30分

» [映画] 台北に舞う雪 [日々の書付]
台北郊外の片田舎を訪れた歌手と、地元の青年との恋物語「台北に舞う雪」 新人歌手のメイはプロデューサー・レイとの恋や仕事のストレスから声が出なくなり、失踪する。たどり着いたのは山あいに家が並ぶどこか懐かしいローカル線の終着駅・菁桐。そこで便利屋を営むモウと出会う。モウは幼い頃・母親が失踪し、それ以来街の人達の助力で成長したため、街のみんなを家族と思い、雑用を引き受けています。 登場人物がみんな基本的にやさしいんです。 特にモウ。声のでなくなったメイのために医者を紹介したり、住むところを世... [続きを読む]

受信: 2011年5月13日 (金) 01時06分

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