« スパイアニマル・Gフォース | トップページ | ブルーノ »

2010年3月25日 (木)

誰かが私にキスをした

Photo 東京のとあるアメリカンスクールを舞台に、ある日、過去4年の記憶をなくした少女と3人の男性の恋愛模様を描いた青春ラブストーリー。ヒロインを演じるのはドラマ「特上カバチ!!」の堀北真希。彼女を巡る3人の男性を『ウルトラミラクルラブストーリー』の松山ケンイチ、『ターミネーター4』のアントン・イェルチン、ドラマ「ヤマトナデシコ七変化」の手越祐也が演じる。監督はハンス・カノーザ。
>>公式サイト

出演者のファン向けアイドル映画

book あらすじへ book

にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへみなさんの応援クリックに感謝デスsunshine

01

久しぶりにココまで厳しい作品を観てしまったという感じ。何だか妙に洋画ライクな青春ラブストーリーなのですが、高校生から20代ならともかく私のようなオヤジにはもうちょっとこの手の作品はついていけませんでした。上映時間124分がひたすら長く、途中からはもういつになったら終わるのかと…。(苦笑)キャスティングという意味では日米の人気若手俳優が揃っているものの、私が個人的に期待していたアントン・イェルチンなどは完全に物語の外。というより、『ターミネーター4』の活躍でハリウッドでも人気俳優になりつつある彼が、どうして映画経験が殆ど無い手越祐也よりも軽い役なのかが良く解りません。

02 03_2

もちろん手越祐也が悪いわけではないのですが、明らかに日本での人気と集客狙いにするなら最初から日本人だけで作れば良いと思うのです。ストーリー的に観ても、堀北真希扮するナオミを中心にユウジ(松山ケンイチ)、ミライ(手越祐也)、エース(アントン・イェルチ)が有機的に絡まるというよりは、それぞれとのシークエンスを単に並べただけにしか見えませんでした。即ち、記憶を失う→エースと別れ→ユウジが好き!→やっぱりミライ!、基本はこの流れです。それを直列に並べるから一つ一つはそう大した内容では無いにも関わらず尺だけがどんどん延びていく…。

04 05

それぞれのシークエンスの中も、いくつかの細かいエピソードに分かれているのですが、この繋ぎが余りにも雑で、いわゆるシーンが転換した時のショックが大きかったりします。例えば、ユウジからのLAに来て欲しいという電話を受けた次のカットでいきなりもうLAに立っていたり、イヤーブックの編集なんか辞めちゃえばといわれた直後にすぐもう辞めますと言っていたり。もちろんそうした繋ぎも時として有効ではありますが、殆どそれではまるで「起承転結」の“起”と“結”だけが連続して繋がっているようで気持ちの思い入れなど出来ません。一つの行動に対するその人間の心の揺れ、そこに見る人は共感したり反発したりするわけで、それがなければ観ている側の心も揺れないと思うのです。

06 07

まして何故だか解りませんが、必ず誰かが(殆どはナオミですが)しゃべり続けで間が無さ過ぎ。起こったことを観ている側が反芻したり消化したりする間を設けてくれないと、ひたすら情報のみを頭に詰め込む作業になってしまいます。だからやたらと疲れて長く感じてしまう…。そもそも青春ドラマだからこそ彼らは様々なことに思い悩むはずだと思うのですが、実際にはそうではなくナオミはユウジへの恋愛、ミライはナオミへの恋愛、ユウジは無くしてしまった兄への想いそれぞれ単一のことしか考えていません。もっともエースに到っては、そうした心情の描写すらあいまいで、ただ単にナオミの元彼なだけ。これでは如何せんアントンが可哀想です。

08 09

アメリカンスクールが舞台だけに、当然ライフスタイル自体がアメリカ的であり、それそのものは確かにお洒落に見えなくはないのですがただそれだけ。高校生といえどももっと人間の心の本質を描かなければ、通り一遍の上辺だけのドラマに過ぎません。もっとも、最初からその上辺だけを楽しむのならば、本作は申し分ないでしょう。堀北真希は最近とみに可愛らしいですし、松ケン・手越・アントンはそれぞれさすがのイケメンですから。もちろん演技自体も際立って下手な人もおらず、その意味で妙に気持ちが引いてしまう心配はありません。そういう意味では、昔のアイドル映画よりは上質といえるかも。

個人的おススメ度2.0
今日の一言:写真の演出もやり過ぎでクドイ。
総合評価:47点

にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ
↑いつも応援して頂き感謝です!
今後ともポチッとご協力頂けると嬉しいです♪

|

« スパイアニマル・Gフォース | トップページ | ブルーノ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/197507/33923811

この記事へのトラックバック一覧です: 誰かが私にキスをした:

» 誰かが私にキスをした [とりあえず、コメントです]
ガブリエル・ゼヴィン著の同名小説を原作に舞台を日本に移して映画化した作品です。 堀北真希さん、松山ケンイチさん、手越祐也さん、アントン・イェルチンという4人が どんなドラマを見せてくれるのか、ちょっと気になっていました。 少女コミックのような世界に、それぞれのキャラクターがとても似合っていて可愛かったです。 ... [続きを読む]

受信: 2010年3月26日 (金) 00時21分

» 誰かが私にキスをした [佐藤秀の徒然幻視録]
公式サイト。原作はガブリエル・ゼヴィン「 Memoirs of a Teenage Amnesiac」。ハンス・カノーザ監督、堀北真希、松山ケンイチ、手越祐也、アントン・イェルチン、桐島かれん、エマ・ロバーツ、桐谷美玲、清水美沙。渡部篤郎。映画全編にわたって左右に2分割された画面で描い...... [続きを読む]

受信: 2010年3月27日 (土) 18時43分

» 誰かが私にキスをした [Diarydiary! ]
《誰かが私にキスをした》 2010年 日本映画 - 英題 - MEMOIRS O [続きを読む]

受信: 2010年3月27日 (土) 21時49分

» 誰かが私にキスをした/堀北真希、松山ケンイチ [カノンな日々]
『カンバセーションズ』のハンス・カノーザ監督が綴る青春ラブストーリーです。『カンバセーションズ』での軽妙な会話劇がとってもツボだっただけにワタシ的には期待してる監督さんなのですが、原作、脚本を含む外国人スタッフと日本人出演者たちのコラボレーションがどの様....... [続きを読む]

受信: 2010年3月27日 (土) 22時57分

» 「誰かが私にキスをした」4年間の失った記憶を探したさきにみた4年間の築き上げてきた愛情の日々 [オールマイティにコメンテート]
3月27日公開の映画「誰かが私にキスをした」を鑑賞した。 この映画は東京のアメリカンスクールに通う少女が ある日階段から転倒して頭を撃ってしまい 4年間の記憶を無くしてしまい、 4年間の記憶を取り戻すために 本来の自分を探していくラブストーリーである。 ....... [続きを読む]

受信: 2010年3月27日 (土) 23時47分

» 誰かが私にキスをした MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC [象のロケット]
2009年の9月、ナオミは階段から落ち救急車で搬送される。 軽度の頭部外傷で済んだが“逆行性健忘症”により、2005年から4年間の記憶を失っていた。 そんな彼女の前に現れた、ユウジ、ミライ、エースの3人の男子。 記憶をなくす前のナオミは、本当は誰に思いを寄せていたのか…? 東京のインターナショナルスクールを舞台に描く青春ラブストーリー。... [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 12時26分

» 誰かが私にキスをした [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP]
日本の中の異国アメリカンスクールを舞台にしたことで新鮮な空気を漂わせる学園ラブストーリー。東京のインターナショナルスクールに通う女子高生ナオミは、階段から落ちて過去4年間の記憶を失う。退院して戻った日常には、すべてが初めての新鮮さと戸惑いが。ナオミの周り....... [続きを読む]

受信: 2010年3月28日 (日) 23時48分

» 誰かが私にキスをした MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC [シネマDVD・映画情報館]
恋をした翌日に4年間の記憶を失くした女子高校生が、3人の男子に見守られながら自分を取り戻していく姿を描く青春ラブストーリー。監督は「カンバセーションズ」のハンス・カノーザ。出演は「映画 クロサギ」の堀北真希、「ウルトラミラクルラブストーリー」の松山ケンイチ、「疾走」の手越祐也、「ターミネーター4」のアントン・イェルティン。アメリカンハイスクールを舞台に切ない恋物語を紡ぐ...。日米のフレッシュな才能を引き出す「カンバセーションズ」のハンス・カノーザ監督による繊細な演出が光る恋愛映画...劇場案内..... [続きを読む]

受信: 2010年3月30日 (火) 07時35分

» 誰かが私にキスをした [風に吹かれて]
外人スタッフだけど 日本映画です公式サイト http://darekiss.com原作: 失くした記憶の物語(ガブリエル・ゼヴィン著)監督:  ハンス・カノーザ 「カンバセーションズ」脚本: ガブリエ... [続きを読む]

受信: 2010年4月 1日 (木) 15時54分

» 「誰かが私にキスをした」 [みんなシネマいいのに!]
 インターナショナルスクールに通うナオミは、学校の階段から落ちて頭を強打し、ここ [続きを読む]

受信: 2010年4月 4日 (日) 12時04分

» 誰かが私にキスをした [必見!ミスターシネマの最新映画ネタバレ・批評レビュー!]
[堀北真希] ブログ村キーワード ↓ワンクリックの応援お願いします↓ おみくじ評価:小吉 2010年24本目(23作品)です。 【あらすじ】 アメリカンスクールに通う女子高生のナオミ(堀北真希)は、落としかけたカメラを取ろうとして、階段から真っ逆さまに転げ落ち、..... [続きを読む]

受信: 2010年4月 4日 (日) 12時29分

» 【誰かが私にキスをした】 [日々のつぶやき]
監督:ハンス・カノーザ 出演:堀北真希、松山ケンイチ、アントン・イェルチン、手越祐也、エマ・ロバーツ、渡部篤郎、桐島   恋をした次の日に、私はキオクを失った。 「インターナショナルスクールに通う高校生のナオミは学校の階段からカメラを落とさないよ... [続きを読む]

受信: 2010年4月 6日 (火) 10時44分

» 誰かが私にキスをした [to Heart]
原題 MEMOIRS OF A TEENAGE AMNESIAC 製作年度 2010年 製作国・地域 日本 上映時間 124分 原作 ガブリエル・ゼヴィン『誰かが私にキスをした』(集英社文庫刊)『失くした記憶の物語』(理論社刊) 脚本 ガブリエル・ゼヴィン 監督 ハンス・カノーザ 出演 堀北真希/松山ケンイチ/手越祐也/アントン・イェルチン/桐島かれん/渡部篤郎 {/book_mov/}階段から落ちて病院に運ばれたナオミ(堀北真希)は、過去4年間の記憶を失い、退院して復学する... [続きを読む]

受信: 2010年4月 6日 (火) 13時05分

» 誰かが私にキスをした [そーれりぽーと]
先週末もなーんも観たい映画がなかったので『誰かが私にキスをした』を観てきました。 ★★ 手越祐也がびっくりするくらい下手なのと、『スター・トレック』『ニューヨーク、アイラブユー』で天才的な芝居を観せてくれたアントン・イェルティンのミスキャストで全然楽しめませんでした。 記憶喪失のせいで恋愛感情を振り回される主人公の描写は面白いんだけど、後半は話が飛びまくってグダグダな印象。 松ケンの熱演だけが目立つ。 スター・トレック スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]パラマウン... [続きを読む]

受信: 2010年4月 7日 (水) 01時42分

» 誰かが私にキスをした [いい加減社長の日記]
観てから、ずいぶん時間が経ってしまいましたが^^; 特に観たいという映画もなく、「とりあえず」という感じで「誰かが私にキスをした 」を鑑賞。 「UCとしまえん 」は、土曜日の午前中にしては、ちょっと少なめか。 「誰かが私にキスをした 」は、中くらいのスクリー... [続きを読む]

受信: 2010年4月 8日 (木) 07時32分

» 誰かが私にキスをした [いい加減社長の映画日記]
観てから、ずいぶん時間が経ってしまいましたが^^; 特に観たいという映画もなく、「とりあえず」という感じで「誰かが私にキスをした」を鑑賞。 「UCとしまえん」は、土曜日の午前中にしては、ちょっと少なめか。 「誰かが私にキスをした」は、中くらいのスクリーンで、4割程度か。 【ストーリー】 インターナショナルスクールに通うナオミは、ある日、学校の階段から真っ逆さまに落っこちてしまう。 頭を強打し、ここ4年間のことをすっかり忘れてしまった彼女にとって、最新の記憶は、偶然現場に居合わせて病院まで付き添って... [続きを読む]

受信: 2010年4月 9日 (金) 06時31分

» 過去からの開放。『誰かが私にキスをした』 [水曜日のシネマ日記]
アメリカンハイスクールを舞台に描かれた青春映画。学校の階段から落ちてケガをした事で4年間の記憶を失くしてしまったひとりの女子学生の物語です。 [続きを読む]

受信: 2010年4月10日 (土) 21時27分

» 『誰かが私にキスをした』 | 堀北真希が本当の自分と恋を探して彷徨うキュートな映画です [23:30の雑記帳]
バカ映画に目がないワタシです。こちらの方のブログを読んで「ついに突然変異種誕生!?」「25年間待っていた甲斐があったか!」と、思わず全力疾走で映画館に駆けつけました。"堀北真希の美少女力炸裂!異次元の映画『誰かが私にキスをした』-俺の邪悪なメモ"(勝手リンクご...... [続きを読む]

受信: 2010年4月10日 (土) 23時31分

» 「誰かが私にキスをした」新宿バルト9にて... [流れ流れて八丈島]
今月は仕事もあわただしく、お通夜でお清めにちょっと飲んだ以外は、一滴も飲んでませんでしたでも、重なるときは重なるもので、今日は職場帰りに同僚数名と西国分寺の立ち呑みで1... [続きを読む]

受信: 2010年4月17日 (土) 21時57分

» 『誰かが私にキスをした』 [cinema-days 映画な日々]
誰かが私にキスをした アメリカンスクールの女子高生が 階段でコケ、4年間の記憶を失くす... 【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞) 原作:ガブリエル・ゼビン著 『亡くした記憶の物語』... [続きを読む]

受信: 2011年12月24日 (土) 20時09分

» 映画評「誰かが私にキスをした」 [プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]]
☆☆(4点/10点満点中) 2010年日本映画 監督ハンス・カノーザ ネタバレあり [続きを読む]

受信: 2012年5月 1日 (火) 13時31分

« スパイアニマル・Gフォース | トップページ | ブルーノ »