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2010年3月31日 (水)

ソウ2/SAW2

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前年に大ヒットした傑作サスペンススリラーの第2弾。前作の監督ジェームズ・ワンは製作総指揮を務め、新たにダーレン・リン・バウズマンを監督に迎えた。今回もトビン・ベル扮する“ジグソウ”の仕掛けたゲームに翻弄される人々を描いているが、もちろん、あっと驚く結末が用意されているのは変わらない。2作目にして前作からの繋がりがようやく見えてくるため、前作の予習は必須だ。
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前作にクリープが加わってまろやかに

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最初の『ソウ』が非常に先鋭的かつ天才的とも思える脚本に魅せられた作品だったため、続けて観たこちらは若干の物足りなさを覚えてしまいました。とはいっても本作の脚本もとてもレベルの高いものでしたけど。最大の違いは、前作でははっきりと姿を見せなかったジグソウ(トビン・ベル)がはっきりと顔をだして登場し、彼とエリック刑事(ドニー・ウォールバーグ)の会話シーンに多くの時間が費やされていること。もちろん彼の仕掛けた死のゲームは健在?で今回は8人の人間がとある廃屋に閉じ込められます。そしてその中にはエリック刑事の息子・ダニエル(エリック・ナドセン)も含まれていました。

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序盤では別の被害者の捜査からあっさりとジグソウが拘束されるまでが描かれます。彼のいた部屋のモニターに映る8人の中に息子ダニエルを見つけたエリックは当然のことながら激しく動揺しますが、そんな彼にジグソウは例によってゲームを持ちかけるのでした。「ルールは最後まで私の話を聞くことだ。」前作でもそうでしたが、結局この最初の会話が巡り巡って最後に繋がるというこの作りは本当に秀逸。その時には全くの想像の範囲外なのです。ただ、今回の廃屋でのゲームそのものにはあまり緊迫感を感じませんでした。もちろん仕掛けは色々と施されてはいるのですが、どうしてもエリックとジグソウの会話シーンとの二元中継になってしまっているからでしょう。

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ただ一点気になったのは、前作で登場し唯一ジグソウの死のゲームを解いて生還した女性・アマンダ(ショウニー・スミス)がまたしても捕まっている点。しかも2時間で死亡する遅効性毒ガスを吸わされているという設定の割に、他のメンバーが血を吐いたりするなか彼女だけは何故かそのようなこともなく元気…。明らかに彼女は何かを知っている…。「この鍵を鍵穴にさすな。」そう書いたメモに逆らって鍵をさそうとする男を、アマンダが「彼は止めろといっている。」と制止しようとした時、私は前作の経験からこう思ったのです。「その通り。ジグソウのいうこと(ルール)は絶対だ。」と。もっとも、そこまで解っていながら最終的に何も解っていないことに気付かされるのですが。(苦笑)

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正直そう面白いとも思えない廃屋でのゲームの様子とジグソウ&エリックの会話に「やはり一作目は超えられないかな。」と思いながら観ていたのですが…ラストシークエンスに来てまたしてもやられました。閉じ込められ凶暴化した男からアマンダとダニエルは懸命に逃げます。発見した地下への入口を降り必死になって逃げ込んだ先は…。「うは~!」全く何と言うことか…。何も言葉がでません…。一方でのらりくらりと会話を続けるジグソウに痺れを切らしたエリックは彼をボコボコに殴って廃屋へと案内させます。末期がんで死を目前にしたジグソウが暴力などに屈するはずがない、誰でもこれは気づくはず。では一体どういうことか…。

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答えは一つ。狙いは最初からエリックだったということ。またしてもジグソウの敷いたレールの上を登場人物たちは見事に辿っていたことが判明するのでした…。上手いなぁと感心するのははそれを回避する手立てはいつだって示されていたこと。大事なのは「ルールは最後まで私の話を聞くことだ。」ということでありそれ以上でも以下でもなく、そしてやはりジグソウの言うことは絶対だったのです。つまり言い換えると、本作でジグソウが仕掛けたゲームは廃屋に閉じ込められた8人を相手に繰り広げられたものではなく、この作品で描かれている全てが巧妙に仕込まれたゲームだったといえるのでした。

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そう考えると、それ自体が仕掛けの一部でしかないのですから、廃屋のゲームがいま一つ緊迫感がなかったのも合点がいきます。ところで本作ではいくつかの謎が残されたままになっています。ジグソウのその後、エリックのその後、アマンダのその後…これはこの後のシリーズで明らかにされるのでしょうか。

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個人的おススメ度3.5
今日の一言:続いてソウ3いくでぇぇぇぇ!
総合評価:70点

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