ニンジャ・アサシン
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| NINJA最強伝説再び! |
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天下のショー・コスギが出演していると聞いた段階でB級確定?なのですが、そもそもタイトルを聞いて驚くのではないでしょうか。『ニンジャ・アサシン』って…今時こんなセンスの無いタイトルも無いんじゃないの?なんて思いきや原題が思いっきり「NINJA ASSASSIN」だった…。がしかし!プロデューサーは紛れも無くA級で、『シャーロック・ホームズ』がまもなく公開のジョエル・シルヴァーと「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟!この見るからにアンバランスな組み合わせから出来上がるアクション映画って一体どんなんなんだ?と公開前から結構楽しみにしていたのでした。

結論から言うとストーリーB級アクションA級。さすがはウォシャウスキー兄弟と言うべきか、チープなタイトルからは想像もつかないぐらいカッコいいアクションにはかなり興奮しました。刀、鎖鎌、手裏剣を使った純正ニンジャアクションに、吹き出す血。首が飛んだりと結構グロいシーンもありますが、少なくとも形だけ真似たニンジャもどきよりは遥かに上出来、というより刀剣での闘いとしてはむしろ自然といえるものです。武器の造形、そして秘密組織の本拠地の日本家屋もありがちなトンデモ日本ではなく十分自然なのは日本アニメ通のウォシャウスキー兄弟とショーン・コスギのおかげでしょうか。

主人公・雷蔵(Rain)が修行し、ショーン・コスギが首領を務める暗殺集団はその名も“小角(おづぬ)の一族”。言うまでも無く役小角は修験道の開祖ですが、忍者の起源が修験者たちだという説もあるぐらいで、中々に通な設定ではないかと思います。雷蔵はそんな組織を抜けようとした親友が無残に殺されるのをみて、復讐のために脱走します。雷蔵を追いかける同期のニンジャたち。まさに抜忍として追われるカムイを思わせるような展開です。そこに組織壊滅を狙う国際警察まで絡んできて三つ巴の戦いが繰り広げられるのでした。大まかなストーリーとしてはこんな感じ。

ただ細かい部分は結構アバウトで良く解らないというのが本当のところです。そもそも最初は、国際警察の科学捜査官ミカ(ナオミ・ハリス)が“小角の一族”を調べているうちに、どうも古来より一族は金塊100ポンドで暗殺を請け負うらしいとの情報を得たことが始まり。(大体なんで単位がポンド?)で、ミカは一族に命を狙われることになるのだけれど、そこに突如雷蔵が登場し彼女を守るのです。どうしてミカが狙われていることが雷蔵に解ったのか、そして彼がミカを守ろうと思った理由も全く説明はありません。いやもう細かいことを気にしてはいけないんでしょう。

鍛え抜かれたRainの肉体美は同じ韓国人俳優のイ・ビョンホンを彷彿とさせ、ショーン・コスギはさすがにこの手の役をやらせたら渋くてピッタリ。クライマックスのこの2人の死闘はアメリカンなアクションと言うよりはむしろ日本式の殺陣に近いもので、ある種の様式美すら感じさせる迫力です。もっとも障子越しに立ち回る影が映ったり、そこに血が飛び散るなんてのは、それこそ日本の安っぽい時代劇みたいでちょっとやりすぎかなと思わないでもなかったですけど…。斬られても手裏剣刺さりまくっても、もっと言えば車に轢かれまくっても立ち上がって動き出す様子は、もう生身のターミネーター。
結局のところ、プロデューサーや俳優はともかくとして、観客であるアメリカ人が望むニンジャに対するイメージって今もこんな感じなのでしょうか。正にニンジャ最強です!
個人的おススメ度
3.0
今日の一言:何でいまこの映画なんだろう?
総合評価:59点
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