沈黙の鉄拳/A DANGEROUS MAN
3Dは嘘じゃないゾ!!! |
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キャッチコピーが「オヤジだって、3D!?」ってな訳で、まさか「沈黙」シリーズが3D?と思いきや、やはりそんな訳はありませんでした。(笑)曰く「Dandy!Dynamite!Dangerous!!!」の3Dだそうな。ただ、その意味では3Dに嘘はなかったです。スティーヴン・セガール演じるシェーン・ダニエルズは陸軍特殊部隊出身ですが、冤罪で捕まり6年間も服役させられ、その結果妻にも子供にも逃げられ全てを失ってしまった男なのでした。ただ、この冤罪云々の話は以上終了。え?そもそも本編にはなーんの関係もないです。厳密に言えば最後に失ったもの全てをまた手に入れるということなのかもしれないですが、別に妻子も登場しませんしね。
一応麻薬密輸事件に巻き込まれるというストーリーなんですが、観ていてこれがいまいち意味が解らない。中国マフィア・チェン一味にさらわれていた中国人美女・ティアを助けだすのですが、このティアの叔父クアンというのが中国人民解放軍の麻薬取引に関する証拠を握ったままアメリカに密入国しようとしていたらしい…。で、クアンを捉えるためにチェン一味と軍の連中が手を結んだ…その辺までは何となく解るのですが、ティアがチェン一味に叔父の密入国を依頼したとか何とか…どうもその辺から整理できていないというか、要領を得ないというか。
重要なことは―、シェーンが中国マフィアに捕まっていたティアを助けた、そしてその場に居合わせ事件に巻き込まれたロシアマフィアのボスの息子セルゲイも助けた、故にシェーンは中国マフィアと抱き込まれている地元警察におわれる、それでロシアマフィアに助けてもらう、ついでにティアの叔父が捕まってるのを一緒に助けに行く、こんなところ。というか「沈黙」シリーズに全うな脚本を求めてもムダなので途中から理解を放棄していたという話もあります。しかも理解などしなくてもセガールの驚異的なアクションはただただ見とれるばかり。御歳58とは思えないほどの動きで敵を殴り殺してゆくんですね。
とにかくもうメチャクチャ強い!かすり傷一つ負わず、ラスボスの軍の大佐ですらまるで子ども扱い。「北斗の拳」のケンシロウと雑魚キャラぐらいの差があります。しかも悪人側がこれ以上無いぐらい解りやすいほど悪人故に、観ていて気分爽快!何しろ「極めたら折る!」を実践してるのを見ると、まるで何処かで読んだ格闘漫画のようですらあります。繰り返しますがかすり傷一つ、もっと言えば服が汚れることすらないほど相手との力の差が圧倒的なんですね。もっとも冤罪の憂さ晴らしもあったのか、悪徳とはいえ警官をあっさり撃ち殺すあたり復讐の意味もあったのかも。
アメリカ人のシェーンとロシア人が組んで中国人を痛めつけるという図は、なにやら現在の大国同士のパワーバランスを象徴しているかのようにも見えるのですが、そんな深いところまでは考えてないでしょうね、きっと。前作『沈黙の逆襲』はイマイチでしたが、今回のセガールアクションは十二分に満足でした。ちなみにセガールオヤジ、2010年4月15日付けのニュースで元アシスタントにセクハラで訴えられたとのこと。もちろん真相は解りませんが、オヤジとはいえセガールに限ってそんなチンケなことをしていると信じたくはないです。
個人的おススメ度3.0
今日の一言:素手で何人殺したんだ…
総合評価:58点
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『沈黙の鉄拳/A DANGEROUS MAN』予告編
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