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2010年5月 1日 (土)

アーサーとミニモイの不思議な国

Photo 「トランスポーター」シリーズなど数々のヒット作を世に送り出してきたリュック・ベッソン監督が、自ら書いた原作を映画化。身長2ミリのミニモイ族の国を舞台に人間の男の子が大冒険を繰り広げるファンタジーアドベンチャーだ。主演は『チャーリーとチョコレート工場』など天才子役として名高いフレディ・ハイモア。マドンナ、デヴィッド・ボウイ、ロバート・デ・ニーロら豪華な声優陣にも注目だ。
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本作の続編『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』の公開を前に、先ずは1作目の鑑賞です。ファンタジー好きとしては大満足の一作でした。まず設定がいい。人間以外の種族を描いたファンタジーというのはいわゆる定番ではあるものの、あくまでもパラレルワールドとしての設定ではなくて、人間の生きているこの世界に別の種族として同時に存在しているという世界観。だからミニモイたちからも普通に人間の姿は観えているし、人間の世界に起こった出来事は当然彼ら立ちにも影響を及ぼすのです。今回で言えば、主人公アーサー(フレディ・ハイモア)の祖父母の家や庭がお金が払えないために立退きを迫られており、立ち退いたらそこにマンションが建てられてしまう…。即ちミニモイたちの王国滅亡の危機という訳。

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それにしてもフレディくんが相変わらず素晴らしい演技。実に無理のない自然な演技で、ヤンチャで、好奇心旺盛だったり、夢見がちだったりというアーサーの何処か天然でちょっと変わった部分を表現しています。アーサーは家を守るために、祖父が庭の何処かに隠したルビーを見つけようとします。そこで宝物を手に入れるにはミニモイたちの住む「7つの王国」に行かなければならないこと、そして祖父はどうやらミニモイたちの世界にいる事を知るのでした。本作で好感がもてるのが、この冒険に到るまでの描写が丁寧なところ。とかく前段はサラッと流して冒険そのものに進みたがるものですが、アーサーの人となりを描き、今アーサーが置かれている状況がどんなもので、ミニモイたちの世界に行こうとする動機の部分を手抜きしてないんですね。

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ミニモイの世界に行くには10番目の満月の夜に特殊な望遠鏡を使って光の道を開かなければなりません。開いた道、即ち望遠鏡に吸い込まれるようにミニモイの国に入る様は、別世界への移動手段としては実に無理なく楽しいアイディア。望遠鏡を落ちていくアーサーを見ていることで、私たちも自然とミニモイたちの王国へと導かれます。ミニモイの国に行くと、アーサーの容姿もミニモイのように変わります。それは、とがった耳、つりあがった目、体全体の中で頭の比率が大きいというちょっと面白い姿。正直最初はいかにも欧米人の考えそうなキャラクターで、あまり可愛くないなと…。(苦笑)なぜか解りませんが子供っぽいキャラだと必ずソバカスがあるんですよね。ところが、観ているうちにだんだんと好きになっていくのです。

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最初にアーサーが出会った王子ベタメッシュ(声:ジミー・ファロン)、セクシーで美しい王女セレニア(声:マドンナ)、小さい身長を少しでも大きく見せようとしているキングこれ以外にも登場する楽しく個性的なキャラクターたち。キングにあったアーサーをいきなり襲う魔王マルタザール(声:デヴィッド・ボウイ)のモスキート部隊。それこそ聖剣伝説そのままにマジックソードを岩から引き抜きいきなり大活躍です。ミニマムな世界の戦いがこんなにユニークで楽しくて興奮するとは!改めてリュック・ベッソンの空想力に舌を巻きます。ミニトマトの砲撃なんて見てるだけで可愛いやら美味しそうやら。(笑)どうやら宝はマルタザールの王国にあるらしいということで、旅立つアーサー・セレニア・ベタメッシュの3人。

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ここからの冒険、それは人間の目線から観ると庭の中を移動しているだけなのですが、身長2ミリのミニモイたちにとってはそれは大冒険なのです。「ミクロの決死圏」ではないですが、現在の状況のままでも身長が小さいという一点だけで、そこからの視点で見る世界はとても新鮮。くるみを飛ばして移動し、ちょっとした用水路が大きな川に、虫たちは怪獣になり、花びらの中はふかふかのベッドになる…。ああ、そういえば子供の頃はこんなことを良く想像したものです。いつの間にか忘れてしまったあの感覚が蘇ってくるようで実に心地いいのでした。そしてそんな大冒険の間に育まれるセレニアとアーサーの恋愛感情。この頃になるとセレニアがとてもチャーミングで美人でセクシーに見えてくるから不思議なものです。

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マルタザールの戦いを前にアーサーにキスをするセレニア。それはミニモイの結婚の儀式。しかし魔王マルタザールの前に囚われの身となってしまう3人…。いやぁ、ベタな展開ですが、子供の空想物語はベタが良いのです。折角なら宝物のありかもその場で解るとよかったのですが、それはアーサーが人間に戻ってから発見されるのでした。ちょっとその辺を不満に思っていたのですが、それにはちゃんと意味があったのです。そしてそれは即ち続編『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』に繋がる重要なポイントでもありました。とても楽しいファンタジーアニメ、是非GWに親子で楽しんでください。

個人的おススメ度4.0
今日の一言:この作品のおさらい動画は↓にあるよ♪
総合評価:78点

>>アーサーと魔王マルタザールの逆襲

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『アーサーとミニモイの不思議な王国』おさらい動画

『アーサーとミニモイの不思議な王国』予告編

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