ファンボーイズ
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こりゃ楽しい!ファン必見です。 |
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いやはや面白かった!この作品『スター・ウォーズ』や『スター・トレック』を観たことがある人なら多分ほぼ間違いなく楽しめるハズ。この2作の大ファンならより一層夢中になれること請け合いです。そこまでオタッキーではない私レベルの人間でも十分に解るこのパロディ。劇場で皆で一緒になって笑ったりしんみりしたり、何だか一つのイベントに参加しているかのような楽しさに溢れていました。単純なパロディ映画として十分に面白いのに加え、若い時代の友情、バカを出来る友達っていいよなぁと思わせてくれるのがまた実に気分がよかったり。さて、基本的に今回はネタバレで書きますので、ご注意を。もっともネタを口で説明は出来ませんけども。(笑)


オープニングからもうパロディです。宇宙の彼方に消えていく字幕でアホな内容をのたまっているというとことで掴みはOK。さて、基本的なストーリーは何故か難病モノ?時は1988年のハロウィン、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」が公開を来年の夏に控えたという時期です。久々に集まった高校時代の「スター・ウォーズ」オタクの5人。話は盛り上がるものの、実はその内の一人ライナス(クリス・マークエット)はガンで余命あとわずかで、公開まで生きていられるかわからない…。そこでこの連中が考えたのがルーカス・フィルムの本拠地“スカイウォーカー・ランチ”に忍び込んでエピソード1のラッシュフィルムを盗み出そうという計画。


しかし彼らが住んでいるのは西海岸。“スカイウォーカー・ランチ”があるハリウッドは当然東海岸。というわけでハッチ(ダン・フォグラー)のワゴン車でアメリカ横断のた旅に出発と相成る訳です。ここからの珍道中がもう最高なんですね。途中何故かアイオワ州に立ち寄る連中。それはこの作品のベースともなるべきネタのため。そうそこはSF作品として『スター・ウォーズ』と双璧をなす『スター・トレック』のジェームズ・T・カーク船長が生まれた場所なんですね。トレッキーたちに異様なライバル心を燃やし、ハン・ソロをバカにされて切れまくる一同。(笑)この後も何故か途中でゲイバーに寄って全裸で踊るハメになったり、大勢のトレッキーに追いかけられたり、美人局にあったりと、バカバカしい珍道中に笑いが絶えません。


そんな中、おおお!っと思うのが、スピード違反で警察に捕まったシーン。一同が引き合わされた裁判官が本家からのカメオ出演ランド・カルリシアン男爵(ビリー・ディー・ウィリアムス)だったこと。いや嬉しいですねぇ。実はこの作品、彼だけでなく何人もの俳優がカメオ出演してくれているのも見所なのです。しかもこんな人物まで…“スカイウォーカー・ランチ”に入るための資料を流してくれる人物、情報によるとその人物は「会えば解る」らしいのですが…、エリック(サム・ハンティントン)とライナス(クリス・マークエット)が出会ったその人はウィリアム・シャトナー。そう『スター・トレック』のカーク船長です。ライバル映画のフィルムを盗み出す手伝いをさせちゃうんですからブラック過ぎて大笑いです。しかも「シャトナーに不可能はない」って…(苦笑)


ライナスの倒れて入院した病院ではレイア姫(キャリー・フィッシャー)が担当医。いや、随分お歳を召されましたが一目で解るレイア姫。忍び込んだ“スカイウォーカー・ランチ”の警備員にはダース・モール(レイ・パーク)。しかも素顔での登場なんで自分で「ダース・モールだ」って言っちゃってますから…。そりゃまあ確かに見た目じゃ解らないんですけどね。さて、出演者以外のオマージュネタは基本的に書いてませんが私程度のファン度でも解るものから通好みまであるようで、劇場での笑い声の上がる人数がそのままオタク度に繋がっているのが面白いところ。皆さんはどの辺まで解るかな?ラストのエピソード1公開初日のシーン、劇場の人たちを見ると、本当に心から映画を楽しみに来てるなぁとちょっと羨ましく感じてしまいました。


本作は残念ながら2週間限定(~5/7金曜日)で東京の渋谷シアターTSUTAYAでのみの公開ですが、5月12日(水)にはDVDのリリースが決定しています。劇場に足を運べない方は是非レンタルを!
個人的おススメ度4.0
今日の一言:もう一回観てネタの確認をしよっと♪
総合評価:76点
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『ファンボーイズ』予告編
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