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2010年5月11日 (火)

ソウ4/SAW4

Photo 大ヒットサスペンス・スリラー「ソウ」シリーズの第4作。前作でジグソウと弟子のアマンダは死んだハズがゲームはまだ終わっていなかった!新章突入で新たな仕掛け人の登場、そして数々の謎が再び巻き起こる。監督は2,3に続いてダーレン・リン・バウズマン。3まで関わってきたジェームズ・ワンと脚本のリー・ワネルが退き、代わってパトリック・メルトンとマーカス・ダンスタンが脚本を担当する。
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やっぱりソウか!キーワードは既出だ!

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前作でジグソウと弟子のアマンダも死に、1~3に到るほぼ全ての謎も解き明かされて一応は一区切りした感のある本シリーズ。一応前作から引き続き登場するSWATのリッグ刑事(リリク・ベント)が今回はゲームの駒にされます。そして新たに登場するのが市警のホフマン刑事(コスタス・マンディロア)、FBI捜査官のストラム(スコット・パターソン)とペレーズ(アシーナ・カーカニス)の3人。恐らくこの中の何人かは5や6に登場するんでしょう。1から3に到るまでにだんだんと一般的なホラー路線に近づいて来ていたシリーズでしたが、本作は久々に謎が謎を呼ぶ形に原点回帰していました。とはいえ傑作である第1作には遠く及びませんけれど…。序盤にジグソウの遺体を司法解剖するシーンでモロに脳やら内臓を見せてくるグロさはある意味ソウらしいかも。

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しかし、その後はそう気持ち悪いシーンはありません。痛いシーンはありますけど。(笑)さて、解剖されたジグソウの胃の中からお決まりのマイクロカセットテープが出てくるところから物語りは始まります。エリックやケリーら仲間を失ったリッグはジグソウ逮捕に異様な執念を漲らせるのですが、FBI捜査官のストラムとペレーズは非常に冷静。いわばリッグと彼らの温度差は本作において重要な意味を持っていました。事件の過程でどうもジグソウにはアマンダ以外に協力者がいるらしいことに気付きます。捜査にのめり込むリッグの体を案じたホフマンは彼を自宅に帰らせますが、そこで登場するのがお馴染み豚の仮面の人物。そう、ゲームスタートです。目的は囚われの身になっているエリックと、新たにつかまったホフマンを助けること。

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本シリーズは常に一つの決まりごと、即ち「ジグソウのルールは絶対であり、そのルールに従えば必ず助かる(助ける)ことができる」に則って展開されるのはここまで観て来た方なら既にご存知の通り。(もっとも3ではアマンダのルール破りもありましたけど…。)で、今回リッグに課されたルールは…『執念に立ち向かえ!』というものでした。リッグはエリックたちを救うためにジグソウに導かれるままに動きますが、途中にはジグソウに選ばれた罪人たちが…。その度に「私の感じるように感じろ」だとか「私の観るように観ろ」だとか、まるでジグソウ学校課外授業と言った感じなのがユニークで、しかしそれらが一体なんの役に立つのか解らないところが面白い。

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ただ劇中にも出てくるジグソウのセリフ「彼ら自身が救う」や「救済は君の手には負えない」はちょっと親切過ぎる気もしたのでした。そもそもジグソウのゲームに参加させられた人間は自分自身の選択でしか生きながらえることができないのはこれまでも終始一貫変わっていません。要は生か死かは他人には決められないというスタンスがジグソウのゲームのルールだということは今更改めて言わなくてもと思ったりするのです。ところで、今回リッグの前に現れた罪人たちは、「少女売春を斡旋していた女性」「連続レイプ犯だけれども3度無罪になっている男」「幼児虐待をしていた夫婦」とジグソウに処刑されても止むを得ないんじゃないかと思えるような連中ばかり。何でだろう…

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(ここからネタバレ含む)
それは本作で描かれる死のゲームとは別のもう一つの柱となるストーリーで解ります。同時にジグソウが何故こんなゲームを始めるようになったのかも。「ジグソウビギニング」とも言うべきこのストーリーは、彼の妻が妊娠中に子供を失う、それも善意ある人間のその善意につけ込む悪人の仕業で…というある種アメリカらしい悲劇でした。さて、一方リッグ、彼はジグソウとのゲームに敗れます。それはイコールジグソウのルールを守れなかったということに他なりません。最後の扉を勢い良くあけたリッグの目の前でエリックは死にます。ショックを受けるリッグの脳裏、「執念に立ち向かえ!」それがどういうことを意味していたのかをフラッシュバックしながら解き明かすシーンは、この作品の醍醐味でしょう。「あぁ、そうかそういうことか!」と。

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実はジグソウの協力者はホフマン刑事でした。そして物語の一番最初に「未確認の扉は開けるな。」と彼はリッグに言っています。またしてもソウお得意の一番最初のセリフがキーワードになるパターンですね。注意深く観ていたつもりがやはりギリギリまで気がつかなかった…。こういうところがクセになるんです。最初に書いたとおり今回はいわば新章突入編。したがっていくつかの謎が積み残されています。「ホフマンがアマンダに残した手紙の内容は?」「ジグソウとアマンダの遺体がそのまま残されていたのは?」「閉じ込められたストラム捜査官は?」「そもそもほふまんはどのタイミングで協力者になったのか?」などなど、続く5作目、6作目への布石になっているのでしょう。

>>ソウ/SAW
>>ソウ2/SAW2
>>ソウ3/SAW3
>>ソウ5/SAW5
>>ソウ6/SAW6
>>ソウ ザ・ファイナル 3D/SAW 3D

個人的おススメ度3.5
今日の一言:今回あまりグロくなくてよかった~
総合評価:68点

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『ソウ4/SAW4』予告編

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受信: 2010年5月11日 (火) 20時33分

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あれー?ジグソウっておじいさんかと思ってたけど、まだ52歳だったのね〜。 ラストよりそっちの方がちょっとびっくり{/face_en/} 2004年に『ソウ』が登場してからというもの、毎年この季節が楽しみ♪   まさかこんなに続くとは。 2004年には、No1ムービーにしたこの作品、シリーズ4作目{/ee_2/} もういいよ〜と思ってる人も多い?? シリーズ4作目だからって、観る前から駄作と決めちゃダメ{/ee_1/} 現在全米公開中、興行成績は初登場首位でスタート!! yueも先に観てて、面白... [続きを読む]

受信: 2010年5月11日 (火) 20時41分

» 『SAW4』 [めでぃあみっくす]
本音を言うと出来ればこのシリーズはもう見たくないんです。理由は痛いシーンやグロいシーンが多すぎるので結構疲れるからなんです。でも過去3作で生まれた謎を放っておくこともできず今回もまた初日の初回上映で見てきましたが、新たな謎が増え、そしてあんなラスト…。あ....... [続きを読む]

受信: 2010年5月12日 (水) 13時09分

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受信: 2011年11月15日 (火) 22時55分

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☆☆☆-- (10段階評価で 6) 11月20日(日) WOWOWシネマの放送を録画で鑑賞。 [続きを読む]

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