エグザム
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その入社試験に合格したら死ぬまで年棒1億円が保障されると言う、このド不況の最中に夢のようなキャッチ!それだけで興味津々というものです。8人の受験者はそれぞれ何がしかの専門家、といってもそもそもその企業がどんな人材を欲しているのかといった詳細は全くわかりません。さて、今回はストーリーに関して触れることは即ちそれがそのまま少なからぬネタバレに直結しますので、これから鑑賞しようとしている方は読まないほうがよいと思います。予備知識がないほうがこの手の作品は絶対楽しめますから。まず受験生が集められたのは窓も何もない部屋。入口は一箇所のみでそばには警備員が一人。うーん、この密室具合で思い出されるのは傑作シチュエーションスリラー『ソウ』ですね。

もっともご安心を。『ソウ』のように怖くも痛くもないですから。ただ逆に言うとそれがない分単なるトンチ話的になってしまったようには思います。つまり命の危険があるのとないのとでは、画面から伝わってくる緊迫の度合いが全然違うんですね。今回は別に試験に落ちたとしてもただ単に退場になるだけですから。さて、何の前触れも無く試験監督が登場し、試験の…というより本作における3つのルールが発表されるのでした。それは―
1.試験監督、または入り口に立つ警備員に話しかけたら失格。
2.自分の問題用紙を破損したら失格。
3.いかなる理由があろうとも、部屋を出たら失格。

さらに、試験監督の言葉は続きます。「試験問題は1題。答えは1つだ。」と。この辺りから当然ながら私たちも気持ちは受験生。自然と謎解きに参加するように誘導されていきますが、解っていてもそれが心地良い。そりゃそうで、基本的に実害のない傍観者の立場とすれば、クイズ番組に参加して一緒に解いている様なものですから。従って最後に「何か質問は?」なんて聞かれても「おっとその手にゃのらねぇよ!」なんてほくそ笑んだりする訳です。制限時間80分のタイマーを押して試験官が出て行くと、参加者は問題用紙を裏返し……あれ?白紙?問題は?そう早くもそこから試験は始まっているのでした。おもむろに用紙に何かを書き始めた女性が何と警備員に連れ出されます。

おいおい、鉛筆で何か書いても破損になるの?っと若干の強引さを感じながらそれじゃどうするんだろうと見ていたのですがここから先しばらく続く、試行錯誤のシークエンスが私にはどうもいま一つでした。8人の考えることに余り驚きを感じられなかったのがその理由。いやもちろん定番のアイディア、例えば白い紙があぶり出しになっているんじゃないかとか、そういったこともあって良いのだけれど、観ている私たちが予想もつかないアイディアが全く無かったのが残念です。最初のうちは強力しあって問題を探そうとしているものの、こういう場合必ず他人を蹴落とそうとする人間が出てくるのはセオリー。話はドロドロしたほうに向かうけれど、先に書いた通り命の危険はないのでどうしても緊張感に欠けています。

(ここから完全ネタバレ)
結局、最初に試験監督が言った「試験問題は1題。答えは1つだ。」が全てで、直後の「何か質問は?」がその問題だったと言うオチ。皆の頭は「試験監督に話しかけない。」というルールで一杯になっているところをついた盲点だったという訳。しかし、それだとしたら答えは一体何になるのだろう?最後に残った女性は「NO」と答えていたけれど、「質問は?」に対する答えは当然「YES」と「NO」の2つあるんで答えは1つにならないのじゃないでしょうか。しかも試験監督に話しかけず、問題用紙に書いてもダメとなれば、その答えを意思表示するにはどうしたらよいのか…?何だか雰囲気的には、仲間を信じて何もしないことが答えとでも言いたげな雰囲気でしたが、結局釈然としないまま終わってしまったように思います。
個人的おススメ度
2.5
今日の一言:もうちょっと深く捻って欲しかった
総合評価:54点
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『エグザム』予告編
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