雷桜
宇江佐真理の同名小説を映画化。将軍の息子として生まれた男と、幼い頃誘拐され山で育てられた娘がひょんなことから出会い恋に落ちる。身分違いの恋の行く末は…。主演に『重力ピエロ』の岡田将生と『フラガール』の蒼井優のフレッシュコンビ。そして柄本明、時任三郎、宮崎美子といったベテランどころが脇を固めている。監督は『余命1ヶ月の花嫁』の廣木隆一。 >>公式サイト |
あらすじ・作品情報へ
←みなさんの応援クリックに感謝デス
この秋にTBSが『大奥』に続いて送るフィクション時代劇の第2弾。という訳で、主演の岡田将生が演じる徳川斉道(なりみち)は第11代将軍・徳川家斉(坂東三津五郎)の息子ということになっていますが実在しません。癇癪もちというのか、幼い頃に母から受けたトラウマが原因で精神的な病を抱えているという設定。どこからどう見ても今風の男子・岡田くんはマゲが非常に似合いませんが、本格時代劇とは到底呼べない作品だけにとりあえずは可。一方の蒼井優は赤ん坊の時に田中理右衛門(時任三郎)という武士に誘拐され、そのまま山の中で育てられた野生児という設定。まさに究極の草食系男子と肉食系女子の身分違いの恋物語というわけです。実際の所、話は非常に安っぽいのですけれど、蒼井優の素晴らしい演技に引き込まれ、終盤見せてくれる柄本明の演技に度肝を抜かれたというのがこの作品の印象です。
癇癪もちの斉道が悪夢にうなされて目が覚める、夜伽の人間を呼ぶも返事なし、で廊下に出てみると何と居眠り中…。瞬間湯沸し器と化した斉道は刀を抜いてその家臣を斬り捨てようとします。殺される程かどうかは別にして、これは居眠りしてるほうが悪いような…。それはさて置き、ここで先ず最初のガッカリ。庭まで刀を振り回しながら追い回すのだけれども、幾ら将軍の息子でおぼっちゃまとはいえ余りに刀が軽過ぎる。技術的に云々というより、心の病でキレているのだから、そこにはある種の狂気は存在して欲しかった。それがないから、何やら子供のチャンバラを見ているようなのです。で、斬られる寸前の家臣を体を張って助けたのが小出恵介扮する瀬田助次郎。この助次郎は百姓出身での中間、つまり奉公人だったのだけれども、この一件で斉道の御用人・榎戸角之進(柄本明)に認められて家臣に取り立てられるのです。それも斉道の側用人として。
将軍家子息の家の使用人がいきなり秘書に抜擢されたようなもので、幾らなんでも話が飛躍し過ぎな気がするけれど、そもそもがナンチャッテ時代劇なんでその程度のことは気にしちゃいけないんでしょう。かくして斉道は静養のために助次郎の故郷である瀬田村に行くことになるのでした。行った先で出会ったのが村では天狗扱いされている雷。実はこの雷こそが赤ん坊の頃に誘拐された助次郎の妹・遊だったりします。いずれにしても山で2人は運命の出会いをしたのでした。一応このシークエンスでは簡単に遊の背景が描かれます。要は斉道の説明が終わって遊がどんな人間かを見せていこうという訳。幼い頃に田中理右衛門に誘拐された理由なども描かれますが、それは本作においてはあくまでもオマケみたいな話です。その理右衛門がある日忽然と姿を消し、遊に実家に帰るように書置きが。仕方なく実家に戻る遊。何で実家を知っているのだろう?
しかも家に入ると母(宮崎美子)は一目見るなりあ「遊!」と抱きついて大泣き。赤ん坊の頃に誘拐されて20年以上会ってなかったら流石に解らないと思うのですが、そこは母の愛ということで…。ところで最近の宮崎美子は現代劇・時代劇を問わずお母さん役しか見たことがないのですが、きっとどの監督も母親役の理想系だと考えているのでしょうね。相変わらずの安定感は流石です。さて、こうして斉道と遊の背景が出揃うと、共通しているのは2人とも自分が今いる環境に満足していないということ。斉道は城の暮らしが、遊は里の暮らしが窮屈で仕方ありません。そのうえ遊は山育ち故に将軍の息子だろうと呼び捨て。しかし斉道にしてみたら「将軍の息子」ではなく「人間・斉道」として接してくれるのが嬉しくて仕方ない。という訳で当然のように2人は恋に落ちるのでした。しかしまあ草食系にも程があるだろと。
身分違いの恋話など良くあるパターンですが、片方は将軍の息子と来て、ふと思い出したのが名作『ローマの休日』。さしずめ本作は『瀬田村の休日』とでもいったところなのでしょうか。そう観てみると遊の駆る白馬の後ろに斉道が乗っかり、山や草原を駆ける姿はスクーターにまたがったオードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックへがローマを走り回るシーンへのオマージュといえるかもしれません。よくよく考えるとここでも『大奥』ばりに男女逆転ですけど。しかし、身分違いの恋が実るはずもなく、必ず戻ると約束して江戸に帰った斉道を待っていたのは紀州徳川家への養子の話。遊の事が諦めきれない斉道は、密かに瀬田村にもどり彼女と会います。この後2人は山小屋で結ばれるものの、そこに襲い掛かる不埒な奴らが。ここからの蒼井優の芝居が素晴らしい!が、反面ストーリー的には何で今ここでその話?と言った感じなのが非常に残念。
襲ってきたのは隣の藩の人間らしいのだけれど、私には何だか理由がいま一つはっきり解りませんでした。相手は将軍の息子だと解っていて襲ったのか、そもそもは理右衛門を狙っていたのか、或いは遊を狙っていたのか…。解らなくても基本的には斉道と遊の叶わぬ恋の物語なので別に問題はないのですが。いずれにしろ助けに来た理右衛門が殺され、遊が嘆き悲しむシーンは蒼井優の乾坤一擲の芝居でしょう。色々不満がありながらもここまで観てこれた一番大きな理由は彼女の演技にありますが、最後に来てこの迫力には脱帽です。ところが、この後もっと凄い芝居を観ることに。家をも打ち捨て遊と2人の道を歩もうとする斉道をとめる御用人・榎戸角之進。彼の目の前で切腹して諌めるのですが、その切腹シーンが凄まじいの一語。柄本明は全身真っ赤、目は血走り今にも血の涙を流さんばかり、今までこれほどまでに激しく苦しい切腹シーンを観たことがありません。
一応物語としてのクライマックスはこの後にあるのですが、榎戸角之進の切腹で既に流れは決まっています。前半から中盤までの余りのナンチャッテ振りに半分呆れながら観ていましたが、ラストに向けて蒼井優そして柄本明に救われた作品でした。あ、ただしラストシーンは個人的にドン引きしましたが…。
個人的おススメ度3.0
今日の一言:TBSさん、次は本格時代劇でよろしく。
総合評価:61点
↑いつも応援して頂き感謝です!
今後ともポチッとご協力頂けると嬉しいです♪
『雷桜』予告編
| 固定リンク
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 雷桜:
» 映画「雷桜」@東商ホール [masalaの辛口映画館]
試写会の主権はTBSラジオさん、954情報キャスターの白井京子さんの前説があっての上映だ。客入りは満席、観客はほぼ女性ばかり、小さなお子さんも来場している。 【ポ... [続きを読む]
受信: 2010年10月21日 (木) 13時17分
» 雷桜 [象のロケット]
心を病み瀬田村で静養することになった徳川将軍・秀斉の十七男・清水斉道(なりみち)は、天狗が棲むと言う山の中で、自由奔放な娘・雷(らい)と出会う。 雷は20年前に誘拐された庄屋の娘・遊だった。 その後、村に戻った遊と斉道は心を通わせていくが、周囲がそれを許すはずはなかった…。 純愛時代劇。 ≪あなたは、一番好きな人と、結ばれましたか?≫... [続きを読む]
受信: 2010年10月21日 (木) 20時39分
» 雷桜 [シネマDVD・映画情報館]
解説
徳川家に生まれた男と村の娘との、運命の出会いと許されざる恋を描く時代劇。宇佐江真理の同名小説を基に「余命1ヶ月の花嫁」の廣木隆一監督が映画化。出演は「瞬 またたき」の岡田将生、「FLOWERS フラワーズ」の蒼井優、「シュアリー・サムデイ」の小出恵介、「孤高のメス」の柄本明、「ハッピーフライト」の時任三郎など。
ストーリー
徳川家に生まれた斉道(岡田将生)は、孤独で退屈な日々を送っていた。ある晩、家臣の瀬田助次郎(小出恵介)が語った「私の故郷・瀬田村には天狗がいる」という話に... [続きを読む]
受信: 2010年10月22日 (金) 13時10分
» 雷桜 [Akira's VOICE]
淡白すぎて泣くに泣けない。
[続きを読む]
受信: 2010年10月22日 (金) 16時33分
» 雷桜/岡田将生、蒼井優、小出恵介 [カノンな日々]
映画会社の枠を越えての時代劇キャンペーン「サムライ・シネマ」の作品の中では唯一のラブストーリーですね。劇場予告編での岡田将生くんの髷姿がかなり気になるところなんですが、さらに監督が私の好きな廣木隆一さんということで、たぶん初の時代劇だと思うんですけど廣木....... [続きを読む]
受信: 2010年10月22日 (金) 22時24分
» 雷桜 [とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver]
大河ドラマのような長い年月を描いた時代劇作品だ。叙情豊かな風景を背景にして、人物描写が非常に丁寧なのでわてはたっぷりと涙を流すことができた。身分違いの恋の悲しさが痛いほど伝わる。岡田将生が籠の中で「ゆう」と叫ぶシーンと、蒼井優が鼻水をたらして泣くシーンが... [続きを読む]
受信: 2010年10月22日 (金) 23時46分
» 雷桜 [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP]
映画 雷桜 オリジナル・サウンドトラック日本版「ロミオとジュリエット」との触れ込みなので悲劇に終わるのは予想はつくが、美しすぎる山の自然のためか、むしろおとぎ話のような浮遊感が漂っている。徳川将軍・秀斉の十七男、清水斉道は、心の病の静養のため家臣・瀬田助次....... [続きを読む]
受信: 2010年10月22日 (金) 23時52分
» 雷桜 [あーうぃ だにぇっと]
10月15日(金)@池袋HUMAXシネマ スクリーン4。
20時15分開映と遅い時間の試写会。
一所懸命応募したけど当らず、千葉の方の人から500円の図書カード2枚で入手。
池袋は、千葉の方の人の行動圏内にはないと思う。
売りに出していることをみても、観に行く気があったとは思えないんだけど。(笑)... [続きを読む]
受信: 2010年10月23日 (土) 07時11分
» 命尽きるまで〜『雷桜』 [真紅のthinkingdays]
将軍の血を引きながら、心の病に苦しむ清水斉道(岡田将生)は、静養先の村
で「天狗」と呼ばれる野生児・雷(蒼井優)と出逢う。彼女は2... [続きを読む]
受信: 2010年10月23日 (土) 16時56分
» 雷桜☆独り言 [黒猫のうたた寝]
試写会で時代劇版ロミオとジュリエット観てきました。『雷桜』です。徳川家の体の弱い若殿の斉道と赤子の頃誘拐されて山の中で養父に育てられた瀬田村の庄屋の娘の遊。兄が斉道の用人となったのが縁で、瀬田村の山で出会った二人は、魅かれあうが、それは叶わぬ運命の恋・・... [続きを読む]
受信: 2010年10月23日 (土) 23時38分
» 映画「雷桜 」ありがちな主題にも新鮮味アリ [soramove]
「雷桜 」★★★
岡田将生、蒼井優、小出恵介、柄本明、時任三郎出演
廣木隆一監督、130分、2009年、2010年10月22日全国順次公開、2010,日本,東宝
(原題:宇江佐 真理著:雷桜)
→ ★映画のブログ★
どんなブログが人気なのか知りたい←
「庄屋の娘として生まれたが初節句に誘拐され
そのまま山奥で育てられた遊(蒼井優)と
徳川家の清水家当主・斉道(岡田将生)は
雷桜の前で偶然に出会い
お互い... [続きを読む]
受信: 2010年10月24日 (日) 18時42分
» 雷桜 [りらの感想日記♪]
【雷桜】 ★★★ 映画(57) ストーリー 将軍家に生まれ、重い宿命を背負いながらも心に病を抱えて生きる孤独な若い殿様、清水斉道(岡田将生 [続きを読む]
受信: 2010年10月24日 (日) 19時36分
» 雷桜 [映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜]
評価:★★★【3点】
「りえ〜!」って誰のこと?って、ずっと思ってたわ(爆) [続きを読む]
受信: 2010年10月24日 (日) 22時46分
» 「雷桜」運命のさだめにより結ばれなかった2人の短い時間で育んだ愛の形 [オールマイティにコメンテート]
10月22日公開の映画「雷桜」を鑑賞した。
この映画は将軍候補の男と天狗と言われて山で育った女が
偶然の出会いをして惹かれ合っていくさだめにより
結ばれないラブストーリーである。
江戸時代の1820年代を舞台に身分により結ばれる事のない
2人が出会いから....... [続きを読む]
受信: 2010年10月25日 (月) 00時52分
» 雷桜 [Diarydiary!]
《雷桜》 2010年 日本映画 将軍家に生まれた斉道と山で育てられた雷の身分違い [続きを読む]
受信: 2010年10月25日 (月) 21時12分
» 雷桜 [ゴリラも寄り道]
<<ストーリー>>母の愛を知らずに育った、徳川将軍・秀斉の十七男、清水斉道(岡田将生)。心の病にかかった斉道は、静養のため瀬田村へ... [続きを読む]
受信: 2010年10月26日 (火) 02時22分
» 雷桜 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
多くの女性たちに支持されて17万部を突破、ベストセラーとなっている宇江佐真理の小説「雷桜」を映画化。物語:徳川将軍・家斉の十七男として生まれた斉道は、母の愛を知らずに心に病を抱え、孤独で退屈な毎日を過ごしていた。ある晩、なかなか寝付けない斉道に、家臣の瀬田....... [続きを読む]
受信: 2010年10月26日 (火) 18時36分
» ★雷桜(2010)★ [CinemaCollection]
女は、恋さえ知らなかった。男は、愛など信じなかった。美しくも奇妙なその桜が、二人の運命を変えた。上映時間133分製作国日本公開情報劇場公開(東宝)初公開年月2010/10/22ジャンル時代... [続きを読む]
受信: 2010年10月27日 (水) 02時50分
» 雷桜 [迷宮映画館]
一発必中・・・ [続きを読む]
受信: 2010年10月27日 (水) 12時42分
» 雷桜 馬の演技だけが良かった・・・ヾ(・ε・。)ォィォィ [労組書記長社労士のブログ]
【{/m_0167/}=46 -13-】 最近、時代劇映画が面白いから、ついつい期待してしまった(それがそもそも間違い)。
蒼井優も可愛いし、愛でよ〜v(* ̄▽ ̄*)♪って動機もあった。(いくら可愛いからって許せないこともあることを知った)
徳川将軍・家斉の十七男に生まれた斉道。母を亡くし親の愛情を知らずに育った彼は、心に病を抱えていた。療養を兼ねて家臣の瀬田助次郎の故郷・瀬田村を訪れた彼は、天狗が住むと言われる瀬田山で、女の天狗と出会う。その正体は、幼い頃に誘拐され、山奥で育てられていた瀬田助... [続きを読む]
受信: 2010年10月27日 (水) 16時05分
» 『雷桜』 [beatitude]
徳川将軍・家斉の十七男に生まれた斉道。母を亡くし親の愛情を知らずに育った彼は、心に病を抱えていた。療養を兼ねて家臣の瀬田助... [続きを読む]
受信: 2010年10月28日 (木) 12時03分
» 「雷桜」にガッカリ [再出発日記]
日本映画専門チャンネルで、仲代達矢のロングインタビューを企画していて、10月の回では次のようなことを言っていた。(「七人の侍」のときに三秒のちょい役のために一日掛けたこ... [続きを読む]
受信: 2010年10月29日 (金) 00時48分
» 『雷桜』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「雷桜」□監督 廣木隆一 □脚本 田中幸子、加藤正人□原作 宇江佐真理□キャスト 岡田将生、蒼井 優、小出恵介、柄本 明、時任三郎■鑑賞日 10月24日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> 「おまえはおまえだ」って、予告編での優チャンのセリフの一言で観ること決めちゃったけど、 この映画はできればポイント溜まった分(無料)で観ればよかったかも・・・(後悔)。 とてつもなく、二人の住む世界が違えど... [続きを読む]
受信: 2010年11月 1日 (月) 08時18分
» 雷桜 [voy's room]
nbsp;
江戸時代。徳川将軍・家斉の十七男で清水家の当主・斉道(岡田将生)。初節句に誘拐され、十年以上も山で育てられた後、ある日ひょっこり村に戻ってきた遊(蒼井優)。2人は遊の兄が斉道に仕えたことが縁で奇妙な木、雷桜(らいおう)の前で出会う。決して交わるはずのなかった2人の境遇は、雷桜のように互いに保ちながらも深く絡み合い、運命の恋に落ちていく。叶わないと知りながらも互いの心を求めあう斉道と遊。2人は初めて人を愛し、愛を知ることで心の成長を遂げる。しかし宿命は、2人を引き裂いてしま... [続きを読む]
受信: 2010年11月 3日 (水) 18時59分
» 「雷桜」感想 [狂人ブログ ~旅立ち~]
将軍家に生まれ、心に病を抱えた男と、幼い頃から山で育ち、人々から「天狗」と恐れられた少女の、決して許される事のない恋を描く時代劇ラブストーリー。 日本版「ロミオとジュ... [続きを読む]
受信: 2010年11月 5日 (金) 21時14分
» 「雷桜」 二人の恋のイコン [はらやんの映画徒然草]
雷桜。 それはあるとき雷に打たれまっ二つに割れてしまった銀杏の樹に、いつしか桜が [続きを読む]
受信: 2010年11月 7日 (日) 11時12分
» 雷桜 [『映画評価”お前、僕に釣られてみる?”』七海見理オフィシャルブログ Powered by Ameba]
女は、恋さえ
知らなかった。
男は、愛など
信じなかった。
美しくも奇妙なその桜が、二人の運命を変えた。
宇江佐真理原作小説の映画化。
愛する人と結ばれることが許されなかった時代に、運命に挑み、愛を貫いた二... [続きを読む]
受信: 2010年11月 9日 (火) 00時26分
» 雷桜 [ダイターンクラッシュ!!]
2010年11月10日(水) 19:10~ TOHOシネマズ日劇2 料金:0円(フリーパス) パンフレット:未確認 『雷桜』公式サイト フリーパス14本目。 時任な暗殺者に攫われ凝らされそうになるも、時任の気が変わり山で育てられた娘、病気や母親による幼児期の虐待から少々危ない人間に育った若殿のラブストーリー。 若殿の岡田は、なかなか出来る演技をしている。 しかし、山娘の蒼井優。何となく弱っちいイメージがあるので、熱演であるがどうにも違和感がある。実際の身体能力は以外に高いと思うのだが。 「... [続きを読む]
受信: 2010年11月11日 (木) 17時48分
» 「雷桜」 [みんなシネマいいのに!]
将軍家に生まれ、母の愛を知らずに育った若殿・清水斉道は、静養先で、雷という名の [続きを読む]
受信: 2010年11月21日 (日) 19時40分
» 【雷桜】 [日々のつぶやき]
監督:廣木隆一
出演:岡田将生、蒼井優、柄本明、小出恵介、時任三郎、宮崎美子
女は、恋さえ知らなかった。
男は、愛など信じなかった。
「徳川家将軍家斉の息子である斉道は、幼少の頃母親が精神的な病になりその後亡くなったため、親の愛情を知らず... [続きを読む]
受信: 2010年12月 2日 (木) 10時49分
» 『雷桜』をユナイテッドシネマス豊洲6で観て映画はともかく蒼井優がいい男ふじき☆☆ [ふじき78の死屍累々映画日記]
五つ星評価で【☆☆長い】
映画そのものは長くて退屈。
なんであんな尺が必要なの。
切れよ、プロデューサー。
それが仕事だろう(直接切らんでもダメ出しをしろ)。
... [続きを読む]
受信: 2010年12月 5日 (日) 11時19分
» 「雷桜」 [【映画がはねたら、都バスに乗って】]
蒼井優と岡田将生、身分違いの恋。
身分違いの恋を描くのに、時代設定を江戸時代にした。
山の民と徳川将軍・家斉の十七男に生まれた男の悲恋。
イギリスなら、「ロミオとジュリエット」になるところ...... [続きを読む]
受信: 2010年12月28日 (火) 21時31分
» 雷桜 [いやいやえん]
宇江佐真理さんの原作ですが、原作はおとぎ話に近く、残念ながら映画版ではそのありえない純愛を納得させてくれるストーリー性ではなかったように思います。
ただ雷(遊)を演じた蒼井優さんが非常に魅力的に描かれていました。天狗と呼ばれる役柄と、深く激しい愛情をもつ女性を演じるのは難しかったのではないでしょうか。ただ肝心の雷桜や景色が、キレイなのですが変なCG効果でちょっと萎えてしまうところもありました^;
山への遠乗りにかこつけて次第に近づいていく二人…遊といるときだけ、斉道も、笑う。雨の中のシーンは... [続きを読む]
受信: 2011年5月14日 (土) 15時52分
» 『雷桜』 ('11初鑑賞138・WOWOW) [みはいる・BのB]
☆☆☆-- (10段階評価で 6)
10月10日(月・祝) WOWOWシネマの放送を録画で鑑賞。 [続きを読む]
受信: 2011年10月13日 (木) 20時30分
» 映画評「雷桜」 [プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]]
☆☆★(5点/10点満点中)
2010年日本映画 監督・廣木隆一
ネタバレあり [続きを読む]
受信: 2011年10月16日 (日) 11時52分
最近のコメント