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2011年2月 1日 (火)

ネスト/NEST

Photo アイルランドの作家ジョン・コナリーの同名短編小説を映画化。田舎の一軒家に引っ越してきた父と子供たちを謎の生物の恐怖が襲う。主演はこのところすっかりご無沙汰のケヴィン・コスナー。共演で謎の生物の標的となる娘を『パンズ・ラビリンス』イバナ・バケロが好演している。監督は『REC/レック』の脚本家で、本作が長編デビューのルイス・ベルデホ。
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個性的なイバナ・バケロが魅力的

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非常にオーソドックスなホラー映画でした。ネストは“NEST”でそのまま“巣”という意味。ケヴィン・コスナー扮する主人公のジョン・ジェームズ(これまたベタな名前だな…)とその娘ルイーサ(イバナ・バケロ)、息子サム(ガトリン・グリフィス)はど田舎の一軒家に引っ越して来ます。ってこのオープニングからもう超ありがち。“ど田舎”“一軒家”“引越し”とこれだけ揃ってしまったら、「そこの家では何かがあって、それが理由で売られていた家に家族が移り住み、彼らが同じ目に遭う」という鉄板の流れですね。しかも最初からタイトルが“巣”だって言ってるんですから、その家が“巣”なのか、もしくは近くに“巣”があるのか、それももう想定の範囲内です。

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いきなりルイーサが2階の自分の部屋に向かう途中に床に残る足跡。余りにもあからさまな足跡にちょっと失笑ですが、何かが居ることを匂わせます。というか、その日の夜、ルイーサの部屋の窓の外に何やら怪しげな人間型の生物の後姿が…。パッと見は『ロード・オブ・ザ・リング』のスメアゴルそっくり。あまりにも既視感がありすぎる話にちょっとテンションが落ちかけたのですが、予想に反してこの後はラストまでこの謎の生物が姿をみせることはないのでした。で、翌日。家の周囲を“探検”していると何やら古い塚があるじゃないですか。怪しさ120%、というよりここが何かの“巣”なのは確定。しかも、ある夜ルイーサは一人で塚に出かけ泥だらけになって帰ってきます。

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心配するジョンを尻目にシャワーを浴びるルイーサ。そして排水溝には血が…。イバナ・バケロの演技から直感的にもう謎の生物にレイプされたと感じます。それは、彼女が謎の生物に対する怯えと、おそらくバージンを失ったショックの両方を内包した少女を上手く演じていたから。しかし、モンスターが少女をレイプ?などと思って観ていると、ある日サムが学校でアリの巣観察セットを貰って帰ってきます。しかも後日ジョンがご丁寧にも、女王アリが寿命で死ぬと次の女王アリが選ばれて…なんて解説までしてくれる。それでなるほど、どうやらルイーサは次の女王アリなんだとあっさり解らせてくれるのでした。この時点でまだ謎の生物の正体は判明していません。

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しかしルイーサを狙った目的が明らかになってしまえば、実はその謎の生物が何であったとしても別にどうでも良いように思うのです。通常はその目的が最後まで解らないから怖いという部分が大きいので。とはいえ、この後ジョンは一体何者がルイーサに異常をもたらしているのかを調べるために動きまくります。ケヴィン・コスナーの演技は特に可もなく不可もなく。これほどの知名度のある名優ですから、華は当然あるのですが、何故最近はいま一つな作品ばかりなんでしょう。個人的には大作への復帰が待ち遠しい所ではあるのですが。さて、ジョンが事件の真相を調べるといっても実はそう大したことをする訳ではありません。ただ、ベビーシッターが襲われるシーンは本作で一番怖い場面かも。

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もっとも、声だけで襲われる映像そのものはないのですが…。結論から言うと、この謎の生物は絶滅寸前の地底に住む種族“マウンド・ウォーカー”と言うらしい。そんなこと劇中で言ってたかな…。で、ルイーサを襲った理由は既に書いたとおり、種の保存のためでした。彼らの“巣”に連れ去られたルイーサを助けに塚にもぐるジョン。必死で彼女を連れ出すも既にルイーサは彼女であって彼女では無くなっています…。一瞬だけ正気に戻った「パパ、私を捨てないで…」の言葉が切なく響くものの、もはやそこまで。恐怖はまだ終わってはいなかった…的なラストシーンは、オーソドックスな流れのホラーとしては当然と言えるものでしょう。ケヴィンだから上映したのでしょうが、普通だったらDVDスルー作品かな。

個人的おススメ度3.0
今日の一言:ひたすら普通です…
総合評価:59点

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