« ランウェイ☆ビート | トップページ | 神々と男たち/Des hommes et des dieux »

2011年3月17日 (木)

漫才ギャング

Photo_2 『ドロップ』が大ヒットしたお笑い芸人・品川ヒロシ監督第2作。今度は自らのホームであるお笑いの世界を舞台に、売れない漫才師が偶然留置場で出会った不良と漫才コンビを結成するというドタバタコメディだ。主演は『ROOKIES』の佐藤隆太と『クローズZERO』の上地雄輔。共演に石原さとみ他、多数のお笑い芸人が出演して盛り上げている。ロバート秋山のガンダムネタが凄まじい!
>>公式サイト

シャア専用デブ最高!(爆)

book あらすじ・作品情報へ book

にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへみなさんの応援クリックに感謝デスsunshine

01_2

前作 『ドロップ』は最高にお気に入りの1本だけに、本作も期待度MAXで観てきました。いやはやメチャクチャ面白い!品川ヒロシ監督は吉本の芸人監督の中だけでなく、普通に映画監督としても素晴らしい才能を持っていると思います。とにかく紡ぎだす物語が実に面白い。オマケに今回は自分のフィールドであるお笑いの世界が舞台だけあって、彼の笑いのセンスが冴え渡っています。もちろん笑いのポイントは人それぞれ。実際私の隣で観ていたおばさまはピクリとも笑っていませんでしたが…。芸人監督の作品には、とかく多くの芸人仲間が出演するものですが、私はそれを好ましいと思っていません。しかしながら、完全コメディの本作においてはそれはむしろ正解。

02_2 03_2

演じる側の芸人も、慣れない普通の芝居というよりは、完全に自分のお笑いセンスを爆発させていました。だから余計に面白い。そうはいっても、佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、新井浩文といった実力ある本職俳優で物語本線の重要人物をがっちり押さえ、そこは1本筋の通った青春ドラマを見せてくれているだけに、単にお笑い芸人の独りよがりな作品にはなっていないのです。というより、あくまでお笑いではなくてドラマが主であるところを崩していないというか。そのドラマの展開ですが、メインストリームは割と簡単。漫才コンビを解散した黒沢飛夫(佐藤隆太)がそのショックで酔っ払い警察に厄介になった時、留置場で知り合ったのが鬼塚龍平(上地雄輔)でした。

04_2 05_2

彼の抜群の突っ込みが気に入った飛夫は新にかれとコンビを組むことに。新コンビ“ドラゴンフライ”は劇場の登竜門コーナーで10週連続勝ち抜きレギュラーを獲得、そして“MANZAI ONEグランプリ”への挑戦を決めるのでした。しかし好事魔多し…。このメインストリームに元相方・石井保(綾部祐二)の借金を取り立てる金井(宮川大輔)であったり、飛夫の恋人・宮崎由美子(石原さとみ)だったり、龍平のバイト先のメイド性感マッサージ店の同僚・デブタク(西代洋)だったり、そのバイト先の常連・小淵川(秋山竜次)だったりと、実に様々なキャラクターが絡んできます。品川監督の上手いところは、それぞれのキャラクターがキッチリ役割を持ってフィーチャーされていること。

06_2 07_3

もちろん主人公の飛夫と龍平は最もフィーチャーされますが、それ以外のキャラクターも負けずに魅力的なのです。個人的にはガンダムオタクの小淵川がダントツ。秋山竜次の演じるこのキャラクターは、もはやお笑いバラエティからそのまま出てきたといってもいいぐらいの面白さなのだけれど、そのくせこの作品のキーマンになっていたりするのです。やたらと笑ってばかりのストーリーで紅一点・一服の清涼剤になっている石原さとみもイイ。それにしてもいつの間にあんなに綺麗にになったのか…。昔から変わらない可愛らしい笑顔に女性らしい美しさが加わり、単に飛夫を支える恋人役を越えた存在感を発揮しています。メイド風俗嬢・宮崎マンゴー役の大島美幸も忘れちゃいけない…。

08_2 09_2

チョイ役も含めたらまだまだ他にも登場しますが、そんな魅力的なキャラクターたちの料理の仕方がまた上手かった。飛夫は基本的にボケ役なのだけれど、前半頻繁に登場するモノクロ映像で心の中のツッコミを表す演出は、佐藤隆太の勢いのあるしゃべりで物語にリズム感をもたらし、龍平の『クローズZERO』ばりの激しいケンカシーンで物語に勢いをつける。言い換えると、対照的な2人の存在、キャラクター、演出そのものがボケとツッコミで『漫才ギャング』という漫才を演じているともいえるのではないでしょうか。あまり細かいことを考えずに、バラエティ番組を見るノリで楽しんでしまったモン勝ち。エンドロールでNGシーンならぬボケとツッコミシーンが観られるのも中々楽しいです。

soon 3月19日(土)公開

個人的おススメ度4.0
今日の一言:ラスト誰なんだぁぁぁぁぁ!
総合評価:78点

にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ
↑いつも応援して頂き感謝です!
今後ともポチッとご協力頂けると嬉しいです♪

|

« ランウェイ☆ビート | トップページ | 神々と男たち/Des hommes et des dieux »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/197507/39004356

この記事へのトラックバック一覧です: 漫才ギャング:

» 漫才ギャング [象のロケット]
結成10年になる漫才コンビ“ブラックストーン”は一向に売れず、ボケ&ネタ作り担当の飛夫(とびお)は、相方の保から借金を理由に解散を告げられる。 ちょっとしたトラブルで留置場送りになった飛夫は、そこでドレッドヘアーにタトゥーだらけの龍平と出会う。 話をするうちに龍平のツッコミの才能に気づき、新しい相方にならないかと誘うのだが…。 青春ドラマ。 ≪夢さえあれば、人は変われる。≫... [続きを読む]

受信: 2011年3月17日 (木) 20時35分

» 【映画】漫才ギャング [★紅茶屋ロンド★]
<漫才ギャング を観て来ました> 製作:2011年日本 ←クリックしてね。ランキング参加中♪ 久しぶりの試写会です!これ、とっても観たかったんだよね~~~!! 観たいと思ってる人も多いはず!試写会に当選して本当ラッキー。ありがとうございますっ お笑い芸人の品川ヒロシが「ドロップ」に次ぐ原作&脚本&監督で作った映画がコレ!! 「ドロップ」では自身の過去を脚色した物だったけど、今回は…?むしろ本領発揮じゃないの~?こういうのを待っていたよ! お笑いコンビ「ブラックストーン」は結成10年。ボ... [続きを読む]

受信: 2011年3月17日 (木) 22時23分

» 漫才ギャング [とりあえず、コメントです]
原作・監督・脚本を品川ヒロシさんが手がけたコミカルな青春映画です。 「ドロップ」は未見ですけど評判が高かったので、今作はどうだろうなあと気になっていました。 漫才&喧嘩がたっぷりの2時間でした(^^ゞ ... [続きを読む]

受信: 2011年3月18日 (金) 23時18分

» 『漫才ギャング』 [こねたみっくす]
品川庄司の笑いに対する評価が、この映画の評価に繋がる。 「漫才」に関西の笑いを期待していると楽しめないだけでなく、関東の笑いによくあるオモロない部分がそのままこの映画 ... [続きを読む]

受信: 2011年3月19日 (土) 15時58分

» 漫才ギャング [佐藤秀の徒然幻視録]
公式サイト。品川ヒロシ監督、佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、綾部祐二、秋山竜次、新井浩文、宮川大輔、笹野高史。主役の飛夫(佐藤隆太)と龍平(上地雄輔)が留置場で出会った途端 ... [続きを読む]

受信: 2011年3月19日 (土) 19時45分

» 漫才ギャング [シネマDVD・映画情報館]
漫才ギャング 結成10年目にして、一向に売れないお笑いコンビブラックストーンのボケ&ネタ作りを担当する飛夫。ついに相方から解散を告げられヤケになり、トラブルに巻き込まれて留置場送りになってしまう。一方、日々ケンカに明け暮れる龍平も、敵対する......... [続きを読む]

受信: 2011年3月20日 (日) 01時27分

» 漫才ギャング [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評]
漫才ギャング 公式ビジュアルブック芸人の映画界進出が目覚ましいが、「ドロップ」で監督デビューした品川ヒロシの才能はどうやら本物のようだ。今回は自分が最もよく知る世界“ ... [続きを読む]

受信: 2011年3月20日 (日) 09時53分

» 漫才ギャング/佐藤隆太、上地雄輔 [カノンな日々]
劇場鑑賞自粛解禁最初の映画はこの作品です。真っ先に観に行きたい映画は別にあってこちらはむしろスルーでもいいかなと思っていたんですけど、細かいことをくどくど考えずに笑え ... [続きを読む]

受信: 2011年3月25日 (金) 22時59分

» 「漫才ギャング」 緩急自在のテンポが心地よい [はらやんの映画徒然草]
品川ヒロシさん、「ドロップ」に続く監督第二作目になります。 実は「ドロップ」は未 [続きを読む]

受信: 2011年3月27日 (日) 11時07分

» 「漫才ギャング」 [お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法 ]
2011年・日本/配給:角川映画監督・原作・脚本:品川ヒロシ 初監督作品「ドロップ」で、興行面のみならず作品的にも大成功を収めたお笑い芸人の品川ヒロシが、再び自らの原作を脚色し、監督も務めた異色の青春... [続きを読む]

受信: 2011年3月27日 (日) 17時17分

» 漫才ギャング [だらだら無気力ブログ]
自身の自伝的小説を映画化した『ドロップ』で映画監督デビューを果たした お笑いコンビ品川庄司のおしゃべりクソ野郎こと品川ヒロシの監督第2作。 売れない漫才師がひょんなことから留置場で出会った不良と漫才コンビを 組んで頂点を目指したり、成長していく様をコミカ…... [続きを読む]

受信: 2011年3月28日 (月) 00時33分

» 漫才ギャング [うろうろ日記]
試写会で見ました。相方にコンビ解消を告げられた佐藤隆太が留置所であった上地雄輔と [続きを読む]

受信: 2011年3月29日 (火) 00時34分

» 「漫才ギャング」感想 [狂人ブログ ~旅立ち~]
 「おしゃべりクソ野郎」ことお笑い芸人・品川ヒロシ原作の人気小説を、著者自ら監督・脚本で映画化。 奇妙な偶然から出会ってしまった、売れない漫才師と札付きの不良が、漫才コ... [続きを読む]

受信: 2011年3月30日 (水) 21時06分

» 【漫才ギャング】 [日々のつぶやき]
監督:品川祐 出演:佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、綾部祐ニ、宮川大輔  もうハンパじゃ、終われない!! 「下積みの長い漫才コンビの飛夫は、相棒の保から解散を告げられる。何とか止めようと酔っ払って保のアパートの前に居たところ借金取りとトラブルにな... [続きを読む]

受信: 2011年3月31日 (木) 09時21分

» 漫才ギャング [映画鑑賞★日記・・・]
2011/03/19公開 日本 137分監督:品川ヒロシ出演:佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、綾部祐二、秋山竜次、新井浩文、宮川大輔、笹野高史、河本準一、長原成樹コンビ結成10年目を迎える ... [続きを読む]

受信: 2011年4月 8日 (金) 22時35分

» 漫才ギャング [ケントのたそがれ劇場]
★★★☆  相方が借金取りに追われて、コンビを解消されてしまった黒沢飛夫。いつも喧嘩ばかりしているが、卑怯なことは絶対にしない鬼塚龍平。ひょんなことからこの二人がブタ箱で知り合い、新しい漫才コンビを組むことになる、というかなりおかしな展開である。  主なキ... [続きを読む]

受信: 2011年4月10日 (日) 11時08分

» 漫才ギャング [映画的・絵画的・音楽的]
 『漫才ギャング』を渋谷Humaxで見てきました。 (1)コメディアンの品川ヒロシによる前作『ドロップ』の出来栄えが大層素晴らしかったことから、佐藤健太とか上地雄輔は好みではなかったにもかかわらず、公開早々に映画館に出かけてきました。  佐藤健太については、TV...... [続きを読む]

受信: 2011年4月10日 (日) 22時07分

» 漫才ギャング [新・映画鑑賞★日記・・・]
2011/03/19公開 日本 137分監督:品川ヒロシ出演:佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、綾部祐二、秋山竜次、新井浩文、宮川大輔、笹野高史、河本準一、長原成樹 コンビ結成10年目を迎える売れない漫才コンビでボケとネタ作りを担当する飛夫は、相方から解散を告げられる。...... [続きを読む]

受信: 2011年4月11日 (月) 12時43分

» [映画まとめて語り 『漫才ギャング』] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆最近、あの、ロシアの娘二人組のお騒がせグループ<タトゥー>が解散しましたよね。  まだ頑張っていたんだ、の思いはある^^;  それで思い出したんだけど、私が、今週末に封切りの『エンジェル・ウォーズ』が気になる衝動ってのは、  <タトゥー>のデビュー時...... [続きを読む]

受信: 2011年4月11日 (月) 22時55分

» 『漫才ギャング』 [京の昼寝〜♪]
nbsp; nbsp; □作品オフィシャルサイト 「漫才ギャング」□監督・原作・脚本 品川ヒロシ□キャスト 佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、宮川大輔、綾部祐二、秋山竜次、新井浩文、笹野高史■鑑賞日 4月9日(土)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★...... [続きを読む]

受信: 2011年4月12日 (火) 08時30分

» 『漫才ギャング』 | 映画の体をなしていません。 [23:30の雑記帳]
たぶん、品川ヒロシ監督はあまり映画館で 映画を観たことがないのではないでしょうか。 ランキング参加中です 大きく気になったところを3つ挙げてみます。 ひとつめ。 ... [続きを読む]

受信: 2011年4月15日 (金) 11時33分

» 『漫才ギャング』を角川シネマ新宿1で観て、これもそんなでもなかったからちょっと書きづらい男ふじき☆☆☆ [ふじき78の死屍累々映画日記]
五つ星評価で【☆☆☆普通にいいけど期待しすぎた】 評判がいい映画なので、滅多な事を書いてしまうと、 後ろから羽交い絞めにされて、薬物を嗅がされた上、 メイド性感に連れ ... [続きを読む]

受信: 2011年5月10日 (火) 09時58分

» 漫才ギャング [Memoirs_of_dai]
品庄漫才全盛期を思い出す 【Story】 コンビ結成10年目を迎える売れない漫才コンビでボケとネタ作りを担当する飛夫(佐藤隆太)は、相方から解散を告げられる。ヤケ酒を飲みトラブルに巻き込まれ留置...... [続きを読む]

受信: 2011年8月28日 (日) 13時18分

» 漫才ギャング [銀幕大帝α]
10年/日本/137分/青春コメディ・ドラマ/劇場公開 監督:品川ヒロシ 原作:品川ヒロシ 脚本:品川ヒロシ 主題歌:Superfly『Beep!!』 出演:佐藤隆太、上地雄輔、石原さとみ、綾部祐二、秋山竜次、新井浩文、宮川大輔、笹野高史、大島美幸、成宮寛貴、金子ノブア...... [続きを読む]

受信: 2011年9月14日 (水) 00時42分

» 漫才ギャング [A Day In The Life]
DVDにて観賞 解説 自身の自伝的小説を映画化した『ドロップ』で監督デビューを果たした お笑いコンビ品川庄司、品川ヒロシの監督第2作。 売れない漫才師が留置場で出会った不良と漫才コンビを結成して巻き起 こす騒動や友情、そして彼らの成長を描く。 ボケ担当の主人... [続きを読む]

受信: 2012年1月14日 (土) 00時08分

» 『漫才ギャング 』 [cinema-days 映画な日々]
漫才ギャング 10年売れない漫才コンビ。 相方から解散を宣告されて... 【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞) 品川ヒロシ監督第二作 [続きを読む]

受信: 2012年3月18日 (日) 03時41分

» 別館の予備(漫才ギャング 感想225作目) [スポーツ瓦版]
6月10日 漫才ギャング アメブロが5月15日よりTB廃止する事が発表されましたので 5月15日以降に更新した記事では当ブログでTBを受付ます 当ブログにTB入らない場 ... [続きを読む]

受信: 2012年6月10日 (日) 11時51分

« ランウェイ☆ビート | トップページ | 神々と男たち/Des hommes et des dieux »