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2011年4月30日 (土)

八日目の蝉

Photo 角田光代の同名ベストセラー小説を映画化。生まれてすぐに誘拐された少女が大学生になってからの姿と、誘拐した犯人が逃亡を続ける4年間の両方を描いたヒューマンドラマだ。出演は『花より男子ファイナル』の井上真央と『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』の永作博美。共演に小池栄子、森口瑤子、田中哲司、風吹ジュンといった実力派が揃う。監督は『孤高のメス』の成島出。
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これが本当の自分探しの旅

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見応えのある骨太なヒューマンドラマでした。描かれていたのは2人の女性の姿です。1人は不倫相手の子供を生まれてすぐに誘拐し、その後4年間に渡って逃亡しつつ育てる女・野々宮希和子(永作博美)。そしてもう1人は誘拐されていた4年間の奇跡を辿る旅を続ける女・秋山恵理菜(井上真央)。そもそも事の発端は希和子と会社の上司・秋山丈博(田中哲司)の不倫です。丈博の子を身ごもった希和子でしたが、彼に騙される形で中絶手術をし、その後遺症で二度と妊娠できない体になってしまうのでした。この辺りは不倫のお定まりのパターンで、男は妻と別れると言い、女はそれを信じて中絶するワケ。ところが別れるはずの妻が男の子を身ごもったとなると話が違う。

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希和子は生まれたばかりの恵理菜を誘拐し、薫と名付けて逃亡生活を始めるのです。最初は恐らく衝動的に誘拐してしまい、泣き喚く赤ん坊に出るわけもない乳房を含ませたりと、明らかにもてあまし気味だった彼女が、徐々に変わってゆく姿がやけにリアルでした。永作博美の演技が素晴らしいのは、この“徐々に”の部分。生みの親より育ての親とはよく言ったもので、ゆっくりとしかし確実に希和子と薫は親子になってゆく過程で、希和子の愛情が徐々に本当の我が子に対する想いになってゆくのです。対照的に、4歳で初めて実の両親に出会った恵理菜、しかしそんな恵理菜を可愛がりつつも、まるで自分の実の娘ではないかのように醒めた気持ちが垣間見える母・恵津子(森口瑤子)。

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子供がいない身としては想像するしかないものの、生まれてから4年間という時間はその人間を形成する中でも重要な期間でしょう。例えば恵津子に「お星様の歌を唄って」とせがむ恵理菜、彼女の中で“お星様の歌”はあくまで希和子が唄ってくれた歌であって、当然ながらその歌が何なのかを恵津子は知りません。大好きな“お星様の歌”を唄ってもらえない恵理菜も哀しいのですが、それを唄ってあげられない上に、愛する娘の好きな歌が希和子が唄ってあげていた歌であることを認識させられる恵津子の哀しみが何とも切なく…。結局そんな環境で育てられた恵理菜は誰にも心を閉ざしたまま大学生になります。ここから先が実に上手いというか皮肉と言うか。

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恵理菜はよりによって家庭のある岸田孝史(劇団ひとり)と出会い何と彼女の子を宿してしまうのです。自分を誘拐した希和子と父の関係を自分が繰り返す、ここで自分も中絶すれば正に希和子と状況は同じです。迷う彼女は自分を訪ねてきたルポライターの安藤千草(小池栄子)とともに希和子が自分を連れて逃亡した4年間の奇跡を辿る旅にでるのでした。各地を辿る度に当時の様子を思い出してゆく恵理菜。そして当時のシーンが挿入される構成はまるで観ている私たちも彼女と共に記憶を辿る旅をしているかのよう。文字通り自分探しの旅ですが、徐々に彼女は希和子が本当に自分を愛していてくれたことを思い出します。実際観ていても希和子の恵理菜=薫に対する愛情の深さは尋常ではありません。

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永作博美見せるニつの心理、それは哀しみを胸に秘めた育ての母の愛、そして警察の捜査から逃れる誘拐犯としての緊張感なのですが、これが見事としか言いようがありません。一方で井上真央の方はちょっと一本調子というか、拘りを抱く女性の気持ちとしては単調に感じてしまいました。幼いころの記憶を頼りに今の女性の感情を演じるのは難しいであろうことと、彼女の存在は4歳の時の女の子・薫と今の彼女・恵理菜という2人の姿を目にする関係上、どうしても感情移入がバラケがちということもあるかもしれません。ラストシークエンスの小豆島での母娘の姿はまさに幸福とはこういうものかと言わんばかりの幸せオーラ満開。それだけに別れのシーンは辛かった…。

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永作博美の熱演からは、物語冒頭の裁判シーンで彼女が言う「四年間、子育ての喜びを味わわせてもらったことを感謝します」この気持ちがヒシヒシと感じられます。きっと全てを思い出した恵理菜は、自分が本当に愛されていたことにも気付いたのでしょう。きっといつか彼女が自分が産んだ子を希和子に見せる日が来るのだと信じたいです。

個人的おススメ度3.5
今日の一言:田中泯さんが堪らなくイイ
総合評価:73点

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» 映画:八日目の蝉 永作博美が突出して良いところが、長所でもあり欠点?! [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
愛人の娘を誘拐して逃亡する女性と、その成長した娘のストーリーが平行して物語を進む。 井上真央演ずる、0才〜4才まで誘拐され、その時に刷り込まれた「母」のイメージのトラウマを持ったまま、大学生になった恵理菜。 ちょっとしたきっかけで自分のルーツを探る旅に。 ...... [続きを読む]

受信: 2011年4月30日 (土) 07時10分

» 八日目の蝉 [佐藤秀の徒然幻視録]
公式サイト。角田光代原作、成島出監督、井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司、市川実和子、平田満、劇団ひとり、余貴美子、田中泯、風吹ジュン。生まれたばかりの ... [続きを読む]

受信: 2011年4月30日 (土) 07時12分

» 八日目の蝉 [気ままにブログ]
 4月20日(水)ニッショーホールにて試写会「八日目の蝉」を鑑賞。  4月も下旬だというのに、まだ少し肌寒いこの頃、気持ち厚めのパーカーを着込んで虎ノ門へ。  上映開始15分前に会場入りし、...... [続きを読む]

受信: 2011年4月30日 (土) 07時31分

» 八日目の蝉 [とりあえず、コメントです]
角田光代著の同名小説を映画化したドラマです。 原作もドラマも好評でしたけど、未見のままでした。 今回はじめて知った世界は、子を思う母の深い愛情と、愛を覚えていない子の痛みが心に残る物語でした。 ... [続きを読む]

受信: 2011年4月30日 (土) 08時53分

» 八日目の蝉 [シネマDVD・映画情報館]
八日目の蝉 監督:成島出 出演:井上真央/永作博美/小池栄子/森口瑤子/田中哲司/市川実和子/平田満/劇団ひとり/余貴美子/田中泯/風吹ジュン 内容:不実な男を愛し、子供を身ごもった女、野々宮希和子。母となることが叶わない絶望の中、同時期に男の妻が女の子を出産したことを知る。「赤ちゃんを一目見たい、見たらけじめがつけられる」夫婦の留守宅に忍び込み、ベビーベッドで泣いている赤ん坊を見た瞬間、希和子は思わず子供を抱えて家を飛び出していた。刹那的な逃亡を繰り返し、絶望と幸福感の中で疑... [続きを読む]

受信: 2011年4月30日 (土) 13時12分

» 「八日目の蟬」みた。 [たいむのひとりごと]
まちがいなく泣く!って観る前から思っていたけれど、終盤にはいったらずっと泣きっぱなしで、嗚咽を漏らさないようにするため、何度も深呼吸する私だったここ数年の永作さんの演技... [続きを読む]

受信: 2011年4月30日 (土) 17時41分

» 八日目の蝉 [だらだら無気力ブログ]
直木賞作家・角田光代の同名ベストセラーを「花より男子ファイナル」の 井上真央と「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の永作博美の共演で映画化 したヒューマン・サスペンス・ドラマ。不倫相手の赤ちゃんを誘拐した 女性が、捕まるまでの4年間にわたって母と娘として濃…... [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 00時44分

» 『八日目の蝉』 (2011) / 日本 [Nice One!!]
監督: 成島出 出演: 井上真央 、永作博美 、小池栄子 、森口瑤子 、田中哲司 公式サイトはこちら。 原作読了しています。 もともと読売新聞連載小説でしたが、途中でついていけなくなり、挫折。f^^; ですのでこれは一気に読みたかったし、そして映画化...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 01時30分

» 八日目の蝉 [象のロケット]
妻子ある男を愛し妊娠するが出産を諦めた野々宮希和子は、男と妻との間に生まれた生後6ヶ月の秋山恵理菜を誘拐し逃亡。 1995年に逮捕された。 4歳で実の両親の元に戻り、普通の親子関係が築けないまま成長し大学生となった恵理菜の前に、誘拐事件を本にしたいというルポライターが現れるのだが…。 ヒューマン・サスペンス。 ≪優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした。≫... [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 03時08分

» 『八日目の蝉』 踏みとどまるために必要だったのは? [映画のブログ]
 【ネタバレ注意】  劇中、母と娘が「男とは何か、女とは何か」を語り合うくだりがある。  母曰く、「薫ちゃんは女なの。薫ちゃんが好きになって、結婚したいと思う人が男のひと。」  この映画に、結...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 04時00分

» 「八日目の蝉」誘拐した育ての母の足跡を辿った先にみた4年間の愛情と同じ過ちを繰り返さないでほしい想い [オールマイティにコメンテート]
映画「八日目の蝉」は角田光代原作の「八日目の蝉」を映画化した作品で、生まれたばかりの頃から4歳まで誘拐犯に育てられた娘が大学生となり、その事件と向き合いながら自身も誘 ... [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 09時20分

» 八日目の蝉 [新・映画鑑賞★日記・・・]
2011/04/29公開 日本 147分監督:成島出出演:井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司、市川実和子、平田満、渡邉このみ、劇団ひとり、余貴美子、田中泯、風吹ジュン 優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした。 子どもを身ごもるも、相手が結婚してい...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 14時53分

» 八日目の蝉 [あーうぃ だにぇっと]
3月24日(木)@一ツ橋ホール。 ほぼ2週間ぶりの一般試写会。 この間ムダになった試写状たくさん。 [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 16時31分

» 八日目の蝉 [勝手に映画評]
角田光代のベストセラー『八日目の蝉』の映画化。同じように大ヒット小説が原作となっている、先日見た『阪急電車』とは全く違い、こちらは重い話がテーマになっています。今日は、5/1と言う事で、映画の日。混んでいました。 井上真央は、花男から一皮剥けたんじゃ無...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 17時24分

» 映画 「八日目の蝉」 [ようこそMr.G]
映画 「八日目の蝉」 [続きを読む]

受信: 2011年5月 2日 (月) 00時24分

» 八日目の蝉(試写会) [まてぃの徒然映画+雑記]
角田光代のベストセラーの映画化、といっても原作は未読で、ドラマも未見だけど。 不倫相手の子供を堕ろした希和子(永作博美)は、不倫相手の夫婦の間に生まれた4ヶ月の赤ちゃん恵理菜を咄嗟に誘拐してしまう。妊娠した子供につける予定だった薫という名前を誘拐した赤...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 2日 (月) 01時34分

» 八日目の蝉 [菫色映画]
2011年 日本 監督:成島出 出演:井上真央    永作博美    小池栄子    森口瑤子 八日目の蝉が見たもの。 ネタバレ有りです。 雨の日に起きた誘拐事件。 誘拐さ ... [続きを読む]

受信: 2011年5月 2日 (月) 11時51分

» 八日目の蝉 ちょっと冗長すぎるが・・・ [労組書記長社労士のブログ]
【=24 -6-】 今日は連休の谷間で電車がらがらかと思いきや、けっこう仕事の人も多いのだなあという混み具合、仕事があることはいいことだ!  さてこの映画、角田光代の原作は友人が貸してくれたので読んだが、読後の評価はきっと分かれてしまうだろうと思っていた。 ...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 2日 (月) 13時42分

» 八日目の蝉 劇場パンフレット 映画チラシ 井上真央 永作博美 小池栄子 [映画鑑賞&グッズ探求記 映画チラシ]
●『八日目の蝉』2011年4月29日公開。 劇場パンフレット 映画チラシ  映画チラシ評価 ■硬さ度■★★★★(硬い) ■扱い度■★★★(普通) ■出来度■★★★★() ... [続きを読む]

受信: 2011年5月 2日 (月) 19時47分

» 八日目の蝉/井上真央、永作博美、小池栄子 [カノンな日々]
直木賞作家の角田光代さんの同名小説を映画化したサスペンス・ヒューマンドラマです。NHKでドラマ化されたときにうっかり観逃してしまったんですよね。やっぱり最初から観てないと ... [続きを読む]

受信: 2011年5月 2日 (月) 21時59分

» 「八日目の蝉」 [【映画がはねたら、都バスに乗って】]
なんといっても、エンディングがいい。ひとことキメ台詞を言ったらスパッと切り上げ、即暗転。実にすっきりしたエンディングだ。 物語は終わっているのに、だらだら弛緩した映像を垂れ流すようなエンディングは、性に合わないってことでしょ。 お、よく知ってるな。 耳に...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 2日 (月) 22時02分

» 八日目の蝉 [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評]
公式サイト母性というものの無条件の強さを感じさせる物語だ。原作よりも、娘からの視点が強調されていることから、新しい世代に希望をつなぐメッセージが感じられる。不倫相手の ... [続きを読む]

受信: 2011年5月 2日 (月) 23時05分

» 八日目の蝉  監督/成島 出 [西京極 紫の館]
【出演】  井上 真央  永作 博美  小池 栄子 【ストーリー】 不実な男を愛し、子供を身ごもった女、野々宮希和子。母となることが叶わない絶望の中、同時期に男の妻が女の子を出産したことを知る。「赤ちゃんを一目見たい、見たらけじめがつけられる…」夫婦の留守宅...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 3日 (火) 00時35分

» 八日目の蝉 [Diarydiary!]
《八日目の蝉》 2011年 日本映画 産まれてすぐに父親の愛人に誘拐された恵理菜 [続きを読む]

受信: 2011年5月 3日 (火) 21時44分

» 八日目の蟬 [ダイターンクラッシュ!!]
2011年5月3日(火) 15:25~ TOHOシネマズ川崎1 料金:1300円(シネマイレージデー) パンフレット:未確認 『八日目の蟬』公式サイト 檀れいのドラマを一話だけ観た。小説は、例によって読んでいない。 ドラマでは、岸谷五朗との恋愛未満な描写があったりしたが、本作は、徹頭徹尾男を無視である。 不倫をする2世代の男も、劇団ひとり筆頭に、てんでカッコ良くない。 3人の女性が物語の中心なのだが、 小池栄子が男性恐怖症という、らしからぬキャラクターを、わざとらしい猫背とさらしを巻いたよう... [続きを読む]

受信: 2011年5月 4日 (水) 02時14分

» 「八日目の蝉」*成島 出監督作品 [TEA FOR ONE]
監督:成島 出 原作:角田光代 脚本:奥寺佐渡子 音楽:安川午朗 主題歌:「Dear」中島美嘉 挿入歌:「ドーターズ」ジョン・メイヤー 出演:井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司、渡...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 4日 (水) 18時44分

» 「八日目の蟬」 [てんびんthe LIFE]
「八日目の蟬」ユナイテッドシネマ豊洲で観賞 2011-039 角田光代さんの同名小説。 蝉は7日間しか生きられない。 8日目を生きればみなくてもいいものを見てしまう。 というような事を言っているのだそうです。 がそんなメッセージは全く感じ取ることが出来ない人間です。 愛人の妻が産んだ子を誘拐し母として育てる女に永作博美。 誘拐されて育った娘に井上真央。 二つの時代の二人の女性の生きざまを交互に描いた力作です。 一時的に親子として携わったこの二人の女性は娘が成長してからはすれ違... [続きを読む]

受信: 2011年5月 4日 (水) 22時32分

» ◆『八日目の蝉』◆ ※ネタバレ有 [〜青いそよ風が吹く街角〜]
2011年:日本映画、成島出監督、井上真央、 永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司出演。 [続きを読む]

受信: 2011年5月 5日 (木) 01時34分

» 「八日目の蝉」 [お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法]
2011年・日本/松竹=日活・配給:松竹監督:成島 出原作:角田 光代脚本:奥寺 佐渡子 直木賞作家・角田光代の同名ベストセラー小説を、「孤高のメス」の成島出監督により映画化。脚本は「時をかける少女」... [続きを読む]

受信: 2011年5月 6日 (金) 02時36分

» 成島出監督 「八日目の蝉」 [映画と読書とタバコは止めないぞ!と思ってましたが…死にそうになったので禁煙か?]
原作を読み終わった時から、観たくて観たくて、しょうがなかった映画。 映画の日には映画館が満席で悔しい思いもしました。 そして今日、やっと公休 朝、早起きをして観てきました(^−^)v ふ、不覚! 原作も読んでて、冷静に観てるつもりだった筈なのに… なぜ...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 6日 (金) 21時34分

» 八日の目の蝉(2011-027) [単館系]
角田光代の同名ベストセラー小説を映画化。 生まれてすぐに誘拐された少女が大学生になってからの姿と、 誘拐した犯人が逃亡を続ける4年間の両方を描いたヒューマンドラマ。 不倫相手の子供を生まれてす...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 7日 (土) 02時34分

» 「八日目の蝉」 [みんなシネマいいのに!]
 不倫相手の赤ちゃんを誘拐した女性が、いかに捕まるまでの4年間にわたって<母と娘 [続きを読む]

受信: 2011年5月 7日 (土) 19時29分

» 確かに愛はそこにあった。『八日目の蝉』 [水曜日のシネマ日記]
誘拐犯の女と誘拐された少女との逃亡劇とその後の少女の人生を描いた作品です。 [続きを読む]

受信: 2011年5月 7日 (土) 21時50分

» 『八日目の蝉』('11初鑑賞65・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆★- (10段階評価で 7) 5月6日(金) 神戸国際松竹 スクリーン2にて 16:00の回を鑑賞。 [続きを読む]

受信: 2011年5月 8日 (日) 20時22分

» 映画「八日目の蝉」 [FREE TIME]
映画「八日目の蝉」を鑑賞。 [続きを読む]

受信: 2011年5月 8日 (日) 20時53分

» 「八日目の蝉」感想 [新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~]
 角田光代原作のサスペンス小説を、「孤高のメス」の成島出監督、「サマーウォーズ」の奥寺佐渡子脚本で映画化。      とにかく、何をさしおいても女優陣、特に主要人物を演じる3人の演技がハンパなく素晴らしい。この御三方の存在自体が、本作に魂を吹きこむアイデンテ... [続きを読む]

受信: 2011年5月 8日 (日) 21時53分

» 八日目の蝉 [迷宮映画館]
あの女の子は反則です。かわいすぎる。。。 [続きを読む]

受信: 2011年5月 9日 (月) 07時44分

» 『八日目の蝉』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「八日目の蝉」□監督 成島 出□脚本 奥寺佐渡子□原作 角田光代□キャスト 井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司、市川実和子、平田 満、劇団ひとり、余貴美子、田中 泯、風吹ジュン■鑑賞日 5月1日(日)■劇場 チネチッタ...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 9日 (月) 19時35分

» 八日目の蝉・・・・・評価額1750円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
蝉は何年間も地中で成長し、やっと地上に出て成虫になると、僅か七日で死ぬという。 仲間が皆死に絶える中、もしも生き残った「八日目の蝉」がいたとしたら、それは蝉にとって幸せな事なのだろうか?不幸なの...... [続きを読む]

受信: 2011年5月 9日 (月) 21時48分

» 映画『八日目の蝉』 [よくばりアンテナ]
なんとなくあらすじを知っていて、見ないだろうと思ってた。 去年NHKのドラマでやってた時、知らなくて、 ちょうど『Mother』にはまっていた頃に、似たようなテーマのドラマを やってたんだなぁ・・...... [続きを読む]

受信: 2011年5月10日 (火) 00時51分

» 【八日目の蝉】 [日々のつぶやき]
監督:成島出 出演:永作博美、井上真央、小池栄子、田中哲司、森口瑤子 優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした。 「不倫相手との子供を堕胎したことでもう子供を持つことは出来なくなってしまった野々宮希和子、妻からの嫌がらせも不実な相手も全て断ち切る... [続きを読む]

受信: 2011年5月10日 (火) 09時20分

» 【八日目の蝉】愛情と自分探しの旅 [映画@見取り八段]
八日目の蝉 監督: 成島出    出演: 井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、      田中哲司、田中泯 公開: 2011年5月 原作は角田光代氏の同名小説。未読です。 しかし、2...... [続きを読む]

受信: 2011年5月10日 (火) 14時40分

» 八日目の蝉 [voy's room]
不実な男を愛し子を宿すが、母となることが叶わない絶望の中で、男と妻との間に生まれた赤ん坊を連れ去る女、野々宮希和子(永作博美)と、その誘拐犯に愛情いっぱいに4年間育てられた女、秋山恵理菜(井上真央)。実の両親の元に戻っても普通の生活は望めず、心を閉ざしたまま大学生になった恵理菜は、ある日、自分が妊娠したことに気づく。相手は、希和子と同じように家庭を持つ男だった。 過去と向き合うために、かつて母と慕った希和子と暮らした小豆島へと向かった恵理菜が、そこで知った衝撃の真実とは?(TOHO CINEMA... [続きを読む]

受信: 2011年5月10日 (火) 16時16分

» (映画)八日目の蝉  [ゼロから]
永作博美が演じた野々宮希和子と幼児誘拐の件とその後の恵理菜が自分に起こったことを結果的に確かめに行く旅を交互に見せる演出もさることながら永作博美演技がとてもよかったですね。... [続きを読む]

受信: 2011年5月11日 (水) 06時18分

» ■映画『八日目の蝉』 [Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>]
どうしようもない男とのどうしようもない不倫に傷ついた女性が、不倫相手の男性と奥さんの間に生まれた赤ちゃんを誘拐したことから起こる悲しい物語を描いた映画『八日目の蝉』。 誘拐犯の女性・野々宮希和子を永作博美、彼女に誘拐されて数奇な人生を送ることとなった女の子を... [続きを読む]

受信: 2011年5月11日 (水) 09時49分

» 映画「八日目の蝉」@よみうりホール [新・辛口映画館]
    [続きを読む]

受信: 2011年5月11日 (水) 18時31分

» 八日目の蝉 [みすずりんりん放送局]
 『八日目の蝉』を見た。  【ストーリー】  今日まで母親だと思っていた人は、自分を誘拐した犯人だった。  21年前に起こったある誘拐事件−。  不実な男を愛し、子を宿すが、母となることが叶わ...... [続きを読む]

受信: 2011年5月12日 (木) 09時22分

» 八日目の蝉/子を持つ親として [映画感想 * FRAGILE]
八日目の蝉2011年/日本/成島出失われた4年間を取り戻す旅。 あらすじ:不倫相手の子供を中絶した野々宮希和子(永作博美)は、本妻である秋山恵津子(森口瑤子)が生んだ赤ん坊を盗み、逃亡する。希和子の不倫相手は、恵理菜の父、秋山丈博(田中哲司)である。希和子は赤ん坊に、堕胎した子につけるはずだった薫という名前を付け、実の娘として育てる。 4歳まで希和子に育てられた秋山恵理菜(井上真央)。大学生になった彼女は、実の両親と折り合いが悪くひとりで暮らしている。そして、封印していた記憶と向きあうた... [続きを読む]

受信: 2011年5月13日 (金) 12時14分

» 八日目の蝉 [スペース・モンキーズの映画メイヘム計画]
★★★★ エンゼルたちのウォーズ 二人の女性の違いは、人と魂で向き合っているかどうかである。 エンゼルさんが希和子に語った言葉が真理だ。 実母は娘の心を理解しようとせず、自分を母親だと認...... [続きを読む]

受信: 2011年5月13日 (金) 22時32分

» 八日目の蝉 [★ Shaberiba ]
親となったら子供を「八日目の蝉」にしちゃいけないってことですね-。 [続きを読む]

受信: 2011年5月14日 (土) 00時00分

» 八日目の蝉 [ケントのたそがれ劇場]
★★★★  自分は堕胎したため、子供の産めない体になってしまった希和子。そして捨てられた愛人の本妻には、可愛い女の子が産まれる。 ある雨の日のことである。愛人の家に不法侵入した希和子は、赤ん坊を誘拐して自分の子供として育てながら、4年間の逃亡生活を送るのだ... [続きを読む]

受信: 2011年5月14日 (土) 13時57分

» 八日目の蝉 [えいがの感想文]
2011年 監督:成島出 出演:井上真央    永作博美 無責任な男によって、人生を大きく狂わされた女たち。 もう男に何も期待してない。 女の世界だけで、苦しみや恨み、様々な思いが渦巻いてる。 母性って、どの時点で芽生えるものなんだろう。 実の母親より、育てた誘拐犯の方がよほど母性に満ちている。 恵理菜は、既に母性が芽生えている。 以前、TV番組で原作者の角田光代さんが言ってたことを思い出した。 家族であるということは、相手の食事の心配をすることだ。... [続きを読む]

受信: 2011年5月14日 (土) 16時26分

» 八日目の蝉 [『映画評価”お前、僕に釣られてみる?”』七海見理オフィシャルブログ Powered by Ameba]
優しかったお母さんは、 私を誘拐した人でした。 21年前の誘拐事件。 犯人は、父の愛人。 連れ去られたのは、私。 私はその人を本当の「母」だと信じて生きてきた。 角田光代... [続きを読む]

受信: 2011年5月15日 (日) 03時22分

» 映画『八日目の蝉』 | 永作博美と小池栄子が素晴らしいです。 [23:30の雑記帳]
2分でわかる『八日目の蝉』あらすじ紹介いってみます。 (ネタバレ注意!) 希和子(永作博美)は不倫相手である秋山丈博 (田中哲司)の子どもを身ごもります。 「いつか ... [続きを読む]

受信: 2011年5月20日 (金) 22時17分

» 「八日目の蝉」 [NAOのピアノレッスン日記]
〜優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした〜2011年 日本映画    (11.04.29公開)配給:松竹         上映時間:147分監督:成島出原作:角田光代 「八日目の蝉」脚本:奥寺左渡子出演:井上真央 / 永作博美 / 小池栄子 / 劇団ひとり / 森口...... [続きを読む]

受信: 2011年5月23日 (月) 16時31分

» 映画レビュー 「八日目の蝉」 [No Movie, No Life (映画・DVDレビュー)]
八日目の蝉 【公式サイト】  【allcinema】 角田光代の同名小説を永作博美と井上真央の主演で映画化。監督は成島出。不倫相手の赤ちゃんを奪い、4年間にわたる逃亡生活中の母親として子供への深い...... [続きを読む]

受信: 2011年5月24日 (火) 02時05分

» 「八日めの蝉」 [くまさんの再出発日記]
「おかあちゃん、働くよ。そして、これからはいっぱいキレイなところを見に行こう。美味しいものを食べよう!」 不実な男を愛し、子供を身ごもった女、野々宮希和子。母となることが叶わない絶望の中、同...... [続きを読む]

受信: 2011年5月27日 (金) 21時20分

» 「八日目の蝉」 答えの出ないテーマが重い [ももたろうサブライ]
監督 成島出 [続きを読む]

受信: 2011年5月28日 (土) 23時45分

» 八日目の蝉 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
角田光代原作の同名小説を映画化したヒューマン・サスペンス。誘拐された少女と犯人の女との逃亡劇、その後の運命を描く。監督は「孤高のメス」の成島出。出演は「太平洋の奇跡  ... [続きを読む]

受信: 2011年5月30日 (月) 14時53分

» 八日目の蝉 [にきログ]
さて、映画とドラマ両方見たので感想を書きたいと思います ちなみに映画を見てドラマ版が凄く気になっていたタイミングでNHKが2夜連続集中再放送をしてくれて凄く助かりました ちなみに原作は読んだことな...... [続きを読む]

受信: 2011年6月 3日 (金) 00時09分

» 八日目の蝉 [とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver]
不倫相手の赤ちゃんと誘拐した母と、16年後に母と同じように妻子ある男と不倫して妊娠した娘の人生をうまく交差させた物語になっている。ごく普通の家庭で育つことができなかっただけで、こんな悲しい経験をするのを涙をボロボロ流しながら見た。永作博美がうまいのは当然な... [続きを読む]

受信: 2011年6月 4日 (土) 06時42分

» 八日目の蝉 [映画的・絵画的・音楽的]
 『八日目の蝉』を渋谷東急で見てきました。 (1)この映画は、TVなどで幾度となく予告編が流され、また書店では随分と以前から原作の文庫版が山積みとなっていましたから、制作側もかなり力を入れているのでしょう。  おそらく、『告白』とか『悪人』の線を狙っているの...... [続きを読む]

受信: 2011年6月 5日 (日) 07時14分

» 八日目の蝉☆独り言 [黒猫のうたた寝]
うう、、、どうしよう2時間越えのこの作品^^;っと思ったのは正直なところ。腰が引けている間に公開から時間が経ち、上映時間もそろそろ減ってきてしまうのと木曜レディースデイに背中押されての鑑賞です。『おひさま』の井上真央も、なかなかいいしなぁ~っとそんな連ドラ... [続きを読む]

受信: 2011年6月 8日 (水) 09時58分

» 『八日目の蝉』をパルコ調布キネマで観て、役者がみんないいわあふじき☆☆☆☆ [ふじき78の死屍累々映画日記]
五つ星評価で【☆☆☆☆役者と脚本】 ●井上真央、意外にいいなあ。銀行の手先CMより何倍もいい。『おひさま』は見とらんから知らん。名前を与えられたり、余計に振られたり、 ... [続きを読む]

受信: 2011年6月12日 (日) 12時25分

» 映画:八日目の蝉 [よしなしごと]
 久々の映画記事。見たけど記事にしていない作品が溜まってきた。今週末はブログに専念したい。と言うわけでその1弾は八日目の蝉です。 [続きを読む]

受信: 2011年6月17日 (金) 03時40分

» 八日目の蝉 [映画、言いたい放題!]
テレビシリーズは良かったけれど、 キャストを変えて映画化すると聞いても 何度も観たいという話ではなかったので 観る気はありませんでした。 丁度公開している時に、 テレビで数人の映画評論家が この映画の感想を言っていて、 男性は、けちょんけちょんでした。 ただ一... [続きを読む]

受信: 2012年1月17日 (火) 10時25分

» DVDまとめてレビュー「GANTZ1・2」「メタルヘッド」「八日目の蝉」 [ノルウェー暮らし・イン・原宿]
お正月から見続けたDVDの数々。 今回はわたしのオススメ映画から。今回から独自に★採点つけてみたよ(★5つが満点) [続きを読む]

受信: 2012年1月24日 (火) 10時26分

» 八日目の蝉 [とつぜんブログ]
監督 成島出 出演 井上真央、永作博美、渡邊このみ、小池栄子、余貴美子  おしい。体操競技でいえば、うまくワザをこなし、このまま行けば金メダル間違いなし。ところが着地に失敗して銅メダルに終る。そんな映画だった。着地は失敗したがメダリストであることは間違...... [続きを読む]

受信: 2012年2月 5日 (日) 21時21分

» 『八日目の蝉』 [こねたみっくす]
恵理菜として生きる七日目で死ぬ蝉が見た世界。薫として生きた八日目の蝉が見た世界。そのどちらの世界に母親の愛があったのか。 直木賞作家・角田光代先生の小説を映画化したこ ... [続きを読む]

受信: 2012年2月 6日 (月) 21時59分

» 八日目の蝉 [A Day In The Life]
公開初日にて観賞 解説 誘拐犯の女と誘拐された少女との逃亡劇と、その後の二人の運命を描いた、角田光代 原作のベストセラー小説を映画化したヒューマン・サスペンス。 監督は、『孤高のメス』など社会派エンターテインメント作品で定評のある成島出。 誘拐された少女の大... [続きを読む]

受信: 2012年3月 3日 (土) 08時56分

» 八日目の蝉 [のほほん便り]
直木賞作家・角田光代の原作小説を、井上真央、永作博美の主演で映画化したヒューマンサスペンス。第35回日本アカデミー賞、10冠獲得!だから、快挙ですよね。 物語は、過去と現在。いろいろな時間を行きつ戻りつつ、親子に二代に渡る、心と身体の旅物語を浮き彫りにします。喪失と再生の物語? キャスティングが良かったです。もちろん、主演の井上真央、永作博美の、とても複雑な事情。やむにやまれぬ運命に翻弄されていくさまを女優魂!に好演してたし、 女優たちが熱演。彼女の記事を書きたいから、と、近づいて... [続きを読む]

受信: 2012年6月25日 (月) 09時38分

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