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2011年5月17日 (火)

ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」

Photo_3大ヒットしたゲキ×シネ「五右衛門ロック」のパラレルストーリーだ。作・演出はゲキ×シネシリーズでお馴染みのいのうえひでのりと中島かずき。今回の見所は何と言っても古田新太×天海祐希のコラボレーションだ。他にも橋本じゅんや高田聖子、粟根まことといった劇団☆新感線のお馴染みの面々に、藤木孝、浦井健治、山本太郎、神田沙也加、森奈みはるといった錚々たる顔ぶれが揃う。
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元宝塚トップスターの実力発揮!

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大好きなゲキ×シネ。しかも今回は私がゲキ×シネ好きになるきっかけとなった「五右衛門ロック」のパラレルストーリーで、古田新太の石川五右衛門も出演とあっては観ない訳にはいきません。更に毎回豪華な面子が参加する客演が今回は天海祐希!おまけに彼女が女海賊役をやるというのだから必見と言うものです。知ってのとおり元々彼女は宝塚で月組男役トップスターを務めた人、男っぽい役で舞台と来たら期待するなという方が無理と言うものでしょう。で、結論からいうと期待を裏切らない、いや期待以上の面白さでした。天海祐希という人は本当に舞台で映える人ですね、その存在感の強烈さは演出のせいもあるでしょうが、古田新太の強烈な個性をも凌ぐほどでした。

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今回の石川五右衛門は天海演じる女海賊アンヌ・ザ・トルネードの用心棒という役回り。しかもなぜか舞台は地中海と言うのだから一体どこまで行ってしまったのか…。初っ端から2人を中心としたダンスと歌を見せてくれますが、今回のゲキ×シネは気のせいかミュージカル要素が強かったように思います。やはり天海祐希を活かす方向で演出しているのでしょう。さて、そんなアンヌのアジトにやってきたのが弱小国コルドニア王国の兵士たち。大人しく従わなければ仲間を殺すと脅され仕方なく城に向かったアンヌに明かされたのは驚愕の真実でした。それは彼女がコルドニア王国の王位継承者だということ。王国は王とその一族亡き後、事実上大宰相ラーカム(藤木孝)が実権を握っています。

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アンヌを城に連れてきたのはラーカムの横暴を憂えるガファス将軍(粟根まこと)の差し金だったのでした。大まかに話の流れを言うとこの後は女王になったアンヌがラーカムとの権力争いを繰り広げる中で、仲間だった海賊たち、ひいては五右衛門と対立することになっていくのです。しかし、ことはそう単純ではなく…。さて、ゲキ×シネといえば古田新太+客演以外に欠かせないのが劇団☆新感線のお馴染み三人集、橋本じゅん・高田聖子・粟根まこと。今回も実にユニークな役柄で私たちを楽しませてくれます。粟根まこと演じるガファス将軍はいつもより弱冠大人しめな印象ですが、ストーリー展開上は実に重要な役。高田聖子はマローネといういやらしい貴族の夫人で見せてくれます。

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三人集で今回1番ハチャメチャ勝つ笑わせてくれたのが橋本じゅんの海賊バルバ・ネグロ。いやか、もうこれがいつもの如く強面なのに情けないというだけじゃなく、なんと途中からは女装に目覚めてしまうという…。もはや存在がギャグ。下手な人がやったらどん引きして終わりですが、やはりそこは上手いのです。おふざけ調とまじめ調のメリハリが効いた芝居は笑いの効果をより高めていました。他にもお姫様役が地で板についている神田沙也加、もう1人の元宝塚トップスター・森奈みはる、新感線初登場の浦井健治と山本太郎らがコミカルな中でも研ぎ澄まされた芝居を見せてくれます。ただ、話の流れは当然ながら、今回はどうしても目が行くのは天海祐希。

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何しろ彼女と来たら海賊姿から女王のドレス姿、更に海賊討伐の軍服姿ととんでもなくめまぐるしく衣装が変わる。そのいずれもがメチャクチャかっこいいのは流石は宝塚としか言い様がありません。特に軍服姿の時はブロンドのウィッグ着用で、劇中でそうは言わないけれど誰がどう観ても『ベルサイユのばら』のオスカルそっくり。後から知りましたが彼女はアンドレは演じたことがあるけれどオスカルはないのだそう。当然『薔薇とサムライ』わここから来ているのでしょうね。その姿で歌って踊るシーンはもう正に宝塚。しかしながら、ここに緩急自在の古田新太が加わることでゲキ×シネになっているのです。その意味では古田新太の存在感はやはり大きいと言えます。

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いつもより殺陣のシーンは少ないですし、殺陣ならば前作の「蛮幽鬼」の方が見応えがありますがそれはアジアンテイストな時代劇だからでしょう。好みの差こそあれ、本作での五右衛門とアンヌの見応えに満足できない人は非常に少ないと思います。ある意味、舞台と映画のイイとこ取りのゲキ×シネとしては、王道の路線かもしれません。これは間違いなく劇場での鑑賞をおススメします。

soon 6月25日(土)公開

movie ゲキ×シネ「五右衛門ロック」
movie ゲキ×シネ「蜉蝣峠」
movie ゲキ×シネ「蛮幽鬼」

個人的おススメ度4.0
今日の一言:舞台はチケットが取れぬ…
総合評価:84点

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受信: 2011年8月15日 (月) 02時01分

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