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2011年5月15日 (日)

キミとボク

Photo クリエイターとして活躍するやまがらしげとの実体験をもとに制作されたFlashアニメーションを実写映画化した作品だ。ある七夕の夜に、漫画家を目指す1人の青年と子猫が出会い、そこから10年に渡る交流を描いたハートフルな物語。主演は『BECK』の中村蒼、猫の銀王号の声を声優の坂本真綾が演じる。監督は窪田崇。猫好き必見だ。
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猫好きさん必見。可愛い過ぎる…

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全編45分のショートストーリー。元々はクリエイターとして活躍するやまがらしげとの実体験に基づくFlashアニメーションがあり、2001年に後悔されてから累計500万ビューを数える程だそう。しかし個人的にはそれは初耳。とにかく予告編で可愛い子猫を観てから絶対観ると決めていた作品なのです。結論から言うと、凄く悲しかったけれど希望が持てるラストシーンに感動した作品でした。これは猫好きさんや、実際に猫を飼っている方なら誰しも主人公の青年の気持ちが解ると思うし、同時に主猫公の銀王号の気持ちだって解ると思うのです。物語は別に何ということもない話で、東京に出て来た漫画家のたまごの青年がとある七夕の夜に1匹の子猫と出会うところから始まります。

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このアメリカンショートヘアの子猫は夜という名前らしいですが、これがもうムチャクチャ可愛い!何処からかふいっと現れ家の塀の上をトコトコ歩く姿、道路を歩いているところに子猫の天敵ともいえる子供たちが登場するとビックリして後ろに飛び下がる姿、でも綺麗な天の川を眺めて可愛らしく鳴く姿。もう観ているだけでこちらの頬は緩みっぱなし。劇場には意外なほど大人の男性が多かったですが、もし急に明るくなったらいい歳の男どもがニマニマしてる姿が多数観られたことでしょう…。そんな夜、この子猫は青年に拾われ、銀王号と名付けられます。青年の友達は「ナルトがよくね?」なんて言っていましたが、天の川が見える夜空の元に拾ったから銀王号なんだとか。

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実はこの後も特別大きな出来事があるかといえば何もありません。それは青年的にも銀王号的にも。淡々と10年間一緒に過ごす中での様々なエピソードが描かれてゆくのみ。自分のご飯を食べずに人間様のご飯を食べたがったり、「銀王号!」と呼ばれても振り向かないのに「ナルト!」と呼ばれると振り向いたり、鳥の羽のケータイストラップに夢中になったり。どの姿も猫を実際に飼っている人なら必ず経験したことがある、あるいは「分かる分かる!」と言いたくなる時間に限りなく心癒されるのでした。猫は食いしん坊で、自分勝手で、寂しがり屋で…。東京に出てきて1人暮らしをする青年の置かれた状況はまさにこの銀王号と同じだったりします。

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大人になった銀王号を演じるのはナッツというアメリカンショートヘア。放っておいても飼い主が寝ているとその側で寝たがるのも猫の特徴ですが、一緒になって狭い部屋に一つの布団で寝ている姿は、何故だかとても幸せに見えました。いや、少なくとも銀王号は幸せだったはずです。ナレーションで銀王号の語りが入るのですが、坂本真綾によるそのナレーションはあくまで優しく…。まあ冷静に考えるとオス猫なのに女性の声ってのはあるんですけどね。そして10年が過ぎたところで初めて大きな事件が降りかかります。しかしそれはペットを飼う人にとっては誰でも必ず経験する哀しい別れでした。劇中では銀王号が病気になり、獣医にもう治らないこと、そして安楽死を勧められたことが語られます。

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青年は結局銀王号を連れて家に帰ってきますが、それが良いとも悪いとも言えませんよね。色んな考え方はあるでしょう。苦しませたくないと思う人も、最後の時まで共に過ごしたいと思う人も、愛する家族に対する思いに違いなどあるハズもなく…。10年と5日目、青年の膝の上で静かに息を引き取った銀王号―。彼は病気になってしまったけれど、しかし病気じゃなくともこれは時間の問題でいつか来るものであって、それはペットを飼っている人ならば誰でも解っていて、しかし普段は考えないようにしていることでもあります。もちろん私も含め。ラストシーンは銀王号と青年の交流を描いた漫画「キミとボク」発売の張り紙。青年が立派な漫画家になり、2人の思い出を形として残せた証を観て、悲しみの中にふと心緩む温かさを感じたのでした。

個人的おススメ度3.5
今日の一言:我家のにゃんこを想い出してました
総合評価:72点

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