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2011年7月 5日 (火)

犬飼さんちの犬

Photo 犬飼さんなのに犬が大嫌いと言う主人公が単身赴任先から久々に帰宅すると家には大きな犬がいた…。1人と1匹が徐々に絆を深めてゆくと共に、家族の絆までもが強くなってゆくハートウォーミングストーリーです。主演は小日向文世。共演にちはる、木南晴夏、池田鉄洋、佐藤二朗が出演。監督は『幼獣マメシバ』『ねこタクシー』の亀井亨。サモエドのサモンのモフモフ振りが堪らない。
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サモエドなら飼ってみたいかも…

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当ブログでは何度も書いているけれど、筆者は子供の頃のトラウマで犬が本能的に苦手。しかしモフモフの生き物は大好きと来ている。ポスターに使われているサモエドのサモンの写真を見た瞬間はまた犬モノか…という想いが一瞬よぎったのは事実なのだけれどこれはあくまで映画。観始めてしまえばそのあまりの可愛らしさにトラウマなどすっかりどこ吹く風となってしまったのでした。子犬、子猫、生き物の子どもは何でも可愛いなんていいますが、サモエドの子犬の可愛らしさは尋常じゃありません。ところがこんなにも愛らしい犬ですらこの物語の主人公・犬飼保(小日向文世)は苦手なのでした。(いやまあ、最初から犬嫌いの人に可愛いもクソもない訳ですが。)

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離島のスーパーに単身赴任中の犬飼保は毎日ネットで家族と話すのが日課と言うほど家族想い。しかしここ1年ほど仕事が忙しくて帰宅していません。ところがとある事件をきっかけに一時帰省をすることに。家族に会える!喜びに胸を膨らませて自宅のドアを開けた保の前にいたのはサモエドのサモンでした…。小日向文世の人の良さそうなお父さんが、サモンをみてビビリまくる様がとても愉快です。本来なら怒り心頭なところですが、怒ったら妻子が悲しむから怒れない…。かくしてそのストレスは全て保つが被ることに。全く優しいのか気弱なのか、いずれにしても小日向文世以外にこの役がここまではまる人もいないんじゃないかと思うほど似合っています。

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こうしてサモンと保つの付き合いが始まるのですが、最初のうちは当然ながらお互いに慣れません。ただ、保にしてみたら、家族のために一生懸命働いてきたのに、いざ帰省してみれば、娘は一緒に食事もせずに塾に行き、息子はサモンサモンとそればかり、挙句に妻はカラオケ教室に入り浸りと、とても疎外感を感じてしまう訳です。ほのぼのとした物語の中にあって、この孤独感は際立っているだけに、流石に保に同情してしまいます。ただ、その苛立ちをサモンに当ててしまうのは頂けない。そんなことをするから余計にギクシャクしてしまうんですね。家族のために何とかサモンと上手くやっていこうと保はペットショップの店員にアドバイスを求めるのでした。

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ここで嬉しいのがその店員が芝二郎(佐藤二朗)だというところ。同じ亀井亨監督の『幼獣マメシバ』では主人公だった超ユニークキャラだったりします。余談ですが『幼獣マメシバ』は、芝二郎のウザキャラが最高に笑えるコメディとしてお勧めです。二郎のアドバイスで、まずは友達になることと教えられた保。サモンと同じ目線に立って、一緒になった“お座り”や“伏せ”をする姿はサモンと同様にとても愛おしい…何と良い父親なのか。この辺り、人間と犬或いは人間とネコの交流する姿を撮らせたらこの監督ほど上手い人もそうはいないかも。話せないけれど感情のある犬猫たちと、俳優たちが徐々にその距離感を縮めていく様子を実に自然に見せてくれるのです。当然サモンの名演技あるのですけど(笑)

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ただいくら帰省しているからといって、サモンの世話をお父さんに任せきりにする家族というのもいかがなもんなの?と思わなくも無かったのですが。(特に自分が飼いたいといった息子。)事件が一段落し、島に帰ることになった保。しかしその時はすでにサモンを中心として回っている家族の輪の中に彼もしっかり加わっていました。一応この後に、何故彼が犬嫌いになったのかの理由が判明するシーンが用意されているのですが、そこはエピローグ程度で実はもうどうでも良いことなのでしょう。家族仲良く大団円な姿を観ていると、苦手なはずなのにサモエドだったら飼ってみて良いかもとすら思わされてしまう、そんな作品でした。

個人的おススメ度3.5
今日の一言:ちはるさん久々に観た!
総合評価:69点

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