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| 200点のぶっ飛びアクションを見よ! |
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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の公開を前にシリーズを復習するシリーズ第2弾。第1作から4年後の2000年公開の作品だ。当時の流行だったのかは解らないが今回のトム・クルーズは前作から一転ロングヘアーでの登場である。また監督も迫力のアクションと映像の格好良さに定評があるジョン・ウー監督に変わったことで、ドラマ「スパイ大作戦」から続くスパイらしさを前面に押し出した流れから一転して、ケレン味溢れるアクション作品に仕上がっていた。もっともそれが気に入らない人も多いらしく公開時から酷評も見かけるが、中身の濃いスパイドラマを観たいのなら最初から観ないことをおススメする。本作は良くも悪くもジョン・ウーの映画だからだ。
簡単に言ってしまうと今回は細菌兵器を盗み、製薬会社との取引で莫大な金を手に入れようとする元同僚ショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)の野望を阻止することが目的だ。ただしこのアンブローズ、イーサンの替え玉を務めたこともある男で、イーサンの得意の変装術に長けていることからもかなりの凄腕のスパイだったことが想像できる。ところが残念ながら演じているダグレイはアメリカではともかく日本での公開作品が殆ど無く知名度が全くない。申し訳ないがトムと比べたら1:100だ。よってどうしてもイーサンと対等クラスの敵であると思えないのが残念なところである。更に言うとヒロインで腕利きの泥棒であるナイア・ホール(タンディ・ニュートン)も惜しい。
彼女は日本公開作品もあるし、ドラマでも著名。しかも最初に登場するときは強気の女泥棒姿からイーサンの片腕となるのかと思いきや、2人が恋仲になった瞬間、単にイーサンの弱点になってしまう。即ち彼女の元恋人がアンブローズという設定なため、彼の元にスパイとして潜り込むのだが、それがバレて人質とされてしまうのだ。要するに本作は前作以上にトム・クルーズを引き立たせるための演出・脚本に特化していると言って良い。他にも例えば、存在感としてはそこにいるだけでトム以上であるアンソニー・ホプキンスは、イーサンに指令を届けるだけで映画の最初と最後にしか出てこないのだから。前作で名優ジョン・ヴォイトがクライマックスまでトムとやりあったのとは大きく違う。
と、ここまでやけに否定的に書いてきたが、それでも筆者は前作同様本作も好きだ。正直言ってこの作品の見所は、自らにウィルスを感染させたナイアを救うために、アンブローズが持つウィルスの解毒剤を手に入れようと、彼と製薬会社の取引の現場に乗り込むシーンからラストまでの1シークエンスだけと言っても過言ではない。だがその1シークエンスこそがジョン・ウー×トム・クルーズの真骨頂なのである。無難にまとめられた作品より一点でも200点の突き抜けた所がある作品の方が魅力的だからだ。取引現場での格闘シーンでジョン・ウーお得意の白いハトが現れるのは、その前に何故かハトの群れがそこにいたことで想像はくのだけれど(笑)
二丁拳銃に飛び込み撃ち、派手なガンアクションは監督のお得意分野。更にアジトからバイクで逃げ出したあとのカーチェイスが痺れるようなかっこよさだ。車を爆破した炎の中から黒い皮のジャケットを来たイーサンがバイクで突っ切ってくる、ジャックナイフを決めターンざまに拳銃をぶっ放して敵を倒し、バックミラー越しに振り返らず敵を撃ち抜く。息もつかせぬ超絶アクションの連続は、トムが培ってきた自らのアクション能力をジョン・ウーが100%引き出した結果だ。全くため息しか出てこないほどにトム・クルーズがいい男である。アンブローズとのタイマン対決もこれがまた緊迫の度合い満点で、特にナイフがイーサンの目の寸前でとまるシーンはドキドキモノだった。
ハリウッド随一のスターの一人でありながら、未だにオスカー獲得経験がないトム・クルーズ。もしかしたらもっと作品を選べば獲れるのかもしれないが、しかし本作のような痛快アクション巨編が出来るのも彼ならではだし、彼に似合っていると思う。「ミッション:インポッシブル」は「スパイ大作戦」の映画化ではなく、“トム・クルーズ”のスパイアクション映画だということだ。
個人的おススメ度
4.0
今日の一言:この時のトムが38歳かぁ…見えない。
総合評価:80点
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