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2012年2月21日 (火)

ピラミッド 5000年の嘘/La révélation des pyramides

5000 かの有名な「ギザの大ピラミッド」を37年に渡り調査研究し、6年間検証を重ね、様々な科学者や専門家の証言を集めることでその秘められた謎に迫ろうと試みるドキュメンタリーフィルムだ。果たしてピラミッドは本当に王の墓だったのか?今まで常識だと思っていたことが覆され、意外な新事実に衝撃を受ける。
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そのまんまテレビでやってるってどういうこと?

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まるで雑誌「ムー」の特集を髣髴とさせるこの手の作品、個人的に非常に楽しみにしていたのだが、結論だけ言うと“私には”残念な作品だった。それは内容がという意味ではない。内容そのものは驚きを隠せないものばかりなのだが、問題はそれを知ったのが映画そのものではなくてその宣伝番組だったと言うことだ。一番有名な「ギザの大ピラミッドは、本当は4面ではなく、8面で構成されていた」という事実は普通に夕方のニュースで特集されていたほどだが、それ以外にも何故か既に知っている“謎”ばかり登場したのである。何故こんなに?と調べてみると公開10日前の2月8日に放送された「ザ・ベストハウス123」で思いっきり特集を組まれていて私はモロにそれを観ていた。

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「突然やってくる人類滅亡!超古代からの警告 ピラミッド2万6000年のカウントダウン」と銘打たれたその番組では、「ギザの大ピラミッドがクフ王の墓と言える証拠がない」こと、「星座の動きを計る時計である」こと、「その針がスフィンクスの視線である」こと、更にはもっとも驚きの事実である「ギザのピラミッド、南米ペルーのマチュピチュ、イースター島のモアイ像、南米ペルーのナスカの地上絵、クスコといった古代遺跡は赤道から30度の角度で地球を一周する第2の赤道上にある」といったことまで明かされていた。無論映画の公開は解っていたのだから観なければ良いのだが「テレビでここまで出すってことは、映画の方はもっと大きな秘密があるんだろう」と思っていたのだ。

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結論から言うと確かにテレビ番組の内容が全てではなかったが、大きな驚きを与えてくれる内容は殆どネタバレされていた…。しいて言うなら「ギザの大ピラミッドや巨大な像の多くが左右対称で現代技術でも困難なコンマ数ミリのズレしかない石積みで出来ている」といった事実や、「左右対称な像の顔のパーツが全て同じ大きさの円で出来ている」といったあたりに軽く驚いたぐらいだった。要するに本作では既存のエジプト学には矛盾があり、37年間に渡って調査・研究し、6年間に渡って検証した結果ある一つの事実が見えてきたのだと言っている。それは『ギザの大ピラミッドは、“墓”ではなく“時計”だ』と言うことだった。時間をかけただけあって検証された事実は確かに面白い。

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何も予備知識なしで本作を観る分にはこれはもうかなり引き込まれるのではないかと思う。ただ、最初の方で実際に建造物や像といった目に見えるモノを検証の対象としているうちは、「おぉ~、ほんとだ!すげぇ。」といった所なのだが、最後の方の地球の磁場の乱れの話になってくるとこれがとたんに胡散臭さも孕んでくる。いわゆる2012年人類滅亡説のたぐいの話しに聞こえてしまうのだ。更に言うと、この作品では反論する側の意見がまるで説得力を持たない…。作品側が一生懸命事実を積み上げても、いわゆる既存のエジプト学者の反応が、科学的な見地からというよりも「そんな常識ハズレなことは話しにならない」とでも言ったようにハナから相手にしていない。

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それがまたあまりにもわざとらしいステレオタイプな既存学者に見えてしまうので、この作品自体が茶番とまでは言わないが、どこか昔からある矢追純一系テレビ番組に見えてきてしまう。もちろんそれ系が好きな人には何も問題ないだろうが、せっかく映画にするからにはもう少しアカデミックに意見が戦わせられると作品自体のドキュメンタリー性も上がってくるように思う。この作りだと、正直な所私には本作よりも「ザ・ベストハウス123」の方が面白かった(苦笑)続編が用意されているとのことだが、願わくば次回は一切ネタバラシをすることなく公開まで行って欲しい。せっかく料金を払ってテレビで見た内容ばかりでは余りに寂しすぎる。

個人的おススメ度3.0
今日の一言:次の嘘はなんでしょうねぇ~
総合評価:63点

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コメント

まぁ。それは残念でしたね。。。
そんな番組の存在さえ知らず、全く予備知識なく観たわたしは幸せだったのでしょう。
たくさんの数学的事実から導かれる仮説の真偽はわからないまでも、
そう考えるのがいいのかもしれないと思いました。
数学の能力が皆無な上に、昼食直後の満腹状態で、
時々、気が遠くなりそうでしたが。

投稿: 悠雅 | 2012年2月21日 (火) 21時53分

◆悠雅さん

これは実際私は最初に知ったときにはもう身を乗り出してましたから。まさかそこまでマンマ映画の中身が出てるとは思いもよらず…。ってか普通思わないですよ~~><
あ、気が遠くなりそうな気持ちは良く解ります。正直ドキュメンタリーとしてのつくりはあんまり上手いとは思えなかったです^^;

投稿: KLY | 2012年2月22日 (水) 01時28分

こんにちは♪

吉村作治先生あたりの全うなエジプト考古学者が
ナビゲートするピラミッド特番あたりじゃあまり
紹介されていない情報のオンパレードだったんで
すげぇすげぇ!と興奮しながら観てたんすけど、
冷静になって観てみるとホント月刊ムーの域を脱
してないオカルトマニア、神秘学信奉者の妄想に
近かったぁなぁと今になってみると思えてきます。
特に最後の磁場の乱れ云々なんてR・エメリッヒ監
督が好みそうなネタでしたしね…。
にしても公開前の宣伝番組でネタのほとんどをバ
ラしてしまうのは許せないっすよね。
こっちは楽しみにして金を払って観てるワケです
しね~。(╬▼益▼)チッ

投稿: 風情♪ | 2012年2月22日 (水) 21時44分

◆風情♪さん

こんにちは☆

でもそう考えると月刊ムーは偉大ですなぁ。そんなんでもずーっと続いてるんですもん。(笑)そう、エメリッヒ好みw彼ならこの作品で検証されたことを交えながら映画にしあげますよね。
それにしても参りましたよ。やけに色んなところでやるなぁと思いつつ、さすがに殆どネタバレだとは思わないじゃないですか…。どういうつもりなんだろう。

投稿: KLY | 2012年2月23日 (木) 01時13分

去年の震災以来、家ではネット生活+外では毎晩映画館で、殆どテレビを点けないので(朝も点けない)そんな番組があったとは知らず
幸せな状況で映画を見ることが出来ました(笑)

エジプトはかなり憧れた地で
今から18年ほど前、9.11以来観光客の激減したエジプトに旅に出てカイロ・ギザ・ルクソールは勿論
移転されたアブシンベル神殿や、その神殿があった場所を埋めてしまったアスワンハイダムまで足を延ばしました。
本来の場所では年に2回、ラムセス2世の誕生日と即位した日の同時刻に、神殿奥まで日の光が入り3体の像をブレなく照らして居たのに
コンピューター技術を駆使して移した場所では毎年少しずつズレている。と聞き
古代のエジプト人の頭脳はドウなっていたのか?ワクワクしました。
また長年、神秘の場所として夢見ていたギザのピラミットの中を狭くて苦しい思いをしながらも昇ったのも夢のようでした。
でもホンの数年後に思い出も鮮明だったハトシェプト女王神殿でテロリストが外国人観光客に向け銃撃して日本人観光客の新婚さんら10人くらい亡くなってしまい
又行きたかったエジプトが遠い国になりました。

地球を一周する第2の赤道上の話とか、かなり感激して見てましたが
テレビで既に放送されてたのを見られてたら「それで?」ってなってしまいますよね。

映画を見てから復習篇として、その番組見たいですね(笑)

投稿: 西川ビッケ | 2012年2月23日 (木) 05時20分

◆西川ビッケさん

最初に見たときの驚きは凄かったですよ。第二の赤道の話とか、「マジかよ!」って。もちろん今回だって別に何も感じなかったわけじゃないですが、テレビでそこまで言った以上もっと何かあると思うじゃないですか。だからガッカリしちゃったというのはあると思います。
西川さんはエジプト行かれたんですかぁ。いいなぁ。私はその昔「大航海時代」というネットゲームで冒険家を選択して世界中の遺跡を巡ったりと、いつか入ってみたい場所がいっぱいあるんですが、アブシンベル宮殿とかもその一つなんです。

投稿: KLY | 2012年2月23日 (木) 13時09分

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