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2012年2月23日 (木)

ディセンバー・ボーイズ/December Boys

Photo 「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフ主演の青春ドラマ。孤児院で育った4人の少年たちの友情と心の成長を描いている。孤児院の仲間にクリスチャン・バイヤーズ、リー・コーミー、ジェームズ・フレイザーが、ダニエル扮するマップスの初恋の相手を『アイ・アム・ナンバー4』のテリーサ・パーマーが演じている。監督はドラマで活躍するロッド・ハーディ。
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大人になったあの気持ちを思い出すなぁ

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「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフがシリーズ以外で初めて主演した2007年公開の作品。ちなみにハリポタシリーズ以外はあとデビュー作があるだけである。(2012年2月1日現在)彼が扮するのはカトリック教会付属の孤児院で育った孤児の一人マップスという。物語はそのマップスとスパーク(クリスチャン・バイアーズ)、ミスティー(リー・コーミー)、スピット(ジェイムズ・フレイザー)の4人のひと夏の想い出を描いたものだった。4人は全員12月生まれ、故に「ディッセンバー・ボーイズ」なのだが、その誕生日のお祝いとしてとある入江にある家にホームステイすることを許されたのである。ただ少年といってもこの時点でラドクリフは18歳。

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一応4人の中で一番年長という設定なのだが、他の子たちが14、5歳だったせいか特に成長して見える上に、彼だけすね毛やら胸毛が生えているせいで4人を一つの仲間と観るのはちょっと違和感を感じてしまった。さてひと夏の想い出といっても具体的には2つある。1つは全員に関わる話であり、1つはマップスに関わる話だ。少年たちは入江でバイクのスタントマンであるフィアレス(サリバン・ステイプルトン)とテレサ(ヴィクトリア・ヒル)の夫妻に出会うのだが、ひょんなことからこの子供が出来ない夫婦が4人の中から1人養子を貰おうとしていることを知ってしまうのだった。ここから既に年を取りすぎていると諦めモードのマップスを除く3人の鞘当が始まることに…。

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もちろん孤児院にいて家族の愛情に飢えている彼らの気持ちは理屈では理解できるのだが、残念ながらいま一つ実感として捉えにくい。普段は厳格な環境のカトリック教会付属の孤児院で窮屈な生活を送っているであろう事は良くわかるし、段々年を取るに連れて引取り手が少なくなってくることも解るのだが、もう少し彼らの不安を表現するエピソードなり描写なりを最初に印象付けて欲しかった。そこが弱いせいか、3人がお互いに自分が気に入られようと頑張る姿が単に子供っぽく見えるだけになっている。一方のマップスは地元の少女・ルーシー(テレサ・パーマー)と出逢い恋に堕ちる。ルーシーは、強がってはみても世間知らずで、厳格な教会育ちだけにウブそのもののマップスに迫るのだった。

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岩場で経験するファーストキスと始めてのセックス。要するにマップスはチェリーボーイを卒業し、年齢だけでなく無事男になったわけだが、初体験の何ともいえない不安定さや、期待、そして何だか急に自分が子供ではなくなったような感覚は、同じ男としてはとても良く理解できる。どちらかと言うと童顔系なラドクリフの顔は少年以上青年未満的な微妙な状態を上手く伝えてくれていた。マップスが変わったことを転機にこの後様々な出来事がマップスを中心として少年たちに降りかかる。ルーシーが彼に黙って街に帰ってしまったり、ホームステイ先の老婦人ががんで倒れてしまったり、ミスティが海で溺れかかったり、フィアレスが実はバイクのスタントマンではないと知ってしまったり…。

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少年たちは世の中が完全に純粋ではなく、思うままにならないことは沢山あるのだということを身をもって知ってゆく。しかし周囲がどんなに変わろうが、唯一真実にして揺るがないものも発見するのだ。それは4人の友情だった…。入江という狭い空間、登場する人々もそう多くはない、この中で繰り広げられる人間模様はなにやら夢の中のようでもある。実際入江の主と呼ばれる巨大な魚や、魚を獲る馬といった、どこか非現実的な生き物も登場しファンタジックなイメージを醸し出していた。大人になった彼らからしたら、楽しかったこの入江の想い出は夢そのものだったのかもしれない。

個人的おススメ度3.0
今日の一言:ハリポタのイメージ抜くのは大変だな…
総合評価:63点

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