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2012年3月30日 (金)

ニューヨークの恋人/Kate & Leopold

Photo_2 ニューヨークのキャリアウーマンと125年の時を越えて突如現れた貴族の男が恋に堕ちて行く姿を描くファンタジックラブストーリー。主演は『あいつはママのボーイフレンド』のメグ・ライアン。共演に『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で兄弟役を演じたヒュー・ジャックマンとリーヴ・シュレイバーが出演している。監督は『ナイト&デイ』のジェームズ・マンゴールド。
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昔のメグはもう戻らないのかな…

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ここ数年全く日本での公開作品がない元祖ロマコメの女王メグ・ライアンの主演作品だ。共演のヒュー・ジャックマンは当時33歳でこの作品が4本目の出演作。当然ながらエンドクレジットもメグが一番で彼が二番目である。今やヒット作に続々出演し超人気スターとなったヒューと、ラッセル・クロウとの不倫、デニス・クエイドとの離婚ですっかり人気凋落してしまったメグの俳優人生が交錯したのが本作というワケだ。もっとも物語では現代のキャリアウーマン・ケイト(メグ・ライアン)と125年前のニューヨークの貴族レオポルド公爵(ヒュージャックマン)の人生が時空を越えて交錯するのだから、スケール感では遥かに大きいということになる(笑)

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レオポルドは没落貴族で、金持ちの娘との結婚を余儀なくされていたところを、ケイトの元彼スチュアート(リーヴ・シュレイバー)のミスで過去から未来に連れて来られてしまう。それにしても、この8年後によもやミュータントの兄弟役で共演することになるとは流石にこの時ヒューもリーヴも想像がつかなかっただろう。昔の人間が現代に連れてこられて、その環境の違いに右往左往するパターンは良くあるが、この作品はそうした面白さよりも、環境が変わっても生き方の軸がぶれないレオポルドの清々しさに引き込まれる。つまりフォーカスが当たっているのは125年前と今の人間に対してであって、現代の人間代表がケイトであり、またケイトの弟チャーリー(ブレッキン・メイヤー)なのだ。

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昇進のために上司とディナーを共にするケイトは、とにかく自分を認めてもらおうと必死だ。のし上がってゆくためには何だってする。しかしその実一皮向けばか弱い女性であり、彼女の生き方そのものが思い切り肩肘を張ったものだった。女性としての強さと弱さを上手く一つに同居させているのは流石はメグ・ライアンだと思う。今はすっかり変わってしまった容貌だが、この時はまだあの可愛らしいアヒル口も健在で、レオポルドの胸の中でムニャムニャ寝ている彼女の寝顔を観ると思わず抱きしめたくなるほどだ。一方のヒューのスマートさと来たらファン出なくとも堪らない。しかもレオポルドは生真面目一辺倒というワケではなく、チャーリーに女性の口説き方を教える柔らかい面も見せてくれる。

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最も柔らかいと言ってもちゃらちゃらしたものではなく、あくまで貴族として正統的なものなのだが、そもそも男女間の駆け引きなどたかだか125年程度で、もっと言えば身分の違いも含めて大差あるはずがない。知性と教養とユーモアに溢れ、相手の話をキッチリと聞き、機転の利いた答えを返す。しかもイケメン(笑)ただこの2人の生き方の違いにお互いが気付いてしまう事件が起こるのだった。まあ、生きてきた時代が違うのだから当たり前である。しかし恋とは面白いもので、最初は理屈から入っても一旦心が通じあるとそこにはもはや感情しかない。つまり、生き方が違うと解っていてもお互いにお互いを愛する気持ちは変えようがない。ではこの2人はどうするのか…。

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ここまでくれば答えは二つに一つしかない。現代のニューヨークで、自らが目指してきた仕事をとりこれから先も無理をして生きてゆくのか、レオポルドの時代に行き自分らしく生きるのか。当然どちらの選択をするのかは明白なのだが、解っていてもやはり結ばれる2人を見ていると心から祝福したくなる。こういう気持ちになれるのがロマコメの醍醐味と言えるだろう。それにしてもケイトとしての人生の選択は正解だったのに、メグとしての人生の選択を誤ってしまったのは皮肉としか言いようがない。彼女ももう50歳になる。今更この時のようなロマコメ路線と言うわけにも行かないだろうが、それでも彼女らしい愛嬌のある笑顔をまたスクリーンで観てみたいものだ。

個人的おススメ度3.5
今日の一言:DVDスルー作品ですら見当たらなくなってきたし…
総合評価:73点

作品情報
キャスト:メグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン、リーブ・シュレイバー、ブレッキン・メイヤー、ナターシャ・リオン、ブラッドリー・ウィットフォード、フィリップ・ボスコ
製作総指揮:ケリー・オーレント、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、メリル・ポスター
製作:キャシー・コンラッド
監督・脚本:ジェームズ・マンゴールド
原作・脚本:スティーブン・ロジャース
撮影:スチュアート・ドライバーグ
美術:マーク・フリードバーグ
音楽:ロルフ・ケント
原題:KATE & LEOPOLD
製作国:2001年アメリカ映画
上映時間:118分

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