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2012年3月18日 (日)

僕等がいた 前篇

Photo_2 1200万部を突破した小畑友紀の同名ベストセラーコミックスを2部作で映画化した前篇。北海道の高校で知り合った男女の恋模様を瑞々しく描く。主演は『ハナミズキ』の生田斗真と『ロボジー』の吉高由里子。共演に高岡蒼佑、本仮屋ユイカ、小松彩夏、柄本佑、比嘉愛未ら若手実力派が揃う。監督は『ソラニン』の三木孝浩。
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後篇への長い長いプロローグ?

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原作は未読だが、場内は生田斗真目当ての女子中高生、もしくはカップルだらけ。作品そのものもいかにも現代の若者の恋物語を描いたもので、大人から観ると甘酸っぱいノスタルジーを感じる部分もあり、バカバカしさを感じる部分もありといったところだった。二部作で描かれる本作、今回は全編に渡って登場人物が高校時代のお話である。ちなみに北海道は釧路の高校が舞台、しかも男の方が生田斗真とあっては、『ハナミズキ』を思い出さずにはいられないのだが、個人的にはあちらの方が断然好み。それにしても主だった登場人物は生田斗真が27歳、吉高由里子が24歳、高岡蒼佑が29歳とあって流石にもう高校生役は厳しかった。しかも学生服にセーラー服だ…。

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ただ全員が社会人になる後篇ではこの恐らくピッタリとハマってくるだろうから、前篇の間は我慢と言うことか。生田斗真は矢野元晴というイケメンで運動神経抜群で頭も良いという男子の敵のような役で唯一の欠点は音痴だというぐらい。一方の吉高由里子は平凡な女子高生・高橋七美という役だ。この2人が恋に落ちるのだけれど、矢野が以前の恋人・山本奈々(小松彩夏)を事故で失っていることですんなりといかない。具体的には奈々の裏切りだとか、奈々の妹・有里(本仮屋ユイカ)の存在がそこには関わってくるのだが、ともかく2時間の間にこの2人はくっ付いたり離れたりを繰り返すことになる。それにしてもあと30分短く出来なかっただろうかという気はした。

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やがて矢野の昔の事情が明らかになってくると、それが原因でお互いの想いがすれ違ってくる。更にそこに竹内匡史(高岡蒼佑)が絡んでくるのだが、残念ながらもうそのぐらいになると面倒くさい。竹内の役回りは定番で、要は元々七美の事が好きだったという設定。親友のために自分を抑えているも、2人のすれ違いが大きくなると彼自身が七美に告白しようとするのである。が、結局できずに七美の良き味方に納まるという…。要するに2人の恋路を邪魔するエピソードが2時間てんこ盛りということだ。その中にはハッとするほど素敵なシーンもある。例えば初めて七美が矢野に告白するシーン。夕暮れの教室に机を挟んで座る2人の姿は観ていて何より絵になるステキさだ。

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「好きかもしれない…」なんて告白する吉高由里子の表情を観ていると思わず抱きしめたくなるほどだった。それにしてもエピソードが多い割りには退屈に感じる部分も多かったのは何故だろう。多分それは恋する2人が主人公なのに作品自体は生田斗真のものだからではないか。要するにバランスが悪い。そもそもナレーションも吉高由里子がこなし、その回想を映像化しているため中心となる視点はどうしても七美になる。だから矢野の人となりや人物背景は詳しく描かれるのに、七美にはそうした描写が殆ど無い。例えば矢野は母親・庸子(麻生祐未)が登場し、竹内ですら姉・文香(須藤理彩)が登場するのに、彼女は両親も兄弟も一切登場しない。要するに彼女の側独自の人間関係が全く無い。

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あと、そもそもこの七美という役が吉高由里子に合っているのかという部分も少々感じた。ツンデレで快活、明るい可愛らしさが売りの彼女に田舎の平凡な女子高生というのはどうなのだろう。もっともこの辺は大人になったらまた見え方が変わってきそうな気もする。実際、ラストで社会人になった彼女は明らかに高校時代の彼女より似合っていたし、どうやら彼女の周りに新たな人間関係が築かれているようだった。まあそもそも田舎の純朴な女子高生と都会の働く女性ではメイクからして違うから見え方が違うのも当然と言えば当然だけれど。後篇では東京に出た矢野と彼女が出会えなかったということで話が進むらしい。話としてもここからどう出逢う方向にもって行くのかがとても興味がある。前篇の2時間は後篇のための長い長いプロローグと捉えた方が良いかもしれない。

movie 僕等がいた 後篇

個人的おススメ度3.0
今日の一言・吉高ちゃんなんか瞼が重く見える…
総合評価:64点

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受信: 2012年6月27日 (水) 22時34分

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