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2012年4月 2日 (月)

わが母の記

Photo 井上靖が自らの家族との絆を元に書いた同名の自叙伝的小説を映画化。とある小説家が老いて記憶を失ってゆく自らの母親との関わりを中心に、その家族の姿を映し出している。主人公の小説家を『きつつきと雨』の役所広司、その母に『悪人』の樹木希林、小説家の娘を宮崎あおいが演じる。共演には南果歩、キムラ緑子、三國連太郎といった演技派が揃った。監督は『クライマーズ・ハイ』の原田眞人。
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4月28日(土)公開

「わが母の記」は「わが父の記」でもある

 あらすじ 

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久しぶりに日本人らしい作品に出会えた気がする。原作小説が井上靖の手によることは知っていたが未読。しかし観始めて直ぐにこれがタイトル通り自叙伝的小説であることは解る。セリフに表れて来る言葉の使い方は堅くも無く柔らかくも無く、どちらかと言えば軽妙な会話のテンポは純文学のようでもあり、普通のドラマのようでもあり観ていて心にシックリとハマった。本作は凄く簡単に言えば、主人公で小説家の伊上洪作(役所広司)とその母で徐々にボケが進んで行く八重(樹木希林)を中心にした家族の物語である。ただ、洪作自身は普段は東京で家族と共に生活しており、郷里の湯ヶ島で八重の面倒を見ているのは洪作の妹・志賀子(キムラ緑子)夫婦だった。

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この地理的な距離感と親子の間の心の距離感がまた絶妙で、洪作は幼い頃母に捨てられたことを恨みながらも、母への愛情は強いのだ。老いて自分を息子と認識できなくなっている母のことを「恨む敵が自分をわすれているんじゃ勝負にならない」などと笑いながら受け入れる姿から、個人的に自分が子供の頃に両親や親戚が当時入院中だった祖父の面倒をみる姿を思い出した。とはいえそんな洪作の八重に対する態度が気に入らない者もいる。洪作の末の娘の琴子(宮崎あおい)だ。実は洪作と琴子の関係はこの物語のもう一つの大きな軸となってくる。父の祖母に対する態度や想いが、若い琴子にすればその時点で目に見える表面的な事象に左右されがちなのは当然だろう。

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更にそこには普遍的な、父と年頃の娘の関係も加わってくる。ただ、これが現代ならばケンカになったとたんにギスギスした人間関係に発展してしまうのが、そうはならないところに昔の家族の絆の強さを感じる。しかもこの時代の家族は単純に一家族ではなく、一族という広義の家族のことだ。物語が大きく動き始めるのは、志賀子の夫が交通事故で大怪我をしたあたりからである。洪作は琴子の提案で軽井沢の別荘で八重を預かることにするのだが、久しぶりに会う母の状態は益々酷くなっていた。ここで父の態度に批判的だった琴子ですら八重に怒りをぶつけるシーンがあるのだが、その姿からは、共に愛情はあるといっても息子のそれと孫のそれの根源的な違いを見せ付けられた気がした。

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この時ふと思ったのは、もしかしたらこの作品は「わが父の記」でもあるのかもしれないということだ。何しろこの作品では琴子の目線で洪作のことを綴っている部分が多々登場する。洪作は自分の家族を自らの作中に盛んに登場させているらしい。要は自分の作品の中に登場させた娘に自分を客観視させているような感覚に陥ったりもした。それにしても徐々に記憶を失っていく八重を演じる樹木希林は素晴らしいの一語に尽きる。想い出の中に生きる八重の姿、しかし必ずしも楽しい想い出ばかりではない。それは勿論ここからここまでと明確に区別できるわけではなが、その心情は彼女の演技からしっかりと伝わってきた。それとは別に彼女の可愛らしいお祖母ちゃん振りにも思わず頬が緩む。

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時々とんでもない発言をする八重に場内から笑い声も漏れていたのだが、個人的にはボケ老人の発言を笑うことに違和感を覚える。しかし樹木希林本人が持つイメージとだぶる部分もあって思わず笑みがもれてしまった。洪作を演じた役所広司の演技もいい。ずっしりと重みのある一家の大黒柱とは正にこのことだ。今の時代からしたら随分と亭主関白なのだが、それでも小説家という時代の流れを観るに長けた職業柄、一方では随分と理解力もあり優しく当時としては先進的な父親だったことが見て取れる。もっともそれは、売れっ子小説家という、経済的に恵まれた環境であったからというのも否めないが。ただ、洪作というキャラクターはモデル本人をちと美化しすぎではないのかという気もする(苦笑)

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ずっと母を恨みつつ愛してきた洪作が、母の自分に対する本当の気持ちを知るシーンでは、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のサンドラ・ブロックを思い出した。あの作品で母は息子に「私があなたから目を離すと思う?」と優しく語り掛けるのだが、本作の八重もそれは同じだ。いや彼女の場合、物理的に目を離さなくてはならない状況になってしまった分、心の負目は相当に大きいはずである。しかし、それでも母親は子供自身が気付かないうちにその姿を見ているのだ。八重は洪作自身が忘れてしまっていた子供の頃に書いた詩を大切に大切に保管していた。自分は母に愛されていたと知ったとき、そしてその愛を返そうと思ったとき、既にその相手は自分の事を誰だか判らなくなっている…。

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喜びと悲しみと後悔が同時に襲って来て胸に迫るシーンだった。この後、彼は何故母が自分を置き去りにしたのかを、意外にも美津の口から聞かされることに…。全てのわだかまりが氷解し、故郷沼津の海辺で八重をおんぶする洪作。まるで八重の表情は父の背中で安心しきって眠る少女のようにも見える(TOPの写真)このシーン私は邦画史に残るシーンだと思う。この時の役所広司と樹木希林の何ともいえない表情には心が揺さぶられた。誰でも人は老いる。この世に生まれて親の愛情をたっぷりと注がれ、やがて親は子供に戻り我が子の愛情をたっぷりと注がれる。少なくともこれが日本の家族の核となる風景ではないだろうか。その様子を見つめている琴子と洪作の間にもきっと同じことが繰り返されるはずだ。やっぱり本作は「わが父の記」でもある。

4月28日(土)公開

個人的おススメ度4.5
今日の一言:方言がね、地元を思い出します
総合評価:88点

作品情報
キャスト:役所広司、樹木希林、宮崎あおい、三國連太郎、南果歩、キムラ緑子、ミムラ、菊池亜希子、三浦貴大、真野恵里菜
監督:原田眞人
原作:井上靖
脚本:原田眞人
撮影:芦澤明子
美術:山崎秀満
照明:永田英則
録音:松本昇和
編集:原田遊人
製作国:2012年日本映画
配給:松竹
上映時間:118分
映倫区分:G

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