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2012年5月25日 (金)

フェイシズ/Faces in the Crowd

Photo 『バイオハザード』シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチが製作総指揮と主演を務めるサスペンス・スリラーだ。主人公は連続殺人犯に襲われ犯人の顔を見たにも関わらず、頭を打った後遺症で人の顔が判別できない相貌失認になってしまった女性。彼女の身に迫る危険をと恐怖心を描いている。監督・脚本はジュリアン・マニア。
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アイディアだけが良い作品の系譜

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キャッチコピーが「まばたきするたび、人の顔がリセットされる―」これだけ聞くと結構その設定に期待する人は多いのではないだろうか。だが実際には確かにリセットされるもののそれがストーリー上に上手く活かされていたとは思えない。ミラ・ジョヴォヴィッチ扮するアンナは恋人プライス(マイケル・シャンクス)と暮らし始めたばかり。そんな彼女のすむニューヨークで女性ばかりをねらった連続殺人事件が起こる。物語は、アンナがその殺人犯の犯行を目撃し、犯人の顔を目撃するも、その際に襲われたことで頭を強く打ち人の顔が判別できなくなる相貌失認になってしまったことから始まる。この設定は面白そう。何しろ人の顔が見えなくなった瞬間にもう忘れてしまうのだ。

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妙に笑えたのはそんなアンナのセックスシーンだ。何しろ彼女が目をつぶって開く度に自分に乗っかっている男の顔がかわるのである。個人的にはエキストラが大量に必要な作品だなぁと変なところで感心してしまった(苦笑)ちなみに似たようなテーマの作品は例えば10分しか記憶が保てない『メメント』だとか、1日しか記憶が保てない『ガチボーイ』何かが思い浮かぶのだが、今回の場合は瞬きしただけでもアウト。つまり彼女は目撃者として犯人に狙われるにも拘らず、彼女はその顔を覚えていないのである。これはかなりの恐怖心だ……って、ここでふと気付く。犯人の顔を知っていようがいまいが襲われる恐怖は同じではないか?何時どこで襲われるかなどは顔を覚えていても解らないのだから。

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まあ知っていたら確かに警察に協力はできるし、多少は用心できるということはあるかもしれないが。この後、彼女が相貌失認であることを何故か犯人は知ってしまう。それを知っているのはプライスと親友2人の他には警察の2人と医者だけだ。そのうちプライスは1度は容疑者になるが、そもそも彼女が犯人に襲われている時に電話をかけて来ているので違うことは明らかだ。犯人からかかってきた電話は男の声なので親友の女性2人や女医も違う。となればあとは警察の2人しか残ってないではないか…。刑事のケレストとプロファイラーのラニヨン(デヴィッド・アトラクチ)がその2人なのだが、最初の犯人候補に対する面通しの時に、そこにいる人間の中に犯人がいるとアンナは言うのである。

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この後ケレストは証人保護申請が却下されたアンナを自らの故郷に連れて行ったりと要するに恋に落ちるのだが、対するラニヨンはこれが不思議なほど登場してこない。結局最初にラニヨンに対して抱いた疑惑が確信に変わるのは早かった…。さて、ケレストは最初ヒゲ面で登場し、それをもってアンナが唯一その顔を認識できる人物、即ち彼が特別な存在であることを匂わせるのだが、彼女と一夜を過ごした朝に何故かそれを全部剃ってしまう。これは結局ラストへの伏線になっていた。ただそもそも登場したときのヒゲ面があまりにも取って付けたようで、あからさまなヒゲのオーバーアクションなのだ。これは何かあるなと思わずにはいられない(笑)

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果たして最後に犯人ラニヨン、ケレスト、アンナが揃った時、アンナの目には男性2人が同じ顔に見えてしまう。顔の判別がつかないのは理解できるが、それで何で2人の顔が同じになるのかはちと腑に落ちなかったりもするが、この際それはもう言うまい。鼻血を口の周りに塗りたくってヒゲを思い出させるケレスト。正直それも無理がありすぎだ。どう好意的にみても、ぼうぼうのヒゲ面とは似ても似つかない。アイディアはいいのに作品としては今二つぐらいの作品は例えば『シャッフル』だとか色んな作品があるのだが、本作もその系譜に連なる残念なB級映画と言えるだろう。

個人的おススメ度2.5
今日の一言:ミラは相変わらず美しかったけど
総合評価:54点

作品情報
キャスト:ミラ・ジョボビッチ、ジュリアン・マクマホン、サラ・ウェイン・キャリーズ、マイケル・シャンクス、デビッド・アトラッキ、セバスチャン・ロバーツ、マリアンヌ・フェイスフル
監督:ジュリアン・マニャ
製作総指揮:ミラ・ジョボビッチ
脚本:ジュリアン・マニャ
撮影:ルネ・オオハシ
美術:キャシー・マッコイ
編集:アントワーヌ・バレイユ
音楽:ジョン・マッカーシー
原題:Faces in the Crowd
製作国:2011年アメリカ・フランス・カナダ合作映画
配給:日活
上映時間:102分
映倫区分:PG12

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