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2012年7月21日 (土)

Miss Boys! 決戦は甲子園!?編

Miss_boys ひょんなことから女装応援団の団員になったバスケ部員が、女装甲子園目指して奮闘する姿を描いた青春コメディ。主演は主題歌を歌う「ココア男。」のメンバー鎌苅健太と鈴木勝吾。共演に辻本祐樹、馬場良馬、蕨野友也らが出演。監督は『昆虫探偵 ヨシダヨシミ』の佐藤佐吉が務める。バカバカしくもおかしい女装が当たり前の世界観が楽しい。
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この世界観に馴染むと結構オモロイ

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当ブログ一押しである片岡翔監督が脚本を務めた青春コメディである。ハッキリ言って鑑賞する動機はそれしかない。そして正直別に期待していなかった。予備知識は全く無かったがタイトルから何となく推察される内容、そして聞いた事も無い俳優たち、監督の佐藤佐吉にしてもちょいちょい見かける微妙な俳優という認識でしかなかったからだ。見始めてしばらくはやはり良くありがちな超マイナー映画の雰囲気がプンプンで、さして面白みも感じない。が、これが不思議なことに段々とこのワケの解らん世界観に馴染むに従ってどんどん話しに惹き込まれていくのだ。結論を言えばこれは嬉しい誤算で、贔屓目ではなく中々面白いコメディ映画に仕上がっていたと思う。

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主人公は坂本真実(鎌苅健太)と金子瞬(鈴木勝吾)。2人は星修学園の1年生だ。坂本は1年生ながらバスケ部のエースなのだが、先輩を先輩とも思わない態度が監督の怒りを買い、2週間の期限付きで応援団に入団し、精神を鍛えなおしてもらうことになる。で、その応援団に先に入団していたのが金子だった。金子もまた応援団で根性を付けるために入団していた。面白いのはここからで、実はこの星修学園応援団にはある伝統があったのだ。それは女装で応援すること。当然坂本は嫌がるが、監督はイヤなら辞めてもいいが、その代わりバスケ部も辞めてもらうと宣言するのである。面白いのは劇中では女装応援団が当たり前に受け入れられていることだ。

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ここのところがこの作品に馴染めるかどうかの最大にして唯一のポイントだと思う。この設定さえ素直に飲み込めてしまえば、後は結構笑える。愛称のつけ方なんかも下らなくて最高だ。真実だからマサミン、金子だからネコチャン、団長の桜井茂(蕨野友也)は桜だからチェリー、副団長で2年の三木紀男(辻本祐樹)はミキティ、そして普段は練習など一切しないくせに女装だけが大好きな3年生・諸星丈(馬場良馬)はお嬢ときている。お前ら場末のキャバレーの源氏名かと思わず突っ込みたくなった(笑)そう言えば少し前に俳優の杉浦太陽や芸人の金田哲が女装したバラエティ番組を見たが、これが解っているのにも関わらず恐ろしく綺麗だったのを思い出した。

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一応5人の立ち居地は決まっているのだが、いずれにしても彼らはそこまで綺麗かというとそうでもない。と言うか普通に男だろと思う。しかし映画的にはこのぐらいの方がギャグになっていて面白いだろう。私はその道には全く疎いので解らないが、女装する時にブラジャーまでつけるのは当たり前なのだろうか?(苦笑)さて、タイトルの「決戦は甲子園?!」だが、野球部の甲子園で応援合戦でもするのかと思いきやそうではなく、「女装甲子園」のことだった…。何と星修学園のライバル校にも女装応援団があり、どちらがより美しい女装かを競うのである。既に応援団でも何でもない気がするがそこは突っ込んではいけないし、甲子園と言いながらも何で2校なんだよ!という突っ込みも無用だ(笑)

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彼女が通う女子高が審査員になることで女装が彼女バレしたくないというマサミンの葛藤、女装甲子園代表の座を1年生のマサミンに持っていかれたミキティの悔しさ、ライバル校の選手の一人がアイドルと聞いて自信喪失するチェリーなどなど、扱っているテーマが色物の割りに悩みは案外普通の青春していたりする。無論結果は見る前から決まっているのだが、そもそもこの戦い自体、審査の基準や方法も明確にされていない。それは戦いの結果が問題なのではなくて過程が問題だと言う青春映画の王道をいく物語だからだろう。ハッキリ行ってお金は掛かっていないし、半分自主制作のような作品だが、だからこそ片岡翔の脚本の力が発揮されたと言える。

movie Miss Boys! 友情のゆくえ編

個人的おススメ度3.0
今日の一言:細かい小ネタが結構笑えるんだよね
総合評価:63点

作品情報
キャスト:鎌苅健太、鈴木勝吾、辻本祐樹、馬場良馬、蕨野友也、草野康太、相楽樹、松田凌、鈴木勤、植田圭輔、ショーン愛蘭、田崎アヤカ、辻伊吹
監督:佐藤佐吉
製作:林裕之
エグゼクティブプロデューサー:山口敏功
企画:宇田川寧
プロデューサー:梅橋美香
原案:佐藤佐吉
脚本:片岡翔
撮影:水野滋人
照明:緑川雅範
録音:坂上賢治
美術:及川一
衣裳:宮本まさ江
音楽:MOKU
編集:相良直一郎
主題歌:ココア男。
製作国:2011年日本映画
配給:ダブ、Thanks Lab.
上映時間:79分

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